No.7405は日清食品、カップヌードル　担担。最近のウチにしては珍しい有名ブランドの新製品（とはいえ発売は8月末）の試食。

普段海外モノや北海道のローカル製品を主として食べていると、たまには売れ筋の新製品が食べたい！という欲求が腹の底からマグマの如く沸きあがってくる。その時現れたのがこのカップヌードル担担。私の野生の勘としてこれはかなり中身に期待できそうだと閃き、短期間で終売になる危険もあるので早急に確保した。

なおウチは担々味のカップヌードルで2000年に旨ダレ中華担々、2008年に四川風担々、2018年に肉食リッチ贅沢肉盛り担々麺を紹介している。東洋水産に多い担「担」表記は日清では極めて珍しい。（ウチの記録では過去にGooTaの一件だけ：国内限定）

食べてみて、とても楽しくて満ち足りた気分になった。これでもか！という程に食べる人をもてなして、決して退屈させることがない。カップ麺界、即席麺界屈指のエンターティナーと評することができるだろう。元々カップヌードルファミリーはおもてなしに富んでいる製品群だという印象を持っているが、特に今回の品は顕著である。確信を持って★3.5点を付ける！

味や香りに加えて硬いナッツ類が、舌・鼻・歯茎をコチョコチョと刺激する。でも刺激が強すぎて不快になることはない。刺激の手数は多く、まるで万華鏡の中にいるようだ。それでいて各要素はブラウン運動の如くランダムに動くのではなく、ある程度の方向性・規則性を持っており、最終的にはうまく収束している。

特にカシューナッツと搾菜の存在がとても良い。個人的には搾菜の意外性を伴う働きが、この製品における最高殊勲選手だと思った。

麺は幅3mm強で薄く、縦横比の大きなヒラヒラした舌触り。重量感とかコシは強くなく、ラーメンではない、ヌードル的な食感である。

スープは濁り感がある淡い茶色。胡麻やナッツの細かな固形物によるザラザラした舌触りがあり、香ばしさやミルキーさえも感じる。辛さは程々で、もっと強く効かせてもいい。かすかに花椒の刺激がある。いろいろなものが混ざっている印象だが、担々麺としてのバランスは良く、満たされた感じになる。

具も挽肉やチンゲン菜など不足感は無く、搾菜の香りと歯応えに意外性があって効果的。

国名	日本
ジャンル	カップラーメン
EANコード	4 902105 279595
会社名	日清食品
製品名	カップヌードル　担担
謳い文句	スープを食べつくす　花椒とゴマ香るコク旨たんたん　ザクザクコリコリ新食感！
調理方法	熱湯3分
質量	内容量87g/麺60g
熱量	432kcal (1809kJ)
Na（麺具+汁）	～g（食塩相当量21.+2.5g）
付属品	なし。粉末スープ、かやく（ごま・カシューナッツ・ザーサイ・味付豚ミンチ・チンゲン菜）は混込済
ノンフライ麺	×
湯切り	不要
麺	幅3mm強で薄くヒラヒラした舌触り、重量感やコシは強くない、ヌードル的軽い食感
汁・ソース	濁る淡い茶色、ザラザラした舌触り、辛さ程々花椒の刺激、要素が多いがまとまり良
具・その他	具は豊富で、カシューナッツや搾菜が効果的、おもてなしに富んで退屈させない製品
総合評価	★★★☆3.5
試食日	2023/11/30
賞味期限	2024/01/19
入手方法	2023/10/01 相鉄ローゼン
税込購入価格	149 JPY