No.7420 (Taiwan) 味丹企業 双響泡 沙茶鍋燒湯麵

No.7420は台湾の味丹企業、双響泡 沙茶鍋燒湯麵。双響泡という名が示唆するように、麺が二個入った大盛りカップ(台湾では即席麺のことを泡麵と呼ぶ)。麺の質量は表示されていないが、実測すると二個合計で約90g、丁度スーパーカップと同じだね。沙茶(しゃーちゃ)とは魚介ベースで香辛料の効いた調味料。

▲味毎にキャラクターが異なる

カップにはアニメ調の女性が。双響泡は五種類の味があり、それぞれに違うキャラクターが割り振られている。現地の製品プロモーションビデオは若者向けに振ったもので、学生を主な購買層として想定しているのだろう。こうした製品をバンバン出しているので、今回の訪台では味丹企業が突出して勢いがあるように感じられた。

▲双響泡のプロモーションビデオ
これ以外にもたくさん種類がある

食べてみて、日本の安くて大盛りのカップ麺同様、質は程々で満腹感を重視した製品。だが全体的に肩の力が抜けたような緩さがあって、完食して腹一杯になっても体にはあまり負担が掛かっている印象はない。

この何となく大らかなところが「鍋燒」たる所以なのかな。あとこれは日本ではまだ馴染みの少ない「沙茶醤」の効用も一役買っているのだろう。まあ逆に引き締まっている感じも全然しないのだが。

当初麺が二個入っているとそれぞれが分離したままで混ざらず、食べていて違和感があるのではと危惧したが、そんなことは全くなく一つの塊としてまとまっていた。考えてみればペヤングの超大盛やGigaMaxなども麺が二個入っているんだったな。

麺は小ぶりのものが二個入っており、実測すると合計90gでエースコックのスーパーカップと同等。食べる時には二つに分割されていたことは判らない。幅2.5mmの角断面で、輪郭は明確。気泡感は結構あるが、台湾の即席麺としては歯応えが明快。

スープは濁りがある茶色の海鮮風味。干しエビの香りや貝のうまみ、生姜や玉ねぎの匂いが出ている。味や香りの要素が多く、うま味や塩分も強めだが、どことなく緩さのある圧迫感の少ない味である。酸味や辛い刺激はない。

具はワカメと人参で、調味油にはゴモゴモした細かな繊維状の何かが入っている。

国名 台湾
ジャンル カップラーメン
EANコード 4 710110 237710
会社名 味丹企業
製品名 双響泡 沙茶鍋燒湯麵
謳い文句 2塊麺
調理方法 熱湯3分
質量 内容量113g
熱量 516kcal (2160kJ)
Na 2.773g
付属品 粉末スープ(わかめ・人参入り)、調味油
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
小さな麺が二個、計90gで日本の大盛り相当、2.5mmの角断面で、輪郭と歯応えが明快
汁・ソース 濁った茶色、干しエビや貝の旨味の海鮮風味で複雑な味、辛い刺激なし、緩さがある
具・その他 具はワカメと人参、日本には無い味で、安っぽいが飽きることなく満腹感を得られる
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2023/12/20
賞味期限 2024/01/28
入手方法 2023/11/02 小北百貨 (Taiwan)
税込購入価格 30 TWD (≒140 JPY)