カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6501 日清食品 (Hong Kong) 出前一丁 香辣麻油味

No.6501は香港の日清食品、出前一丁 ①香辣麻油味。英文表記はDemae Iccho Spicy Sesame Oil flavour。香港版出前一丁はたくさんのバリエーションがあるのだが、基本となるのが經典系列(Classic Series)の②麻油味であり、今回の品はパッケージが似ているが全辛滋味系列(Spicy Series)に属する①香辣麻油味だ。そして③日本の出前一丁も似たような図柄であり、いきなりこの三品を出されて瞬別できる人は少ないだろう。

左上:①香港版香辣麻油味(今回)
右上:②香港版麻油味
中下:③日本版出前一丁(比較対象)
左下:シンガポール版Sesame
右下:ドイツ版Sesam

ちなにみシンガポール版出前一丁(Chu Qian Yi Ding)とドイツ版出前一丁(Demae Ramen)は白抜きの湯気が小さい。あと日本版だけ「出前一丁」の書体が違う。

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No.6499 Nissin Foods (USA) Top Ramen Shrimp Flavor

No.6499は米国の日清食品、Top Ramen Shrimp Flavor。米国日清食品の袋麺には出前一丁もチキンラーメンも(今は)無いのでこのTop Ramenが袋麺の代表格となる(日本から輸入されるRaohがあるが、街中には殆ど出回っていない)。と思ったら、カップ版のTop Ramenなんてのが出ていたんだね、知らなかった。

今年の6月にNYへ視察に行った際にはこんな製品を見た覚えがなかったのに?と思って調べてみたら、この7月8日に発表されたばかりだったんだ。くそー、あとひと月違っていたらなあ!電子レンジ調理可能というのがCup Noodlesに無い長所だね。

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No.6493 Spot On (Papua New Guinea) Instant Noodles Chicken

No.6493はパプア・ニューギニアのPacific Industries、Spot On  Instant Noodles Chicken。オーストラリアの北に位置する国だが一般的には馴染みが薄いというか具体的なイメージが湧きにくい国でもある。ここに即席麺など売られているのか?とあまり期待せずに訪れてみたら、あるわあるわ!様々な種類の袋麺がスーパーに並んでいた(カップ麺は殆ど無かった)。

唯一の赤い袋はSpot Onの姉妹品Beef味

さらに驚いたのは(今回の品は違うが)自国生産の即席麺まで存在していた!あと面白かったのは即席麺のパッケージの殆どが黄色いこと。上の写真は黄色い即席麺が十種類以上置かれている。この国では即席麺の袋が黄色くないと売れないのかな?

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No.6492 味王 (Taiwan) Rika Wo-Mien 力加麵 (for Panama Market)

No.6492は台湾の味王(アルファベット圏ではVe Wongと名乗る)、Rika Wo-Mien 力加麵。パナマ市場向けの製品である。最初この製品を手にした際、裏面にProducto de Taiwanと書かれていたから台湾製であることは判ったが、台湾のどの会社が作ったのか皆目見当が付かなくて途方に暮れてしまった。家に帰ってからバーコード数字の国籍・業者項(4 710008)をウチのデータベースで照合したところ味王製であることが判明した。

しかし、パナマというさほど即席麺が盛んではない場所に向けて専用の製品を用意するというのが興味深い。もっともパッケージは三~四十年前から時が止まったようなデザインなのだが。

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No.6487 Nissin Foods (USA) Top Ramen Chicken Flavor

No.6487は米国の日清食品、Top Ramen Chicken Flavor。Top Ramenは1970年に日清が米国に進出して最初に販売した製品である。当初は日本で作ったものを輸入販売していたが1972年、CA州LAに自前の工場を建て現地生産化した(1970年以前は別会社が日本の日清製品を小規模輸入販売していた)。

Top Ramenは昭和の時代からほぼ同じデザインで売り続けていたのだが、2017年10月に大規模なリニューアルを行い減塩や化学調味料不添加といった健康志向を打ち出した。既に2016年9月にはCup Noodlesが同様のコンセプトでリニューアルを済ませており、これが今後米国日清が進む道なのだな。

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No.6484 MAMA (Thailand) Oriental Kitchen Stir Fried Salted Egg Flavour

No.6484はタイのThai President Foods、MAMA Oriental Kitchen Stir Fried Salted Egg Flavour。塩卵味の汁なし麺。現在タイでは塩卵(カイケム、ไข่เค็ม)が人気沸騰中で、その流れをいち早く汲んだ今回の製品も大ヒットし、発売以来暫くはタイ国内でも入手が困難だった程らしい。

MAMAのOriental Kitchenシリーズはちょっと高級なプレミアム路線の製品群であり、私が知る限りでは2010年には存在していた。去年頃からOriental Kitchenのロゴマークを「OK」が強調されたものに移行している最中である。いざOK牧場!

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No.6482 The Decent Noodles Factory (Thailand) iMee Shrimp Flavour

No.6482はタイのThe Decent Noodles Factory、iMee Shrimp Flavour。iMeeブランドは日本でも業務スーパーが五個パック製品を販売しているので見掛けたことがある人も多いだろうが、入ってきているのはTomYum ShrimpとGreen Curryだけであり、水色のShrimp味は日本では幻の即席麺である・・・ってそんなに大袈裟なものではないけれど。

この会社は輸出が主であり他にiDlesという製品群もある。しかしパッケージもバリエーションも味自体もiMeeに酷似しており何が違うのよ?と思っていたが、製品の内容量が違うことに気が付いた。iMeeが70gなのに対しiDlesは85g。

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No.6480 Maggi (Ukraine) Noodles Chicken

No.6480はウクライナのNestlé、Maggi Noodles Chicken。ギリシャ及びバルカン半島向け仕様で姉妹品のビーフ味をNo.6473、マッシュルーム味をNo.6477で紹介している。普段試食の順番を決める時は似たような製品が集中しないよう分散させるのだが、賞味期限の都合で早く食べたい場合はそんな悠長なことを言っていられない。

そう、三種のMaggi Noodlesはみなギリシャの果物屋の隅に並んでいたもので、買った時点で賞味期限を越すか越さないかという代物だった。大きめのスーパーだと製品の回転が速くて作りたての品が多いんだけど、地方の小さな店だと売れ残りの長期在庫品を掴まされることがある。

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No.6478 Tien Shan (France) Saveur Bœuf

No.6478はフランスのTien Shan、Nouilles De Blé Instantanées Asiatiques, Saveur Bœuf。ビーフ味。おそらくTien Shanはシルクロードが通り三蔵法師も訪れたという中国北西部の端にある天山山脈のことだろう。ついでに調べてみたら三蔵法師とは固有名詞ではなく尊称であり、西遊記に出てくる三蔵法師は「玄奘三蔵」といって数多い三蔵法師のうちの一人だそうな。

パッケージの図柄も中国っぽさが滲み出ており製造も中国かな?と思って裏面を見ると、隅にちっちゃ~く”Fabriqué en Thaïlande”と記されていた。タイ製だったんだ。

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No.6477 Nestlé (Ukraine) Maggi Noodles Mushroom

No.6477はウクライナのNestlé、Maggi Noodles Mushroom。ギリシャで購入したもので、こことその北方のボスニア・ヘルツェゴヴィナ、アルバニア、モンテネグロ、ブルガリア辺りの国々に向けた輸出仕様。No.6473ビーフ味の姉妹品。

パッケージには0.88(Euro)という値札が貼ってあるが、レシートを確認したら0.80Euro扱いになっていた、ラッキー!とはいえ買った時点のレートで換算すると約100円、一個の袋麺としては決して安くない。まあ今回の品は観光地の果物屋で買ったから割高だったという理由があって、普通のスーパーへ行けば70~80円相当で入手できた模様。

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