No.6603 WaiWai X-Press (Serbia) Instant Noodles Spinach Flavoured

No.6603はセルビアのCG Foods Europe、WaiWai X-Press Instant Noodles Spinach Flavoured。ほうれん草味。No.6593で姉妹品のTomato Paprika味を紹介している。

ほうれん草といえば、子供の頃に観たテレビアニメのポパイが側面にSpinachと書かれた缶詰を食べた瞬間に♪チャ~チャチャチャチャッチャチャ~と音楽が鳴ってパワーアップする図が印象的なのだけど、幼心にこのシーンには全然リアリティを感じなかった覚えがある。それは(未だにだけど)ほうれん草の缶詰というものを見たことが無いからだろう。八百屋とかスーパーに行けば一束いくらで売っているからね。

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No.6602 Nissin Foods (Singapore) Cup Noodles Spicy Seafood Flavour

No.6602はシンガポールの日清食品、Cup Noodles Spicy Seafood Flavour。漢字表記は香辣海鲜味杯面で、実際の製造はタイ。シンガポールの日清食品はアジア地域の統括事業および同国内の販売のみで製造は行っておらず、タイやインドネシアの工場で作ったものを輸入販売する。

私は全ての販売地域のカップヌードル(印刷言語の違いは除く)を各二種類以上食べた経験があるが、同じブランドなのに中身にはさほど統一感が無いと思っている。そんな中で日本のカップヌードルに一番近いと感じるのがこのシンガポール版である。原産国であるタイ版よりも日本版に近いということは、仕向地の嗜好に合わせて意識的に作り分けている証でもある。

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No.6601 Nissin Foods (México) Cup Noodles Sabor Pollo, Habanero y Limón

No.6601はメキシコの日清食品、Cup Noodles Sabor Pollo, Habanero y Limón。チキンとハバネロとレモン風味。海外のカップヌードルとしては珍しく別添でハバネロペーストの小袋が付いており、温度計を赤いアルコールが突き破っている絵が描いてある。

裏面には「Hecho en México」と書かれた鷲のマークが刷られており、本品がメキシコ製であることを示している。メキシコにおける即席麺シェアが圧倒的No.1のMaruchanは同国に生産拠点を持たず、全数米国から輸入しているのに対し、日清は現地生産まで行っているのに全然追い付けないというのが商売の難しさを感じさせる。

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No.6600 Maggi (Fiji) 2 Minute Noodles Chicken Flavour

No.6600はフィジーのNestlé、Maggi 2 Minute Noodles Chicken Flavour。よその国で作った製品を輸入しているのではなく、れっきとしたフィジー製の即席麺である。過去ウチでは知人の新婚両行土産でフィジーのMaggi製品をいただき、2004年11月のNo.3004で紹介している。

▲誇らしげな「FIJIAN MADE」マーク

Nestléのフィジー工場は1985年に竣工。即席麺の生産をいつから開始したのかは把握していないが、南太平洋の中では一番早く、のちにパプアニューギニア(PNG)でもNestléの即席麺を作る工場が出来た。PNGの場合と同様にオーストラリアのNestléが主導する形で運営をしているみたい。

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No.6599 維力食品工業 (Taiwan) 一度贊 紅燒牛肉麵(オーストラリア向け)

No.6599は台湾の維力食品工業(Weilih Food Industrial)、Ichiban Delicious Instant Noodles。オーストラリア向けの輸出仕様であり、台湾オリジナルの製品名は「一度贊 紅燒牛肉麵」。なぜか日本語の「一番」が入っている。

オーストラリア向けのためかフタには「with Real Australian Roast Beef」と書かれており、これを見たオージー達は「俺たちの肉を使っているぜ!」と喜んで買い込むのだろう。あと「台湾製だけど最低20%はオーストラリアの材料を使っているよん」みたいな表示がある。海外の即席麺ではたまにこのような材料の国籍による比率表示を見掛ける。

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No.6598 Cintan (Malaysia) Perisa Assam Laksa 亚三叻沙味

No.6598はマレーシアのYeo Hiap Seng、Cintan Mi segera Perisa Assam Laksa。漢字表記は亚三叻沙味。ラクサ味といってもマレー半島の地域毎に様々な種類があり、味の違いもとても大きい。

今回の品は日本でメジャーなココナッツミルクと海老を使うもの(シンガポールやクアラルンプールのラクサ)ではなく、魚(アジやサバ系)のダシに木の実(タマリンドやラクサ、コクムなど)を使ったペナン風ラクサを模したものである。アッサム(Assam)といっても紅茶が有名なインドの地名ではなく、マレー語で酸っぱい(asam)が変形した言葉のようだ。パッケージの調理例写真に魚の切り身が乗っているのが珍しい。

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No.6597 Indomie (Egypt) Shrimp Flavour

No.6597はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Shrimp Flavour。インドネシアのIndofood社からライセンス供与を受けてエジプトで生産される製品。

本家インドネシアのIndomieはとても多くの種類があり、その中にShrimp味はあるにはあるのだが比較的マイナーな存在で、またパッケージの基調色が黄色である。今回エジプト版IndomieのShrimp味と遭遇した際、海老味が結構ポピュラーであることと水色のパッケージに違和感というか目新しさを感じたものである。(中東・アフリカ圏のIndomie Shrimp味はエジプト製以外でも基調色が水色のようだ)

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No.6596 楽 (France) Tanoshi Japon Saveur Poulet Teriyaki

No.6596はフランスのDistriborg、楽 Tanoshi Japon Saveur Nouilles Japonaises Poulet Teriyaki。フランスの会社がベトナムのVietnam Food Industries(Vifon)社に製造委託して作った日本食をテーマとするカップラーメン。去年の秋頃から本シリーズを順次採り上げてきて今回が五回目となり、この鶏肉(poulet)テリヤキ味が手持ちのラストである。(まだ他にスパイシーカレー味、牛鉄板焼き味があるらしい)

しかしまあ、ラーメンにテリヤキ味ねえ。焼鳥の匂いをイメージすればいいのだろうか?あるいはスープが甘く濃い醤油のタレみたいな味ということだろうか?

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No.6595 Maggi (Switzerland) Magic Asia Noodle Cup Curry

No.6595はスイスのNestlé、Maggi Magic Asia Noodle Cup Curry with Curry from 11 Spices。Nestléの本拠地であり、本製品のEANコード(バーコード数字)の国籍項がスイス(76)だったのでスイスの即席麺として分類したが、スイスのNestléのWebサイトでは製品情報を見つけられなかった。一方ドイツのNestléにはこの製品の詳細情報がバッチリ載っている。Nestléの即席麺事業はどのように国際分担をしているのかが本当に判りにくい。

十一種類のスパイスを使っていることを強調している。種類の多さを自慢するのは洋の東西を問わずどこも一緒だね。

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No.6594 ひかり味噌 麺楽 天ぷらそば(輸出専用品)

No.6594はひかり味噌、麺楽 天ぷらそば。輸出専用品である。ひかり味噌は長野県の会社で、味噌を扱う会社として知ってる!という人は多いだろう。一方で「ひかりみそぉ~?」と頭の上で疑問符が三個ぐらい点滅している人もいるはずだ。なにせ国内では即席麺を販売していないのだから。Webサイトを見ても即席麺に関することは何も語られていない。と思ったら英文ページには製品の紹介がされていた。

諸々の状況証拠から見て生産量は少なそうであり、味噌を本業とする同社が即席麺の生産ラインを所有しているとは考えにくい。製品企画や味決めはともかく、製造は他所へ委託していると考えるのが妥当だろう。とすると何処が作ったのか?

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