カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6890 YumYum Jumbo (Thailand) Pad Kee Mao

No.6890はタイのWan Thai Fodos Industry、YumYum Jumbo Pad Kee Mao。タイ国内では味の素が販売する汁なし麺。Pad Kee Mao(パッキーマオ)はタイ語での読みを表記したもので、英語での説明書きはThai Hot & Spicy with Basil Leaf Stir-Fried Noodles。タイ語だとยำยำ จัมโบ้ แห้ง รสผัดขี้เมาとなる、らしい。(赤字部分がパッキーマオと発音、Phat Khi Maoとも表記することもある)

▲初めて食べたPad Kee Mao

初めてこの製品を食べたのは三十年ほど前でまだ海外製即席麺の免疫が少ない頃。バジルと唐辛子が豪快に効いた味に度肝を抜かれ、タイの食べ物に俄然興味が沸いたのだった。

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No.6880 農心 (South Korea) スパイシーノグボナーラ

No.6880は韓国の農心(Nong shim)、スパイシーノグボナーラ。日本向け仕様。ノグボナーラは造語で、製品名のハングル表記は매콤(辛い)너구(ノグ)보나라(ボナーラ)となる。農心の辛ラーメンと並ぶ看板商品でノグリ(너구리 )という汁ありのうどんがあるのだが、今回の品はその流れを受けた?辛いカルボナーラ風汁なし麺という意味らしい。

ノグリが発売されたのは1982年で辛ラーメンの1986年よりも早い。本国や英語版では「うどん」として扱われているが、日本では昔から「ラーメン」である。日本のうどんを期待されると意識のすれ違いを生じるからだろうか。韓国農心の日本語ページと農心ジャパンのページでは若干の違いがあるのが面白い。

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No.6870 Campbell’s (USA) Condensed Soup Healthy Request Homestyle Chicken Noodle

No.6870は米国のCampbell Soup Company、Campbell’s Condensed Soup Healthy Request Homestyle Chicken Noodle。Andy Warholの作品で有名な缶スープの老舗で、ヌードル入りの品。ウチとして扱うべきものかどうかは微妙なところだが、世界にはこういう麺製品も存在するということで紹介する。

日本でもキャンベルの缶スープは発売されているが、ヌードル入りのものは英文版(米国直輸入)の一種類のみで扱いも小さい。しかし米国ではヌードル入りだけで十数種類もあり、ごく一般的なもののようだ。作り方は缶一杯の水で希釈して温めるだけ。特に記載は無いものの、カロリー計算から逆算すると一缶四人前程度の想定だろう。

(なお、本Blog上におけるジャンル分けにおいて、この製品の出現によって新たな缶ラーメンという括りを設けるには至らないと判断し、製品容器≠食器という観点から袋麺扱いとした)

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No.6830 MAMA (Thailand) Instant Rice Noodles Creamy Tom Yum Flavour

No.6830はタイのThai President Foods、MAMA Instant Rice Noodles Creamy Tom Yum Flavour。タイ国内向けには無いデザインの北欧向け輸出仕様である。米粉を使った幅広の乾燥麺であり、ウチにおけるカテゴリーとしてはビーフンではなくフォーに分類した。

ラーメンにおけるMAMAのクリーミートムヤム味は(Creamyという甘い言葉とは裏腹に)激烈なキレる辛さでいつも涙と鼻水まみれの試食となるのだが、これが輸出仕様だと辛さがだいぶ穏やかになるようにデチューンされている。なので今回の品も決して我慢を強いられる食べ物ではないのでは?と期待した。

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No.6825 味王 (Taiwan) Kung-Fu Mì Gà(輸出仕様)

No.6825は台湾の味王、Kung-Fu Mì Gà。「味王」「鶏汁麵」以外の中国語が一切出てこない輸出仕様である。Gàという語はベトナム語で鶏肉の意味だが、裏面の作り方説明はスペイン語とポルトガル語で書かれている。買ったのはスペイン。No.6815で姉妹品のKung-Fu Mì Bò(牛肉味)を紹介している。

この製品の素性をいろいろ調べていたら、偶然味王の英文版即席麺紹介ページを発見した。ここにあるChicken FlavourはProduct Code(EANコードのITEM項)が今回紹介する品と同じだが、パッケージデザインは全然違う。このへんは複雑で判りにくいが、だからこそ面白い。

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No.6822 三養食品 (South Korea) プルダックポックンミョン ライト

No.6822は韓国の三養食品、プルダックポックンミョン ライト。ハングル表記は삼양식품、불닭볶음면 라이트。チキン味の激辛汁なし麺である。韓国の即席麺といえば長いこと農心の辛ラーメンが世界的に有名だったが、ここ五年ほどの海外市場を見た経験ではこの三養プルダックの方が優勢に感じられた。

今回の品はライトとあり、辛さの指標スコヴィル値がノーマル版の4,404→2,600SHUへ四割程度低減された。あともう一つ重要なのが揚げ麺からノンフライ麺に変わったことで、エネルギーが530→375kcalへ三割程度低減されている。しかしこれではへなちょこで軟弱な製品になっているのではと心配になってしまうよ。

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No.6820 Indomie (Turkey) Köri Çeşnili Hazir Noodle

No.6820はトルコのAdkoturk、Indomie Köri Çeşnili Hazir Noodle。カレー味ラーメンである。ここ最近のトルコ版インドゥミーの紹介は四度目の今回でひとまず終了。Webサイトには袋麺としてあと一つ「kızarmış Hazir Noodle」という未試食の製品が載っているが、これはFried Instant Noodle、即ちミーゴレンのことだろう。

Indomieはイスラム圏のあちこち(インドネシア以外はアフリカと中東)で生産されているが、スープは万国同一仕様で麺は生産地に任せる、という構図のようだ。そしてこのトルコ版の麺は本家を凌いでいるように感じる。

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No.6815 味王 (Taiwan) Kung-Fu Mì Bò

No.6815は台湾の味王、Kung-Fu Mì Bò。英文の社名はVe Wong。スペインで購入したもの。海外製の即席麺を食べ続けていると、即席麺に関わる外国語はある程度覚えてくるものであり「Mì Bò」という語がベトナム語の牛肉麵であることは判った。しかしそれ以外の表記は全てスペイン語とポルトガル語であり、この二国での牛肉はCarneが相当する。カンフーという製品名も含めてちょっと奇妙な点が多い。

 

▲原汁と書かれると肉汁を連想するな

買った後で気付いたのだが、左下に「原汁牛肉麺」と牛の絵が。そうか、これは台湾国内で現在「原汁牛肉湯麵(昔は原汁牛肉麺という製品名)」として売られている製品の輸出バージョンだったんだ。

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No.6810 Indomie (Turkey) Sebze Çeşnili Hazir Noodle

No.6810はトルコのAdkoturk、Indomie Sebze Çeşnili Hazir Noodle。トルコ語でSebzeは野菜、Çeşniliは風味、Hazirは準備完了=即席の意味であり、Noodle以外は英語との関連性が全然見られない。同国はイスラム圏なのでHALAL認証品。

トルコの即席麺事情について、Adkoturk社が2010年から製造を開始したのに続き2013年には日清食品が現地Yildoz社と合弁会社を設立して即席麺の製造・販売を開始した。だからいつかはトルコのNissinブランド製品を食べるんだ!と思っていたのに、2019年に合弁を解消・撤退していたことを今日知った。ガッカリ。

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No.6804 超力國際食品(Hong Kong) 超力湯麵 海鮮味

No.6804は香港の超力國際食品、超力湯麵 海鮮味。英文表記はChewy International Foods、3-min Instant Noodles Seafood Flavorとなる。No.6794で姉妹品の鮮雞味(Chicken)を紹介している。

▲味は違えども調理例写真は一緒

パッケージの右上には調理例写真が載っており、マッシュルームやパセリがあって赤いのはトマトかな?とか思って見ていたが、ありゃ?これってチキン味と同じじゃん!背景の絵も同じだな。通常はいくら安価な製品とはいえ味の違いによって調理例写真は作り分けるものだが、この超力湯麵は背景色と文字を入れ替えただけのようだ。合理的というか手抜きというか・・・

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