カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6778 Ajinomoto (Poland) Oyakata Miso Ramen

No.6778はポーランドの味の素(正式名称はAjinomoto Poland Sp.)、Oyakata Miso Ramen。今のパッケージデザインになってからはNo.6528でチキン味を紹介している。袋の親方にはあと醤油味があり、昔はデザインが別物で、豚骨味もあった(No.5855で試食)のだが現在は廃盤になってしまった。

このOyakataの袋麺、パッケージ裏面の作り方説明には丼お湯入れ方式しか載っていないのだが、Webサイトには鍋で茹でて作る方式も併記されている。このことに気付き「次回は絶対に茹でて作るぞ!」と固く胸に誓ったのだが、すぐに忘れてしまい今回も食べ終わってから思い出した。茹でて作ったら印象が激変しそうなんだけどなあ。

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No.6777 Acecook Vietnam (Vietnam) Hảo Hảo Mi Chay

No.6777はベトナムのAcecook Vietnam、Hảo Hảo Mi Chay。漢字表記は素食風味麵、ベジタリアン向けラーメンである。エースコックは1995年にベトナムに進出、2000年にこのHảo Hảoを発売して同国の即席麺市場を一気に掌握。現在は11の工場を擁しシェアも50%を超え、ベトナムにおける日本企業の成功例として有名である。

▲五年前の同製品(左)。何が違うでしょう?

今回のMi Chay、最近食べていないと思って買ったのだが五年前のNo.5632で試食していた。今になって気付いたよ。

▲四隅の三角、色までソックリ

Hảo Hảoシリーズのパッケージは四隅に三角形が配されているのだが、これを見てサッポロ一番塩らーめんを連想してしまった。たしかにサンヨー食品とエースコックは提携関係にあるが、この三角形の一致は何か意味があるのだろうか?

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No.6776 Forbidden Rice (USA) Ramen White Miso Soup

No.6776は米国のLotus Foods、Forbidden Rice Ramen White Miso Soup。ヴィーガン対応製品であり製造は中国。

パッケージの写真を見ると麺が深紫色!麺の原材料表示は黒米・茶米・白米をブレンドして作ったものだと表示してある。Webサイトの説明を見ると、ブランド名である「Forbidden Rice」は中国で採れる黒米のことを指すらしい。禁断の米かあ。

その他にも海外製品なのにスープでわざわざ「白」味噌なんて表示をするのは細部へのコダワリであろうと見た。まあちょっと偏屈者っぽい製品だな。

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No.6774 杭州绿家食品 (China) Ever Roka IVegetable Flavour

No.6774は中国の杭州绿家食品、Ever Roka Instant Noodles Vegetable Flavour。中国製といってもパッケージには細かな字で六か国語が併記されており(中国語とか漢字は一切出てこない)、欧州や中東・アフリカへの輸出を前提とした製品のようだ。

現在はHangzhou Green Home Food(英文の会社名)やEver Rokaと言われても知名度はあまり高くないように思われるが、低価格を武器としてジワジワと世界に進出・浸透してゆき、気が付いたら即席麺の普及が遅れた欧州やアフリカの人々の胃袋が中国企業にワシ掴みにされて支配されてしまうのでは、なんて想像をしてしまうよ。

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No.6772 Virtuosso (Latvia) Chicken Flavour

No.6772はラトビアのRimi Baltic、Virtuosso Chicken Flavour。バルト三国の小売チェーンRimi Balticにおけるプライベートブランド品。少し前に姉妹品をNo.6752(BBQ)と6762(Beef)で紹介しており、リトアニアにあるKauno Grudai社の即席麺と造りがソックリ、でも麺の量は少ないことを報告した。

まああのへんの地域は即席麺の需要が多いようにはとても思えず(即席麺世界総需要の上位52傑にバルト三国の名は載っていない)、どこかの一企業がさまざまなブランドの製品をまとめて生産していると考えても全然不思議ではない。

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No.6771 Trident (Australia) Premium Instant Singapore Soft Noodles

No.6771はオーストラリアのTrident Foods、Premium Instant Singapore Soft Noodles。湯切りが必要な汁なし麺。Trident Foods社はニュージーランドでも事業を展開しており、即席麺に関しては販売代理店という立場。本製品はManassen Foodsという会社がタイの会社に製造委託をしたものらしい。いろいろな国や会社が絡んでいて、ああ複雑だ。

シンガポールにはソフトヌードルスという有名な食べ物が存在するのか?と調べてみたが、検索には本製品しか引っかからなかったので、同社が創作した料理名らしい。

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No.6770 Rollton (Ukraine) Instant Noodles Chicken Flavour Large Portion

No.6770はウクライナのMareven Food、Rollton Instant Noodles Chicken Flavour Large Portion。Mareven Foodはロシアが発祥の会社で、今は日清食品グループ傘下にあるが、製品自体に日清食品の影響は見いだせない。

ウチでは最近ロシア版Rollton(Роллтон)を三回試食し、またウクライナ版のビーフ味をNo.6760で報告した。ロシア版の試食に於いて、本来丼お湯入れ方式で作るところを間違って鍋で茹でて作ったら俄然美味しく出来た経験があり、ウクライナ版に関しても前回丼お湯入れで作っているので今回は敢えて鍋で茹でて作ることにした。

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No.6768 Sopa Maruchan (USA) Sabor a Camaron Picante

No.6768は米国のMaruchan Inc.、Sopa Maruchan Sabor a Camaron Picante。米国向けとは異なるスペイン語表記のメキシコ等中米市場向けパッケージ。辛い海老味である。

▲辛い海老味(右端)の北米版(上)はライム風味付きしか無い

中米市場向けSopa Maruchanの殆どは北米市場向けMaruchan Ramenにも対になる味が揃えてあるのだが、今回のCamaron Picanteだけは相当する北米版の品が(現在)存在しない。北米版にあるのはLime Chili Shrimp Flavorだけであり、これは柑橘系の酸味を伴うもの。酸っぱいのは嫌だけど辛いのが欲しい、という人は中米版にしか選択肢が存在しないのだ。

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No.6766 Nissin Foods (Thailand) Leng Sabb Flavour Bag Type

No.6766はタイの日清食品、Leng Sabb Flavour Bag Type。タイ語表記はนิสชิน (=Nissin) รสเล้งแซ่บであり、英文による味の説明はSpicy Green Chili Flavourとなる。パッケージの絵や写真を見ると青唐辛子と柑橘系の刺激があるポーク味ということらしい。

タイ日清のスタンダートシリーズに属する製品で、袋版で他の味はカップ版でも販売しているのだが、このLeng Sabb味はカップ版には無く袋版のみに存在する。二年前にバンコックへ行った時は遭遇できず、今回の品はオーストラリアで見つけたもの。ネット上の情報も少なく、入手性にやや難があるのかもしれない。

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No.6765 Indomie (Turkey) Tavuk Çeşnili Hazir Noodle

No.6765はトルコのAdkoturk、Indomie Tavuk Çeşnili Hazir Noodle。チキン味である。インドネシアIndofood社は国際的に有力な即席麺ブランド「Indomie」を世界中の会社(主にイスラム圏)にライセンス供与することにより世界中にIndomieが溢れる状況になっており、私が見た印象では日清食品のカップヌードルや韓国農心の辛ラーメン以上の勢力を持っている。最近ウチでもエジプトやモロッコのIndomieを採り上げて、元祖インドネシア製を含め結構内容に差があることをレポートした。

今回紹介するトルコのIndomieは、Adkoturkという会社が2010年から製造を開始したものである。

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