No.7402 ホクメンフーズ 北海道サロベツラーメン ミルク風味の塩味

No.7402はホクメンフーズ、北海道サロベツラーメン ミルク風味の塩味。同社は稚内の会社で、サロベツは利尻島を含む道北の西側、豊富町~天塩町の辺りを指す。サロベツ川やサロベツ湿原センターってのがあるね。特にラーメンが有名な地だとは聞いていないので、この製品ならではの創作名だろう。

豊富町は酪農が盛んなところだが、「ミルク風味の塩味」というところに期待と不安が入り混じる。カップ麺では企画モノとしてたまにミルク味の製品が出るが、個人的には浮ついた印象の製品が殆どだと思っている。牛乳はラーメンへ適用するには使いこなしの難しい材料だと感じており、今回の品のようなノンフライの袋麺との相性は懐疑的だなあ。

食べてみて、伝統的なラーメンの枠からはみ出た品という印象。大容量低濃縮の液体スープを使っており、ミルク味のカップ麺でよくあるジャンクっぽさ(決してこれを否定するものではない)は感じられないものの、どことなく決まらないという落ち着きの無さ、居心地の悪さを感じるのだ。

牛乳そのものというよりも、牛乳たっぷりのソフトクリームを塩味のラーメンスープにドボンと溶かしたような印象。それぞれの材料の質感は悪くないし、決して嫌な味香りがしたり、バランスが破綻したスープではない、

のだが、これらがうまく融合しているか?また食べたいか?と問われれば「う~ん・・・」と答えに詰まってしまうな。冒険心に溢れるヤング・アット・ハートな人向け。面白いのは確かだ。

麺は幅3mmでふくよかな舌触りで、表面はべとつかずにサッパリした口当り。重量感があり、きちんとした存在感があるが、粘りや弾力感は弱めでアッサリした歯応え。小麦粉の香りもあまり強く出ていない。

スープは濁った淡い黄色で、とても甘い。うまみ調味料と塩を入れたお湯にソフトクリームをたっぷり溶かしたような印象。なのでただの塩味スープとは異質な味である。同じ麺料理ならばカルボナーラに近いが、卵やバター、チーズっぽさ感じられない。油っぽくもない。食塩相当量13.02gという数値にギョッとするが、湯切りをするためか過剰に塩辛いとは思わなかった。

辛さや酸味の刺激はないのでちょっと単調で退屈。コーンや帆立などの牛乳やクリームとよく合いそうな具をいろいろ入れて補いたい。

国名 日本
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 4 977014 512668
会社名 ホクメンフーズ
製品名 北海道サロベツラーメン ミルク風味の塩味 (二食入)
謳い文句 スープに豊富牛乳の生クリームを使用 クリーミーでコクのあるし味の超マイルドなスープだよ 乾燥
調理方法 ゆで5〜5.5分分離調理
質量 総質量240/麺160g
熱量 613kcal (2567kJ)
Na ~g(食塩相当量13.02g)
付属品 液体スープ
ノンフライ麺
湯切り
幅3mmでふくよかな舌触り、重量感大、粘りや弾力感は控えめで歯応えは素っ気ない
汁・ソース 濁った薄黄色、とても甘い、ソフトクリーム的な乳臭さ、辛さや酸味脂っぽさは無い
具・その他 牛乳味似合う具の選定が難しそう、ラーメンの枠をはみ出た味、面白いが飽きそうだ
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2023/11/27
賞味期限 2023/12/22
入手方法 2023/07/04 道の駅わっかない
税込購入価格 460 JPY / 2p