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No.7811 田中商店 酒蔵ラーメン みそ味

No.7811は北海道の田中商店、酒蔵ラーメン みそ味。No.7801で姉妹品の醤油味を紹介している。製造は札幌麺匠。醤油味と同じくスープに国稀(増毛町にある酒蔵)の酒粕を使用している。

この製品、醤油味の時もそうだったが、作り方説明の文章と挿絵が合っていない。文章では「麺とは別の小さな鍋にスープと水約350ccを入れ、よくかき混ぜて火にかけます・・・」とあるが、挿絵は丼に液体スープと熱湯を注いでいるので鍋は不要。

醤油味では文章に従い作ったが、今回の味噌味では挿絵に倣うこととした。まあどちらの方法で作っても味に顕著な差が出るとは思えないし、後者ではスープを温めた鍋を洗う手間が省略できるな。

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No.7804 ナルト 成戸製麺所 和歌山中華そば

No.7804はナルト、成戸製麺所 和歌山中華そば。ノンフライ麺と豚骨醤油スープの組合わせ。No.7744で同社の紀州南高梅ラーメンを紹介し、透明でシンプルな外装袋とドーナツ状にくるっと成形された麺が透けて見え、包装方法の面白い製品だなあと思ったが、今回の品は外から見た印象があくまで普通の袋麺である。

外装袋に書かれた文言はちょっと俗っぽいというか、素朴さを失ってしまったように感じてしまった。だが開封すると中身は紀州南高梅ラーメンと同じような作りであり、麺に関してはほぼ同じようなものなのだろう。まあこれはそれぞれの製品で対象とするユーザ層が違うための、作り分けをしているのかもしれない。

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No.7801 田中商店 酒蔵ラーメン しょうゆ味

No.7801田中商店、酒蔵ラーメン しょうゆ味。同社は北海道増毛郡増毛町にある会社、というかラーメン店で、店の向かい側に日本最北の酒蔵、国稀(くにまれ)酒造が建っている。

▲国稀酒造(北海道増毛郡増毛町)
試飲・見学・酒類及び関連製品の販売あり

今年の七月に日本酒を買うため国稀酒造を訪れた際に今回の品と遭遇し、スープに酒粕を使った製品とのことで即購入した。なお本製品の製造はサッポロ麺匠。今は札幌麺匠という社名の筈だがサッポロが片仮名なのは昔の表記なのかな?

▲作り方の説明文と挿し絵が合っていない
今回は説明文に則って作った

国稀酒造へ行くと各種日本酒の試飲ができるのだが、生憎今回は車で訪れたのでグッと我慢。自分へのお土産用としてこの酒蔵でしか買えない酒や酒粕入りアイス、そして酒粕入りのラーメンを購入した(味噌と醤油)。

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No.7798 札幌麺匠 北海道ラーメン 味噌

No.7798札幌麺匠、北海道ラーメン 味噌。同社は本社が北海道空知郡南幌町で、工場は札幌市。1993年創業で従業員数17人。私は空知郡に対して曖昧な知識しか持っていなかったが、札幌〜旭川間にある六つの町からなるもので、空知地方というと岩見沢(今年の夏に滞在した)や滝川などの市も含まれるんだね。

今まで札幌麺匠が製造の委託を受けて他の会社が販売を行う製品を何度か紹介してきたが、今回の品は札幌麺匠がオリジナルブランドで販売も行うもの。同社は最近急速に頭角を現してきたように見受けられて、将来は北海道の乾燥麺製造において菊水や藤原製麺などと並ぶような存在感を得るようになるのでは?などと期待する。

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No.7797 肉のハナマサ お肉屋さんが作ったカレーラーメン

No.7797花正、肉のハナマサ、お肉屋さんが作ったカレーラーメン。製造は静岡県の住岡食品。かつてハナマサは「プロ仕様」という即席麺群(カップ麺も有)を出していて、二十年ほど前に何度か試食紹介を行った。ウチの生活圏には肉のハナマサが無いこともあり、その後暫くは縁がなかったのだが、今回久しぶりにハナマサの即席麺と遭遇する機会があり、迷わず購入した。なお現在の品揃えにカップ麺はなく、袋麺だけのようだ。

ハナマサの袋麺には多くの種類がある中で、「お肉屋さんが作った」というサブネームが付くのは今回のカレーラーメンとカレーうどんのみ。少なからぬ思い入れとかコダワリがあるものと推測する。

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No.7789 小六 北海道限定 うにラーメン

No.7789は札幌市の会社の小六(ころく)、北海道限定 うにラーメン。二年前に同社のかにみそラーメン(No.7368)、ほたて醤油ラーメン(No.7390)を紹介している。しかし以前は製造者がマルワ製麺で小六はあくまで販売者だったのが、今回は製造者も小六になっていた。この二年の間に何があったんだろう?

うにを前面に据えた即席麺は少なく、ウチでも過去にカップヌードルリッチと釜石振興開発(袋)の二品しか取り上げていない。そして両者ともうにらしい磯臭さや生臭さを抑えた、なるべく嫌われないように配慮したような味作りだと感じた。もちろん間口を広げることは大切だが、物足りなさを感じたのも事実である。

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No.7787 大黒天物産 九州の味とんこつラーメン

No.7787大黒天物産、九州の味とんこつラーメン。同社は倉敷市に本社を置く小売業で、本製品の製造は佐賀県の伊之助製麺。大黒天物産にはプライベートブランド「D-PRICE」の即席麺が存在し、ウチでは今までに六製品を紹介した。今回の品はD-PRICE名義ではないが、打ち出の小槌のマークが共通している。

大黒天物産はラ・ムーやディオなどの実店舗を展開するが、ほぼ西日本限定であり関東圏の人間には馴染みがなく、今回の品は私が九州に遠征した際に初めて遭遇したもの。マルタイ風の二食入り棒状麺に液体スープが付いて税抜119円、というのは結構なお買い得品のように見えて、つい手が出てしまったよ。

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No.7783 サンユー 久留米とんこつラーメン

No.7783サンユー、久留米とんこつラーメン。同社は福岡県久留米市にあるお菓子問屋で、本製品の販売者。麺の製造は江崎製麺、スープはニビシ醤油による。元来オアシスという会社が販売していた製品を、2018年にサンユーが事業買収したもの。

袋の裏面を見ると、右半分を覆うようにシールが貼られている。記載内容の大幅変更があったようで、シールの下に書かれた内容を解読してみた。

販売者がオアシスからサンユーに移管したことによる変更かな?と思ったらさにあらず、麺の製造者が昔(シールの下)はヒガシマルだったのが江崎製麺に変わっている。2024年11月に麺の調達先を変更したのに伴い質量や成分値、JANコードの表示も変わったようだ。なかなか波瀾万丈の歴史がある製品だねえ。

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No.7778 味の素 Yum Yum トムヤムクンクリーミーヌードル

No.7778味の素、Yum Yumトムヤムクンクリーミーヌードル。元来Yum Yumは日本の味の素がタイのWan Thai Foodsへ出資して作った即席麺ブランドで、1973年に生産を開始した。私もアジア食材店を回ったりタイへ行ったりして同ブランド製品を過去55回紹介してきた。

そのYum Yumの日本語版製品が出る!と聞き、最近の日清やエースコックを倣って現地で日本語版パッケージを作り輸入したものかと思ったら、なんと国内生産。そして製造はあのつばめ食品に委託しているとのこと。製造品質は日本の水準に則ったものになるだろうという安心感と、タイの味覚が牙を抜かれるのでは、という不安が交錯する。

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No.7774 長万部漁業協同組合 湾宝ホタテ塩ラーメン

No.7774は長万部漁業協同組合、湾宝ホタテ塩ラーメン。製造は札幌麺匠。湾宝(わんぽう)は長万部産ホタテのブランド名。

この製品を見つけた際、覗き窓から見えるホタテの迫力と持った際の重さに驚いた。そして税込1,080円という価格に度肝を抜かれ、「果たして私はこんな高い製品を買って良いのだろうか?」と自問自答を繰り返したが、超高額な即席麺がどのようなものか把握することは即席麺ハンターとしての責務であり、買うべし!との結論に達した。

ローカルな即席麺と出会った際、300円程度なら殆ど抵抗感なく買えるんだけど、500円を超えると心理的な抵抗がグンと強くなる。今回は千円越えであり、期待と不安が交差する。

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