カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6606 Chow (Fiji) Tomato Flavour

No.6606はフィジーのFMF Snax、Chow Instant Noodles Tomato Flavour。フィジーで生産された即席麺。フィジーは面積が1.8万km2(四国とほぼ同じ、日本は37万km2)、人口が90万人程度の小さな国というか島の集まり。No.6600で同じフィジー製のNestlé、Maggiの即席麺を紹介している。

この製品およびNestléのMaggiを入手し、共に「Product of Fiji」の記載があることを見てすぐにこんな小さな国、それもあまり即席麺が一般的ではなさそうな地に即席麺の生産工場が二つもあるのは怪しいと思った。ならばどちらかがもう一方に製造委託しているんじゃないか?とも。

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No.6605 Maruchan Ramen (USA) Noodle Soup Chili Flavor

No.6605は米国のMaruchan Inc.、Maruchan Ramen Noodle Soup Chili Flavor。Maruchanはもちろん日本の東洋水産の現地法人、米国の即席麺シェアの七割以上を持つ(2017年資料)。実際米国のスーパーをまわると一番頻繁に見掛けるのがこのMaruchan Ramenだと実感する。

現在米国市場向けに17種類を擁する大ファミリーであり、内訳は
01. Chicken Flavor(No.3915で試食)
02. Chicken Mushroom Flavor(No.1735)
03. Creamy Chicken Flavor(No.5563)
04. Roast Chicken Flavor(No.5297)
05. Picante Chicken Flavor(No.5374)
06. Beef Flavor(No.6261)
07.★Sriracha Chicken Flavor
08.☆Picante Beef Flavor
09. Roast Beef Flavor(No.5065)
10. Shrimp Flavor(No.4454)
11. Lime Chili Shrimp Flavor(No.6274)
12. Chili Flavor(今回遂に試食! No.6605)
13.★Chicken Tortilla Flavour
14. Pork Flavor(No.5450)
15. Soy Sauce Flavor(旧Oriental Flavor No.5255)
16.★25% Less Sodium Chicken Flavor(少し前まで35%だった)
17.★25% Less Sodium Beef Flavor(同上)

★は未試食、☆は購入済み。たまに新製品が出る一方で昔あったものがいつの間にか消えていたでりで、なかなか全種類制覇は難しい。

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No.6603 WaiWai X-Press (Serbia) Instant Noodles Spinach Flavoured

No.6603はセルビアのCG Foods Europe、WaiWai X-Press Instant Noodles Spinach Flavoured。ほうれん草味。No.6593で姉妹品のTomato Paprika味を紹介している。

ほうれん草といえば、子供の頃に観たテレビアニメのポパイが側面にSpinachと書かれた缶詰を食べた瞬間に♪チャ~チャチャチャチャッチャチャ~と音楽が鳴ってパワーアップする図が印象的なのだけど、幼心にこのシーンには全然リアリティを感じなかった覚えがある。それは(未だにだけど)ほうれん草の缶詰というものを見たことが無いからだろう。八百屋とかスーパーに行けば一束いくらで売っているからね。

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No.6600 Maggi (Fiji) 2 Minute Noodles Chicken Flavour

No.6600はフィジーのNestlé、Maggi 2 Minute Noodles Chicken Flavour。よその国で作った製品を輸入しているのではなく、れっきとしたフィジー製の即席麺である。過去ウチでは知人の新婚両行土産でフィジーのMaggi製品をいただき、2004年11月のNo.3004で紹介している。

▲誇らしげな「FIJIAN MADE」マーク

Nestléのフィジー工場は1985年に竣工。即席麺の生産をいつから開始したのかは把握していないが、南太平洋の中では一番早く、のちにパプアニューギニア(PNG)でもNestléの即席麺を作る工場が出来た。PNGの場合と同様にオーストラリアのNestléが主導する形で運営をしているみたい。

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No.6598 Cintan (Malaysia) Perisa Assam Laksa 亚三叻沙味

No.6598はマレーシアのYeo Hiap Seng、Cintan Mi segera Perisa Assam Laksa。漢字表記は亚三叻沙味。ラクサ味といってもマレー半島の地域毎に様々な種類があり、味の違いもとても大きい。

今回の品は日本でメジャーなココナッツミルクと海老を使うもの(シンガポールやクアラルンプールのラクサ)ではなく、魚(アジやサバ系)のダシに木の実(タマリンドやラクサ、コクムなど)を使ったペナン風ラクサを模したものである。アッサム(Assam)といっても紅茶が有名なインドの地名ではなく、マレー語で酸っぱい(asam)が変形した言葉のようだ。パッケージの調理例写真に魚の切り身が乗っているのが珍しい。

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No.6597 Indomie (Egypt) Shrimp Flavour

No.6597はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Shrimp Flavour。インドネシアのIndofood社からライセンス供与を受けてエジプトで生産される製品。

本家インドネシアのIndomieはとても多くの種類があり、その中にShrimp味はあるにはあるのだが比較的マイナーな存在で、またパッケージの基調色が黄色である。今回エジプト版IndomieのShrimp味と遭遇した際、海老味が結構ポピュラーであることと水色のパッケージに違和感というか目新しさを感じたものである。(中東・アフリカ圏のIndomie Shrimp味はエジプト製以外でも基調色が水色のようだ)

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No.6593 WaiWai X-Press (Serbia) Tomato Paprika Flavoured

No.6593はセルビアのCG Foods Europe、WaiWai X-Press Instant Noodles Tomato Paprika Flavoured。初めて紹介するセルビア製の即席麺である。とはいってもこのCG Foods Europeはいろいろな国の企業が複雑に絡んた会社のようだ。

元々WaiWaiというブランドはタイのThai Preserved Food Factory社が築いたもので、ここからライセンスを受けたネパールのCG (Chaudhary Group)  Foods社が南アジアで即席麺事業を展開、ネパールおよびインドで成功する。その勢いで2015年に欧州進出したのが今回のCG Foods Europe社である。

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No.6591 味王 (Taiwan) Rika 力加雞汁麵

No.6591は台湾の味王、Rika 力加雞汁麵。パナマ向け輸出仕様。姉妹品のRika Wo-Mien 力加麺をNo.6492で紹介している。英語表記はInstant Noodles Combination Flavor。雞汁だからChickenかと思ったが、Combinationという表現が意外に思えた。「力加」を中国語で読むと「Lì jiā」になるらしく、Rikaという名はここからきたのかな?

パナマのスーパーへ行くと今回の品がたくさん並んでいて住民に浸透していることが伺われるが、ネット上には製品に関する情報が殆ど見当たらず、この地を踏んだ者しか存在を知らない「幻の即席麺」と呼んでもいいだろう。

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No.6589 日清食品 (Hong Kong) 福 上湯伊麵

No.6589は香港の日清食品、福 上湯伊麵。福ブランドの即席麺は香港で「福字麵」と呼ばれて親しまれている。元々は台湾の統一企業が1970年代前半に香港へ進出して作ったもの。その後統一食品という会社が事業を承継してタイで生産するようになったが、実はこれ台湾の統一企業とは無関係の会社。2013年に福ブランドの使用権を日清食品が買取りグループ傘下に収める。

ということで今回の油揚げ麺版上湯伊麵は日清傘下になってから初めて食べるのだが、パッケージの裏面を見るとなんとベトナム製になっていた!No.6476で紹介した上湯拉麵はノンフライ麺だったため、ベトナム日清の工場で作られたのは何ら不思議じゃあなかったんだけどね。

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No.6588 Indomie (Egypt) Special Chicken Flavour

No.6588はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Special Chicken Flavour。エジプト製インドゥミーの紹介は今回で四回目となる。さて今回の品のSpecialとは何がスペシャルなのか?という疑問に冒頭で答えておくと、ニンニクの香りが強く漂うことだ。ちょっとひと癖あるチキン味だね。

私は即席麺を入手すると24時間以内にデータベースへ登録するよう心掛けている。そこには入手日や購入店と価格または誰から貰ったか、賞味期限の情報も付加する。賞味期限を入れるのはこれを基にして試食のスケジュールを組むから。だがこのエジプト版インドゥミーを旅先で手にした瞬間、途方に暮れてしまったよ。

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