カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6593 WaiWai X-Press (Serbia) Tomato Paprika Flavoured

No.6593はセルビアのCG Foods Europe、WaiWai X-Press Instant Noodles Tomato Paprika Flavoured。初めて紹介するセルビア製の即席麺である。とはいってもこのCG Foods Europeはいろいろな国の企業が複雑に絡んた会社のようだ。

元々WaiWaiというブランドはタイのThai Preserved Food Factory社が築いたもので、ここからライセンスを受けたネパールのCG (Chaudhary Group)  Foods社が南アジアで即席麺事業を展開、ネパールおよびインドで成功する。その勢いで2015年に欧州進出したのが今回のCG Foods Europe社である。

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No.6591 味王 (Taiwan) Rika 力加雞汁麵

No.6591は台湾の味王、Rika 力加雞汁麵。パナマ向け輸出仕様。姉妹品のRika Wo-Mien 力加麺をNo.6492で紹介している。英語表記はInstant Noodles Combination Flavor。雞汁だからChickenかと思ったが、Combinationという表現が意外に思えた。「力加」を中国語で読むと「Lì jiā」になるらしく、Rikaという名はここからきたのかな?

パナマのスーパーへ行くと今回の品がたくさん並んでいて住民に浸透していることが伺われるが、ネット上には製品に関する情報が殆ど見当たらず、この地を踏んだ者しか存在を知らない「幻の即席麺」と呼んでもいいだろう。

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No.6589 日清食品 (Hong Kong) 福 上湯伊麵

No.6589は香港の日清食品、福 上湯伊麵。福ブランドの即席麺は香港で「福字麵」と呼ばれて親しまれている。元々は台湾の統一企業が1970年代前半に香港へ進出して作ったもの。その後統一食品という会社が事業を承継してタイで生産するようになったが、実はこれ台湾の統一企業とは無関係の会社。2013年に福ブランドの使用権を日清食品が買取りグループ傘下に収める。

ということで今回の油揚げ麺版上湯伊麵は日清傘下になってから初めて食べるのだが、パッケージの裏面を見るとなんとベトナム製になっていた!No.6476で紹介した上湯拉麵はノンフライ麺だったため、ベトナム日清の工場で作られたのは何ら不思議じゃあなかったんだけどね。

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No.6588 Indomie (Egypt) Special Chicken Flavour

No.6588はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Special Chicken Flavour。エジプト製インドゥミーの紹介は今回で四回目となる。さて今回の品のSpecialとは何がスペシャルなのか?という疑問に冒頭で答えておくと、ニンニクの香りが強く漂うことだ。ちょっとひと癖あるチキン味だね。

私は即席麺を入手すると24時間以内にデータベースへ登録するよう心掛けている。そこには入手日や購入店と価格または誰から貰ったか、賞味期限の情報も付加する。賞味期限を入れるのはこれを基にして試食のスケジュールを組むから。だがこのエジプト版インドゥミーを旅先で手にした瞬間、途方に暮れてしまったよ。

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No.6583 Indomie (Egypt) Supermi Vegetable Flavour

No.6583はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Supermi Vegetable Flavour。最近何度かエジプト版Indomieの紹介をしているが、今回の品はSupermiというサブネームが付いて、パッケージデザインも異なるもの。

この構図は本家インドネシアのIndofood社でも同じで、SupermiとIndomieはそれぞれ違う製品群として位置付けられている。SupermiはPT Lima Satu Sankyo Food社がインドネシア初の国産即席麺として1968年に発売、その後PT Sanmaru Food社がIndomieを発売するが1970年にLima Satu Sankyoに吸収合併された。

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No.6582 WaiWai (Thailand) Sour Soup Flavour

No.6582はタイのThai Preserved Food Factory、WaiWai Instant Noodles Sour Soup Flavour。英語とフランス語による記載文の輸出用パッケージ。どこにもTom Yumの文字は見当たらないが、同社のWebサイトでの説明にはTom Yum Flavourと明記されている。

調理例写真を見ると版ズレを起こしていたり、肝心のラーメンのピントがボケていたりで写真ぐらいアップデートすりゃいいのにと感じてしまうよ。全体的に見ても何かと古めかしいデザインのパッケージなので、味にはあまり期待せずに試食に臨んだ。

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No.6580 維力食品工業 (Taiwan) 維力肉燥麵

No.6580は台湾の維力食品工業、維力肉燥麵。英文表記はWeilih Food Industrial、Instant Noodles with Onion Flavour。維力の台湾国内向けWebサイトには情報が載っておらず、輸出専用製品のようだ。

姉妹品でやはり輸出専用製品らしい香辣牛肉麵を先日No.6573で紹介している。この香辣牛肉麵を試食するのはウチでは三回目になるのだが、No.6573は以前よりも覇気が無くなったと感じた。その理由は丼お湯入れ方式とどちらで作っても良いことになっているのだが、麺を鍋で茹でて作ったことにあると分析している。たぶん同じ麺を使っているの今回の品はその点を意識してみたい。

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No.6579 Sanyo Foods (USA) Sapporo Ichiban Shio Ramen

No.6579は米国のSanyo Foods of America、Sapporo Ichiban Shio Ramen。ご存じサッポロ一番塩らーめんの米国生産版。いくつかの語句が英語化されただけで、基本的なパッケージデザインは同一である。調理例写真も全く同じものを使っているよ。

▲日本版は「塩らーめん」文字に影が付いている

米国市場においてSanyo Foods of Americaは先行するMaruchan、Nissin Foods、Nongshim(農心)の三強にはかなり差をつけられている感じで、今回のサッポロ一番米国版塩らーめんもそうそうどこにでも売られている製品ではない。買うならばアジア系・日系のショップを捜しまわる必要がある。

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No.6576 Maggi (Italy) Noodles Curcuma e Zenzero

No.6576はイタリアのNestlé、Maggi Noodles Curcuma e Zenzero。Curcumaはウコン(ターメリック)、Zenzeroは生姜のこと。即席麺の製品名としては随分変わった材料を前面に押し出している製品だなあ。

パッケージの基調色を見る限りはカレー味とは違いそうだし(全世界的にカレー味=黄色という認識が共有されている)。そもそも、食品のパッケージで紫と緑という色の組み合わせはあまり見かけないし、あまり美味しそうな予感が漂ってこないのだ。う~ん、何か一癖ありそうな製品である。

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No.6574 Indomie (Egypt) Jumbo Chicken Flavour

No.6574はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Jumbo Chicken Flavour。Indomieはインドネシア以外でも多くの国でライセンス生産を行っており、これはそのエジプト版。既にNo.6557でカップ版のビーフ味を紹介しており、今回は初の袋麺となる。

Indomieのアラビア語表記(右から左へ読む表音文字)は六つの文字からなる「إندومي」で、これをGoogle翻訳様に読ませるとほぼ「インドゥミー」と聴くことができた。もし私に海外即席麺の収集趣味など無かったら、アラビア語について調べる機会など一生生じなかっただろう。人生は面白い。

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