カテゴリー別アーカイブ: 10日本のカップ麺

No.7560 寿がきや食品 そばきや 和風とんこつ味

No.7560は寿がきや食品、そばきや 和風とんこつ味。製造はまるか食品。

かつてこの両社はノンフライ麺の生産をテーブルマーク系の加ト吉水産に委託する、いわば顧客同士の関係だった。しかし2021年7月に加ト吉水産の群馬工場が寿がきや食品へ譲渡され、ペヤングのノンフライ麺は寿がきや食品が製造するという製造者と顧客の関係に変化する。今回の品はこうしたお付き合いから生まれた産物なのだろう。

製品の問い合わせ先やJANコードは寿がきや食品のものだが、見た目はまごうことなきペヤングソースやきそばの文法に添うもので、寿がきやスーちゃんにはアウェイ感が漂うのを否めない。ペヤングの操り人形と化しているのでは?

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No.7559 ヤマダイ ニュータッチ凄拉麺 もっちり極太麺とコク醤油ダレの油そば

No.7559はヤマダイ、ニュータッチ凄拉麺 もっちり極太麺とコク醤油ダレの油そば。茨城を中心に店舗を展開するスーパー、カスミの専売品。No.7549で姉妹品のなめらかな中細麺と焼豚入りコク醤油ラーメンを紹介している。

ヤマダイの看板製品である凄麺をもじったような凄拉麺という製品名であり、麺はノンフライ。価格は税抜228円で凄麺(希望小売価格255円)の実勢価格より少し安い程度。

今回の品は湯切りをする汁なし麺。現行の凄麺汁なし麺は名古屋及び広島という特定地域に紐付た製品である。一方で今回の品は特定の場所に関係しない全国区的なものである。万人に愛される普遍的な味なのか、それとも没個性な味なのか?

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No.7557 サンポー食品 コクの一杯 鶏ガラ醬油ラーメン

No.7557はサンポー食品、コクの一杯 鶏ガラ醬油ラーメン。2023年7月に今回の品の他に豚骨ラーメン(No.5717で紹介)、味噌ラーメン、海鮮しおラーメンの四種類が発売された。2024年2月には鶏白湯ラーメン(No.7537)が追加されたが、現在同社サイトには情報が載っていないので、期間限定だったのかも。

オープン価格ではないものの、税抜希望小売価格が172円なので同社の焼豚ラーメンよりも格下の、お買い得品としての位置付けなのだろう。不思議と関東圏でも安売りの現場によく遭遇する。CGCグループ限定かな?

そんな安価な製品だが、フタのグラフィックはちょっとお洒落であまり古臭さを感じないもの。

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No.7552 明星 ロカボNoodlesおいしさプラス ピリ辛酸辣湯

No.7552は明星食品、明星 ロカボNoodlesおいしさプラス ピリ辛酸辣湯。同社は低糖質麺シリーズを2015年に発売し、翌年には派生製品としてLow-Carb Noodlesを出すなど糖質を抑えた製品を積極的に出し続けている。ロカボのカボは糖質:Carbohydratesのことだと思うが、この単語は糖質ではなく炭水化物を指す場合もあってややこしい。

▲左:低糖質麺はじめ屋(2015年)
右:Low-Carb Noodles(2016年)

大雑把に言うと炭水化物=糖質+植物繊維となる。即席麺の栄養成分表示では炭水化物のみ記載されているものが大多数で、糖質だけの値を知ることが出来る製品は少ない。ちなみに今回の品は炭水化物30.5g、糖質17.7g、食物繊維12.8g。

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No.7550 山本製粉 そば

No.7550は愛知県の山本製粉、そば。税抜価格僅か88円で購入。大企業売れ筋製品の「見て見て!コレ美味しいよ!」と訴求する物欲しそうなデザインとは対照的な、何ともうら寂しさを感じさせるパッケージで、無地の赤い暖簾が行き場を失い途方に暮れた存在に見える。とはいえ脱力系草食種のデザインも良く見れば味わいが深く、愛おしさすら感じてしまう。この図柄を肴に楽しい酒が呑めそうだ。

同社サイトを観ると、もう少し攻めたデザインの「小えび天入りそば」という製品も存在するが、今回の品には小えびが入っておらず細かなスペックも違うので別物なのだろう。販路限定品なのかな?

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No.7549 ヤマダイ ニュータッチ凄拉麺 なめらかな中細麺と焼豚入りコク醤油ラーメン

No.7549はヤマダイ、ニュータッチ凄拉麺 なめらかな中細麺と焼豚入りコク醤油ラーメン。茨城県を中心に展開するスーパーのカスミ専売品。ヤマダイの本社は茨城県結城郡八千代町、カスミの本社は茨城県つくば市、ということでご近所同士だね。

凄麺同様のノンフライ麺で全部で四種類(全て入手済)。凄と麺の間に「拉」を割り込ませたブランド名で類似性を示唆するが、フタのグラフィックは長い製品名を黒く大きな文字でデカデカと配してちょっと下品。色使いを見てもあまり高級感を感じない。まあこれは凄麺を越えない、凄麺よりも格下であることの表現であろう。凄拉麺は全種類税抜228円で、凄麺の実勢価格よりも少し安い程度。

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No.7547 イトメン カップコーンバター風醤油味ラーメン

No.7547はイトメン、カップコーンバター風醤油味ラーメン。製品名はバター「風」となっているので、実際のバターを用いるのではなくフレーバーとかシーズニングと呼ばれる香り付け添加物によるものである。私は即席麺において(本物素材を使わない)バター香料による演出を毛嫌いする気持ちは全然無いが、味造りの上手い下手が顕著に現れる素材だと思っている。

ウチの試食データベースを調べるとバター風味の即席麺は圧倒的に味噌味が多く、次が塩味で、醤油味は実施例が少ない。上手く調和させるのが難しいのだろうなあ。そこでバタ―風味と相性の良いコーンを(調理例写真を見る限り)たっぷりと使って何とかまとめている様子が伺える。

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No.7546 マルちゃん正麺 カップ たらこ味焼そば

No.7546は東洋水産、マルちゃん正麺 カップ たらこ味焼そば。各社からたらこ風味のカップ焼そばが販売されていることは認識しているのだが、積極的に手を出そうという気持ちにはならず見送る場合が多かった。

ウチのデータベースを検索すると、たらこ&焼そばの試食は過去五回(明太子を含むと九回)しているが、総じてあまり芳しい評価をしていない。たらこを使う麺料理ならば中華麺ではなくパスタにしとけよ、というのが私の本音である。

だが今回正麺シリーズの一つとしてたらこ味焼そばが出て、麺質が高ければ焼そば&たらこの組合せもアリなのかもしれない、という期待があったから。私の既成概念を覆すことが出来るだろうか?

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No.7545 日清のどん兵衛 琉球そば

No.7545は日清食品、日清のどん兵衛 琉球そば。この四月に発売された製品。私は今まで琉球そばという料理の名前を聞いたことがないのだが、少なくとも本製品に関しては沖縄ではなく琉球であることの特別な拘りはなさそうで、沖縄そばと同じ意味合いで使っているように思われる。

No.7542で明星食品の沖縄そばを紹介したばかりだが、この両社はここ三年ほどゴールデンウィーク直前に沖縄そば風製品を出すことを常としている。どん兵衛に関しては去年まで沖縄風そばという製品名だったが、これは本場沖縄そばの定義から外れる要素があるので「風」を入れたのだろうと推測するし、今年は琉球そばとすることで「風」が外れたのかな?

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No.7542 明星 食べて応援 沖縄そばタテ型

No.7542は明星食品、明星 食べて応援 沖縄そばタテ型。丼型の沖縄そばとは別物で、市場では共存する。食べて応援というのは売り上げの一部を環境保全活動へ寄付することを指す。

▲昔の袋版沖縄そば(沖縄明星食品、1996年)

▲昔のカップ版沖縄そば(沖縄明星食品、1997年以前)

明星食品は1988年に袋版の沖縄そばを発売した、即席沖縄そばの老舗企業だといえる。なお昔は明星食品傘下ではあるものの、沖縄明星食品という別会社が販売していた。沖縄限定販売といいつつも関東圏で入手できる機会は結構あり、東洋水産と並んで沖縄そばの名を全国に広めた立役者だといえよう。私が初めて沖縄の地に立ったのは2001年のことだが、この時の主目的は「生の」沖縄そばを食べることだったし。

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