カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6512 Daesang (South Korea) Jongga Real Kimchi Ramen

No.6512は韓国のDaesang、Jongga Real Kimchi Ramen。漢字で書くと大象(デサン)、宗家(ジョンガ)キムチラーメン、ハングルで書くと대상、종가집 김치라면となる。Daesangは韓国の総合食品メーカであり、特に韓国におけるキムチの販売シェアは21年連続No.1だそうだ(同社日本語版Webサイトより)。最近レトルトキムチを武器として即席麺市場に参入し、今回紹介する袋麺とカップ麺を揃えている。

ところで日韓関係が冷え込んだ昨今、ウチの試食記は国籍(やメーカ)によって色眼鏡をかけないことを宣言しておく。自らで目を覆って大切なことを見逃したら勿体ないからね。

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No.6511 Maggi (Malaysia) mi 2 minit Perisa Sup Tulang Berempah

No.6511はマレーシアのNestlé、Maggi mi 2 minit Perisa Sup Tulang Berempah。マレー語を訳すとSpicy Bone Soup Flavour、牛肉味なのでスパイシー牛骨味ということになる。調理例写真には麺の上にデッカイ骨付きの牛肉がゴロゴロ転がっており、きっとこの肉片だけで本製品の購入価格(日本円換算約46円)を遥かに超えてしまうんだろうなあ、と思ってしまう。

袋の隅に「6 Rempah」と書かれており、これは六つのスパイスという意味だ。中国の五香粉、日本の七味唐辛子もそうだが、スパイスというものは複数を組み合わせて使うべきということなのだろう。

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No.6506 Maggi (Malaysia) Pedas Giler!! Perisa Ayam Bakar

No.6506はマレーシアのNestlé、Maggi Pedas Giler!! Perisa Ayam Bakar。茹でた後に湯切りをする焼そば風汁なし麺でスパイシーなローストチキン味。パッケージの左肩に「Baharu Mi Goreng」と書かれており、訳すと新しいミーゴレン、という意味である。黒を基調としたパッケージは凶暴な辛さを予感させる。

マレーシアのNestléは昔から激辛の「Letup」シリーズを持っており現在でも継続している。なので今回のPedas Giler!!シリーズとの住み分けをどう行うのか興味深い。

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No.6503 Spot on (Papua New Guinea) Instant Noodles Beef

No.6503はパプアニューギニア(以下PNGと略す)のPacific Industries、Spot on  Instant Noodles Beef。Pacific Industriesという名の会社は世界中に複数あるのだが、今回扱うPNGの会社は自前のWebサイトを持っておらずFacebookで情報発信をしている。現在即席麺の話題は載っていないが、PNGの人々や景色が垣間見れて興味深い。この会社で一番有名なのは「gogo cola」であり、「PNG Made」という表示に自国生産の誇りが伺える。飲んでみたけど美味しかったよ。

I am Papua New Guinea Made
Proudly Made in Papua New Guinea

今回即席麺探索に行ったラバウルでは丁度このgogo colaを生産する工場の前を通った。単純だけどこういうのを見るとこの国や会社が好きになり、敷地に並んだ販促の看板などを目にするとついつい「がんばれ~!」と応援したくなっちゃうのだ。

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No.6501 日清食品 (Hong Kong) 出前一丁 香辣麻油味

No.6501は香港の日清食品、出前一丁 ①香辣麻油味。英文表記はDemae Iccho Spicy Sesame Oil flavour。香港版出前一丁はたくさんのバリエーションがあるのだが、基本となるのが經典系列(Classic Series)の②麻油味であり、今回の品はパッケージが似ているが全辛滋味系列(Spicy Series)に属する①香辣麻油味だ。そして③日本の出前一丁も似たような図柄であり、いきなりこの三品を出されて瞬別できる人は少ないだろう。

左上:①香港版香辣麻油味(今回)
右上:②香港版麻油味
中下:③日本版出前一丁(比較対象)
左下:シンガポール版Sesame
右下:ドイツ版Sesam

ちなにみシンガポール版出前一丁(Chu Qian Yi Ding)とドイツ版出前一丁(Demae Ramen)は白抜きの湯気が小さい。あと日本版だけ「出前一丁」の書体が違う。

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No.6499 Nissin Foods (USA) Top Ramen Shrimp Flavor

No.6499は米国の日清食品、Top Ramen Shrimp Flavor。米国日清食品の袋麺には出前一丁もチキンラーメンも(今は)無いのでこのTop Ramenが袋麺の代表格となる(日本から輸入されるRaohがあるが、街中には殆ど出回っていない)。と思ったら、カップ版のTop Ramenなんてのが出ていたんだね、知らなかった。

今年の6月にNYへ視察に行った際にはこんな製品を見た覚えがなかったのに?と思って調べてみたら、この7月8日に発表されたばかりだったんだ。くそー、あとひと月違っていたらなあ!電子レンジ調理可能というのがCup Noodlesに無い長所だね。

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No.6493 Spot On (Papua New Guinea) Instant Noodles Chicken

No.6493はパプア・ニューギニアのPacific Industries、Spot On  Instant Noodles Chicken。オーストラリアの北に位置する国だが一般的には馴染みが薄いというか具体的なイメージが湧きにくい国でもある。ここに即席麺など売られているのか?とあまり期待せずに訪れてみたら、あるわあるわ!様々な種類の袋麺がスーパーに並んでいた(カップ麺は殆ど無かった)。

唯一の赤い袋はSpot Onの姉妹品Beef味

さらに驚いたのは(今回の品は違うが)自国生産の即席麺まで存在していた!あと面白かったのは即席麺のパッケージの殆どが黄色いこと。上の写真は黄色い即席麺が十種類以上置かれている。この国では即席麺の袋が黄色くないと売れないのかな?

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No.6492 味王 (Taiwan) Rika Wo-Mien 力加麵 (for Panama Market)

No.6492は台湾の味王(アルファベット圏ではVe Wongと名乗る)、Rika Wo-Mien 力加麵。パナマ市場向けの製品である。最初この製品を手にした際、裏面にProducto de Taiwanと書かれていたから台湾製であることは判ったが、台湾のどの会社が作ったのか皆目見当が付かなくて途方に暮れてしまった。家に帰ってからバーコード数字の国籍・業者項(4 710008)をウチのデータベースで照合したところ味王製であることが判明した。

しかし、パナマというさほど即席麺が盛んではない場所に向けて専用の製品を用意するというのが興味深い。もっともパッケージは三~四十年前から時が止まったようなデザインなのだが。

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No.6487 Nissin Foods (USA) Top Ramen Chicken Flavor

No.6487は米国の日清食品、Top Ramen Chicken Flavor。Top Ramenは1970年に日清が米国に進出して最初に販売した製品である。当初は日本で作ったものを輸入販売していたが1972年、CA州LAに自前の工場を建て現地生産化した(1970年以前は別会社が日本の日清製品を小規模輸入販売していた)。

Top Ramenは昭和の時代からほぼ同じデザインで売り続けていたのだが、2017年10月に大規模なリニューアルを行い減塩や化学調味料不添加といった健康志向を打ち出した。既に2016年9月にはCup Noodlesが同様のコンセプトでリニューアルを済ませており、これが今後米国日清が進む道なのだな。

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No.6484 MAMA (Thailand) Oriental Kitchen Stir Fried Salted Egg Flavour

No.6484はタイのThai President Foods、MAMA Oriental Kitchen Stir Fried Salted Egg Flavour。塩卵味の汁なし麺。現在タイでは塩卵(カイケム、ไข่เค็ม)が人気沸騰中で、その流れをいち早く汲んだ今回の製品も大ヒットし、発売以来暫くはタイ国内でも入手が困難だった程らしい。

MAMAのOriental Kitchenシリーズはちょっと高級なプレミアム路線の製品群であり、私が知る限りでは2010年には存在していた。去年頃からOriental Kitchenのロゴマークを「OK」が強調されたものに移行している最中である。いざOK牧場!

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