No.6650 日清食品 (Hong Kong) 出前一丁 醤油猪骨湯味

No.6650は香港の日清食品、出前一丁 醤油猪骨湯味。中国語で猪=豚なのでしょうゆとんこつ味だね。先日のNo.6640で香港版出前一丁のルーツともいえる麻油味を紹介している。

▲現行の香港版出前一丁(袋)ファミリー
(香港日清食品Webサイトの画像を加工)

香港の出前一丁は現時点で袋版だけでも31種類(五個パックはカウントせず)もある大所帯である。だが中にはうどんやビーフン、マカロニ、棒状乾燥麺なども含まれ、油揚げの縮れ麺に絞れば16種類と半減する。そしてパッケージデザインが日本の出前一丁と同様に白抜き湯気の中に出前一丁ロゴが入るものが10種類。今回の醤油猪骨湯味もここに属する。

同じ括りの中なので、No.6640麻油味と大して違わないんじゃあなかろうかと思いつつ試食を行った。

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No.6649 永南食品 (Hong Kong) 公仔麵 香辣豬骨濃湯味

No.6649は香港の永南食品、公仔麵 香辣豬骨濃湯味即食麵。英文表記はWinner Foods、Doll Ramen Noodle Spicy Artificial Pork Flavour。ピリ辛豚骨味である。1989年に永南食品は日清食品の傘下に入り、公仔麵は廉価版出前一丁ともいえる位置付けにある。

この文章を書くに当って永南食品のサイトを確認のため覗いてみたら公仔麵のパッケージデザインがガラッと一新されていた。今回紹介する品は旧世代ということになる。

▲即席麺マニア垂涎の(?)公仔麵トートバッグ

2010年に香港へ即席麺の買い出しに行った際、公仔麵のトートバッグを見つけて喜び勇んで購入。基本デザインが変わらないからずっと最新のファッションだ!と思っていたのになあ。

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No.6648 Gallo (Spain) Nissin Soba Original (Pack)

No.6648はスペインのGallo、Nissin Soba Original(袋版)。フライパンで作るソース焼そばである。製造はドイツ日清のハンガリー工場で、スペインにおける販売を現地食品会社のGalloに任せたもの。どうやら今回のOriginal味はスペイン専売のようである。このへんの事情はNo.6628で紹介したカップ版と同じ。

欧州でこのNissin Sobaが受け容れられたのを受け、NestléのMaggiやポーランド味の素およびその系列(Gallina BlancaのYatekomo等)も類似の製品を持つようになった。ということで欧州では現在、日本式の焼そばが普及しつつあるのだ。

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No.6647 Nissin Foods (USA) Top Ramen Chili Flavor

No.6647は米国の日清食品、Top Ramen Chili Flavor。右上に「Vegetarian」と書かれており、また左にはNo Added MSG(Monosodium Glutamate、グルタミン酸ナトリウム)との表示がある。

畜肉エキスを用いず、更に化学調味料の主要成分をも使わないということは、味造りにおける自由度を大きく制限することになり、これでホンマに大丈夫なの?と心配してしまう。だが米国日清が一部の品種とはいえメジャーな製品であるTop Ramenで敢えてこの茨の道を選んだことは、畜肉成分や化学調味料を忌避する人たちが米国に一定数存在することの証であろう。

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No.6646 香港聯合利華 (Hong Kong) Knorr家楽牌 快熟通心粉 鮑魚雞味

No.6646は香港の香港聯合利華、Knorr家楽牌 快熟通心粉 鮑魚雞味。英語表記はUnilever Hong Kong、Knorr Quick Serve Macaroni, Abalonre & Chicken Flavour。通心粉=マカロニのことなのだがイタリアンっぽい洋風さは微塵も無く、漢字がアジア的な雰囲気を醸し出している。

▲No.4346 出前一丁 通心寶 海鮮鮑魚湯味

香港には今回のKnorrの通心粉と真っ向からぶつかる香港日清食品の出前一丁通心寶(寶=宝)が存在し、さながらマカロニ・ファーイースタンとでも呼べるような激しい抗争劇を繰り広げている。なお、香港のKnorrはマカロニだけで、ラーメンは扱っていない。

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No.6645 日清ラ王 辛そば

No.6645は日清食品、日清ラ王 辛そば。2019年6月発売の夏季限定商品で、現在はもう入手不能。ウチは基本賞味期限順に試食を行っているのだが、怒涛の海外即席麺群の紹介が延々と続き、暑い時期に食べるべき製品の試食が冬になっちゃったよ。

プレスリリースには「辛くてすっぱいラーメン」と記されているけれど、袋版ラ王には現在「ご褒美ラ王 黒酢の酸辣湯麺」があるし、リニューアル前にはズバリ「酸辣湯麺」があった(No.6265で試食)。これらとの違いは何か?というと、パッケージに書かれた「柚子辣油仕立て」がミソとなるのだろう。

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No.6644 Indomie (Indonesia) Kakaruk Chicken Flavour

No.6644はインドネシアのIndofood、Indomie Kakaruk Chicken Flavour (Export Product)。インドネシア製であるがインドネシアでは一度も見掛けたことの無い輸出専用製品である。そもそもIndomieでゆで時間二分というのは(前例が無いわけではないが)とても珍しく、パッケージデザインもindomieの様式を少し外していたりと色々謎が多い製品である。ちなみに入手はPNG(パプアニューギニア)。

んでKakarukという言葉を調べてみたら、PNGにおける鶏の意味だった。つまりは今回の品はPNG向けに特別に作られたIndomieということのようだ。

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No.6643 Ibumie (Malaysia) Penang Ladmee Perisa Lada Pedas

No.6643はマレーシアのBiz-Allianz International、Ibumie Penang Ladmee Perisa Lada Pedas。カッコいい社名だね。Perisa以降はマレー語で、英文表記はHot Pepper Flavourとなる。

Ladmeeなるものがマレーシアのペナン地方における伝統料理かと思って調べてみたが、今回の即席麺に関することしか検索で引っ掛かってこなかった。なのでこの製品の固有名詞なのだろう。ってよく見たらLadmeeの右脇に小さく「TM」(Trademark、登録商標)と記されていた。

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No.6642 Yatekomo Zero (Spain) Oriental Fideos de Arroz

No.6642はスペインのGallina Blanca、Yatekomo Zero Oriental Fideos de Arroz。汁ありの米粉麺である。このBlogで何度も説明してきたようにGallina BlancaのYatekomoはポーランドの味の素によって製造されたもので、カップの側面にはAjimonotoのロゴが付いてい・・・ありゃ、今回の品には付いていないな?

カップに「Los Originales(オリジナル)」と書かれている。生産国の記載が無い(EU製品ではこれが普通)ために確証は無いけれど、もしかしたらこれは脱味の素、Gallina Blancaの独自製品なのかもしれないな。

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No.6641 Koyo (USA) Tofu Miso Ramen

No.6641は米国のKoyo、Tofu Miso Ramen。ウチでは初めて扱う会社だが、Koyoという社名を聞いてこれは日本の「光洋」かな?葉っぱのマークの色からすると「紅葉」かも?今回の品に関してみても豆腐やら味噌だのと言っているし、たぶん日系もしくは日本の資本が入った会社なのだろうと思った。

しかしパッケージやWebサイトを見てもそれらしい記述は見当たらなかったし、オマケに製造は中国だときたもんだ。基本は健康志向の製品を扱う会社のようで、日本っぽいイメージを表に出すことで「体にいいでっせ!」と言いたげでもある。会社のスローガンは「an UMAMI Adventure」、さぞかし旨みが際立っているのだろう。

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