カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6632 Yatekomo (Spain) Yakisoba Classic

No.6632はスペインのGallina Blanca、Yatekomo Yakisoba Classic。Gallina Blanca社はポーランドの味の素に即席麺の企画と製造を依頼しており、イタリアのStar社Saikebonを含めて似ている製品が多い。そしてこのポーランド味の素連合の仮想敵はMaggiではなくKnorrでもなく、ズバリ日清食品の欧州事業だと思われる。

日清はSobaシリーズで欧州に焼そば文化を浸透させてきたが、今回の品は真正面からこれにぶつけようとする企画である。特に袋の焼そばでは日清が欧州では珍しくフライパンで作る方式を提唱したのだが、これをそっくり踏襲してきた。

続きを読む No.6632 Yatekomo (Spain) Yakisoba Classic

No.6631 Gunz (Austria) Asia Gold Enten-Geschmack

No.6631はオーストリアのGunz、Asia Gold Enten-Geschmack。ドイツ語でEntenが鴨、Geschmackが味である。欧州圏の言語ではsmakとかschmackが「味」の意味になるところが結構多い。欧州の即席麺を食べる中でうっすらと判ってきたよ。

名称にAsiaという語が付くことからもアジアンテイストを意識した製品なのだろう。欧米の即席麺パッケージの調理例写真は丼にフォークが添えられるものが多いが、この製品の場合はちゃんと箸になっている、のだが何だか違和感があるなあ。よく考えたら左から箸が伸びてくる構図は極めて珍しく、(右利きの人が)自分が食べるようには思えないからかな?

続きを読む No.6631 Gunz (Austria) Asia Gold Enten-Geschmack

No.6629 La Doña (Panama) Sabor a Carne

No.6629はパナマのLa Doña、Sopa de Fideon Instántanea con  Sabor a Carne。Carneはスペイン語でただの肉のことだが、英文表記の製品名では牛肉になっている。La Doñaは麺だけでなくソースや粉などの食品全般を手広くやっている会社。パッケージの外観は中南米っぽさを感じるもので、アジア的な要素は無かったが、裏面には中国製である旨の表示があった。開封したら粉末スープの小袋には「調味包」という漢字が書かれていた。

この女性がマスコットキャラクターである。現地ではそれなりの認知度があるのか、着ぐるみの人がキャンペーンをやっているようだ(写真はネットから拝借)

続きを読む No.6629 La Doña (Panama) Sabor a Carne

No.6626 日清食品 (Hong Kong) 福 雞汁伊麵

No.6626は香港の日清食品、福 雞汁伊麵。ベトナム製。香港では福字麵とも呼ばれるこのブランドは2013年に香港統一食品から香港の日清食品へ移行したもの。ウチでは過去2008年12月のNo.4019で試食をしているのだが、今回の品のパッケージを見て驚いた!なんと、元々あった鶏の絵がチキンラーメンのひよこちゃんに乗っ取られているではないか!!

「おう!そこのニワトリ、今日から雞汁伊麵のマスコットキャラクターはこのひよこちゃん様がやるんだからとっとと失せろ!俺のバックにゃ日本の日清食品が付いているんだぜ、文句を言えるものなら言ってみろやボケ!」こうして哀れなニワトリ君は追い出されてしまい、その後の行方を知る者は誰もいない。

続きを読む No.6626 日清食品 (Hong Kong) 福 雞汁伊麵

No.6622 Knorr (Portugal) Asia Noodles Chili & Lemongrass

No.6622はポルトガルのUnilever、Knorr Asia Noodles Chili & Lemongrass。日本でクノールといえば味の素が持つブランドの一つで洋風のスープが主体。元々はドイツが発祥の食品ブランドだが親会社がいろいろ変わり、2000年にUnilever社(本社はオランダと英国)の傘下となる。日本でユニリーバといえばヘア&スキンケア・洗剤のイメージが強いけれど、欧州ではKnorrブランドによる巨大な即席麺生産企業でもある。

今回の品はポルトガルのUnilever Jerônimo Martins社が販売するので国籍も同国扱いとしたが、EU製品でよくあるように生産国は不明である。

続きを読む No.6622 Knorr (Portugal) Asia Noodles Chili & Lemongrass

No.6621 永南食品 (Hong Kong) 公仔麵 重口味 赤湯牛肉味

No.6621は香港の永南食品、公仔麵 重口味 赤湯牛肉味。英文表記はWinner Food、Doll Instant Noodle Strong Flavour Red Soup Beef Flavour。「公仔(Doll)」ブランドの永南食品は日清食品グループの傘下にあり、香港の市場では永南が庶民的、日清が高級品を担当するイメージ。最近日清に吸収された「福」ブランドは永南よりもさらに庶民的なレンジを担う。

永南食品のWebサイトを見ると、重口味というのが独立したシリーズであるように思われるが、まだ今回の品だけしか製品が存在していない。昨今の袋麺としては珍しく単品販売のみで、五個パックは用意されていない様子。

続きを読む No.6621 永南食品 (Hong Kong) 公仔麵 重口味 赤湯牛肉味

No.6618 Indomie (Egypt) Beef Flavour

No.6618はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Beef Flavour。昨年末よりエジプト製インドゥミーの試食を七回行ってきて(うちカップは二個)、八つ目の今回がラストとなる。今後はモロッコおよびトルコ製インドゥミーの試食を行う予定なのでインドゥミーの生産国による違いに興味がある方(そんな人いるのか?)は引き続き御期待ください。

エジプト製インドゥミーのまとめとして、インドネシア製および一般的な即席麺と比べて麺が水っぽいというかブヨブヨする傾向がある。これはカップ版に顕著で、オーバーに表現するならば豆腐の麺みたいだった。一方袋麺についてはゆで時間を短めにすれば気にならない程度。

続きを読む No.6618 Indomie (Egypt) Beef Flavour

No.6617 Vifon (Vietnam) Phú Gia Miến Măng Giò Heo

No.6617はベトナムのVietnam Food Industries、Vifon Phú Gia Miến Măng Giò Heo。英文および中文表記はInstant Bean Thread Bamboo & Artificial Pork Flavor/猪腿竹筍粉絲。豚肉メンマ味の春雨麺。中文を見るとおおよその内容を想像できるね、漢字って素晴らしい。

同社は最近イメージチェンジを行い、会社のロゴや製品がスッキリしたデザインになったが、今回の品はイメチェン前のもの。日本とは違い海外の場合、ノンフライの春雨麺なら揚げ麺よりも賞味期限の設定が長めだろうから暫くは旧製品も流通しているだろう。

続きを読む No.6617 Vifon (Vietnam) Phú Gia Miến Măng Giò Heo

No.6616 阿宽 (China) 火鸡面 甜辣鸡肉味干拌面

No.6616は中国の四川白家食品、阿宽 火鸡面 甜辣鸡肉味干拌面。英文表記はSichuan Baijia Food、Akuan Sweet & Spicy Instant Non-fried Dry Noodleとなる。チキンラーメンのような丼お湯入れ方式で湯戻しし、その後湯切りしてからソースと絡める汁なし麺。非油炸面品と書かれているがこれはノンフライ麺のこと。

黒地のパッケージに火を吹くニワトリの絵・・・う~んこれは韓国三養食品のプルダックポックンミョンに強くインスパイアされた製品のように見受けられる。激辛ブームはなにも日本だけのことではなく、今やアジア・世界中に拡散しているのだなあ。

続きを読む No.6616 阿宽 (China) 火鸡面 甜辣鸡肉味干拌面

No.6613 Mamee Chef (Malaysia) Lontong Flavour

No.6613はマレーシアのMamee-Double Decker、Mamee Chef Lontong Flavour。ロントンとはマレーシア~インドネシア辺りのココナッツミルクを使ったスープのこと。ロントンについて調べてみると同じ地域で米を圧縮したちまきのような料理もあるようだが、相互に関連があるのかどうかは不明。

No.5913でMamee Chefのカップ版ロントン味を紹介している。このときの写真や動画を今回の品を見比べると、スープの小袋三包は色も形も中身も同一品のように見えた。但し必要とされるお湯の量はこの袋版の方が50ml多いので、同じスープなら味が薄くなってしまうかもしれない。

続きを読む No.6613 Mamee Chef (Malaysia) Lontong Flavour