No.7430はフィリピンのZest-O、Quickchow Pancit Canton Toyomansi Flavor。麺を湯切りしてソースと絡める汁なし麺。東南アジアの三大汁なし麺はインドネシアのMi goreng、タイのPhat khi mao、フィリピンのPancit Cantonだ(異論は認める)。米粉麺を含めばタイのPad thaiもあるな。
Pancit CantonにはKalamansi味というのが一般的で、これは同名の柑橘系果実のこと。そして今回のToyomansiのToyoはタガログ語の醤油、決して東洋とかトヨタのことではない。Kalamansi+醬油味という意味。
食べてみて、酸っぱさが前面に張り出している印象。酸味成分は粉末スープに含まれるので、やや人工的というかケミカル臭さを伴うものの、嫌味には感じない。醤油成分は香り付け程度だが、これが酸味の鋭さを少し緩和しているようにも感じる。
インドネシアのMi gorengやタイのPhat khi maoと比べて唐辛子の辛さは無く、香やや甘ったるさにもそれぞれが違う個性を持っているね。(最近ようやく区別が付くようになってきたよ。大した知識は無いのだが、国ごとの気候や人々の気質、歴史などを想像しながら味わうと面白い。)
麺は2mmの角断面で、細い割にはふっくらした口当り。輪郭は曖昧で、少しベタベタするような舌触り。気泡感はなく、粘りが強くもちもち感があり、重量感も強いが、反面歯応えは鈍い。量は少ない。
ソースは柑橘系の酸っぱさが全面に出ており、ここに醤油が加わるもの。醤油は香り付け程度で、味の主役ではない。うま味はかなり強い。全体的に単調で、また辛い刺激はないものの、酸味があるので退屈さは感じない。
薬味は僅かなネギだけ。具は調理例写真のように魚介類を入れるとうまく合いそうだ。
国名 | フィリピン |
ジャンル | 袋汁なし麺 |
EANコード | 4 804888 800983 |
会社名 | Zest-O |
製品名 | Quickchow Pancit Canton Toyomansi Flavor |
謳い文句 | mas pinasarrrrrap! |
調理方法 | ゆで2.5分お湯切り |
質量 | 内容量65g |
熱量 | 300kcal (1256kJ) |
Na | 0.4g |
付属品 | 液体ソース、粉末ソース(ネギ入り)、調味油 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 2mmの角断面、輪郭は曖昧でベトつく舌触り、細い割にはふくよかだが歯応えは鈍い |
汁・ソース | 柑橘系の酸味が前面に出る、醤油は香り付け程度、旨味は強く辛さはない、やや単調 |
具・その他 | 具を入れるなら鶏や海老が似合いそう、似た構成のミーゴレンと比べ甘ったるくない |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2024/01/09 |
賞味期限 | 2024/02/11 |
入手方法 | 2023/11/01 RJ Mart (Taiwan) |
税込購入価格 | 10 TWD (≒47 JPY) |