No.7799はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 長岡生姜醤油ラーメン。今年の7月に発売された新製品なのだが、同社にはそれ以前にも非凄麺で揚げ麺の長岡醤油ラーメンという名の製品が存在していた。凄麺だから偉いという訳ではないが、金額的に見れば昇格と言えるだろう。
▲非凄麺、揚げ麺のニュータッチ長岡醤油ラーメン
「ご当地満腹食堂」扱い(2022年、税込106円で購入)
長岡の花火を配した構図のパッケージデザインは非凄麺版と酷似している。麺の質感は全くの別物だろうが、製品全体の方向性は同じだよ、というメッセージなのだろうか?
ウチでは袋麺とカップ麺の長岡生姜醤油ラーメンをいくつか紹介してきたが、主張の強い生姜をどのように手懐けるかで結構大きな差が出ると感じていた。今回の凄麺がどのように処理しているかが楽しみだ。
食べてみて、今まで食べた即席の長岡生姜醤油ラーメンの中で、最も生姜の活かし方が上手い製品だと思った。生姜の搾り汁みたいな香りがガンガン出ているが過剰さや苦味はしない。無骨さや鋭さを感じさせず、醤油やポーク味と違和感なく融合していた。
そして麺もスープも基本はガッシリした重厚なものであり、強い生姜の香りが勝手に暴れる余地はない。生姜以外には強く主張をする要素が決して多くないスープなのだが、結果的にバランスが取れていて、それでいて雑味が少なく十分に刺激的な個性が感じられる製品に仕上がっている。個人的にはピンポイントで上手い落としどころを突いた製品だと思った。
一方、ヤマダイで以前あった非凄麺の長岡醤油ラーメンと比べ、生姜の香りを上手くコントロールしている点は共通するが、やはり揚げ麺とノンフライ麺の違いは大きく、製品としては別物だなあと思った(購入価格も倍以上違うが)。非凄麺版も悪くないなあと思った反面少々泥臭い印象があったものが、今回の凄麺版はスッキリと味香りが整理されていた。
| 国名 | 日本 |
| ジャンル | カップラーメン |
| EANコード | 4 903088 018225 |
| 会社名 | ヤマダイ |
| 製品名 | ニュータッチ凄麺 長岡生姜醤油ラーメン |
| 謳い文句 | 新潟 生姜が香るキレのあるスープ ゆでたてに旨さ、再現! |
| 調理方法 | 熱湯5分 |
| 質量 | 内容量115g/麺65g |
| 熱量 | 333kcal (1,399kJ) |
| Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量1.4+5.7g) |
| 付属品 | 液体スープ、味付豚肉、かやく(メンマ・ねぎ・なると・ホウレン草) |
| ノンフライ麺 | ○ |
| 湯切り | 不要 |
| 麺 | 麺は幅3mmの扁平断面で、輪郭は鋭くなく、適度な縮れとねじれが舌先を刺激します。太くて密度が高そうな重量感があり、どっしりした安定感があります。凄麺らしい、とても質感の高い麺です。 |
| 汁・ソース | スープは透明感がある濃い茶色です。生姜の搾り汁のような匂いがとても強いですが、ポーク主体の醤油味とうまく融合しています。生姜だけが突出したり、浮いていたりしないのがとても良いです。余計な混ぜ物や雑味が少ない感じで、目標とそこへ至るまでの経路が明快なスープです。 |
| 具・その他 | チャーシューは直径5cmで、薄いですが、ちゃんと肉の味と香りがします。メンマも薄いです。ほうれん草はちょっとしたアクセントになります。 食べると体が熱くなります。生姜という癖の強い食材を上手く使いこなした、完成度の高い製品です。 |
| 総合評価 | ★★★☆3.5 |
| 試食日 | 2025/10/12 |
| 賞味期限 | 2026/01/07 |
| 入手方法 | 2025/08/03 相鉄ローゼン |
| 税込購入価格 | 291 JPY |



