カテゴリー別アーカイブ: 50海外のカップ麺

No.7457 味丹企業 (Taiwan) 隨緣 椒香豆腐新豬肉麵

No.7457は台湾の味丹企業、隨緣 椒香豆腐新豬肉麵。隨緣は台湾流ベジタリアン向け食品である素食の製品群。調理例写真や製品名称からも判るように、レトルトの大きな豆腐が入っている。そしてベジタリアン向けなのに「新猪肉」を使っているらしい。フタには「OMNI」の文字が躍る。

OMNIは豚肉の代替用途として開発された植物由来の肉もどき。オムニポーク、オムニミートという名で近年アジアの意識高い人向けに広まりつつある素材。即席麺の具としては大豆蛋白質を使ったニセ挽肉が古くから多用されており、これのブランド化とも言えそうだ。本物の肉よりもヘルシーで栄養価が高く、ベジタリアンもニッコニコの夢の食材、かな?

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No.7456 統一企業 (Taiwan) 大補帖 當歸鴨風味細麵

No.7456は台湾の統一企業、大補帖 當歸鴨風味細麵。12年ぶりの試食である。昔は袋版もあったが、現在同社のサイトや台湾のネット通販業者を調べたところカップ版しかない様子。當歸は日本の漢字だと当帰と書く多年草。根を乾燥させて主に婦人病に効く漢方薬として用い、台湾の即席麺では各社から「當歸」を売りとする薬膳製品がいくつも出ている。

▲昔の大補帖 當歸鴨風味細麵(2012年)

で、この製品には料理酒が付いている。即席麺に酒を付けるのは今まで臺灣菸酒TTLの製品をいろいろ紹介してきたが、この大補帖ではそれよりもずっと前からやっていた。薬膳製品に酒が付いているというのは、酒も薬の一種であるという意味なのだろう。(ホントかな?)

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No.7451 統一企業 (Taiwan) 滿漢大餐Gold 金牛肉麵

No.7451は台湾の統一企業、滿漢大餐Gold 金牛肉麵。台湾製の即席麺にはレトルトの肉塊付きという独自カテゴリーが存在し、統一の滿漢大餐や維力の一度贊、味丹の味味一品等がこれに相当する。一方で台湾はノンフライの即席麺が少なく、レトルト肉塊付き即席麺も古風な揚げ麺のものばかり。ジューシーな肉を口に含みながら「ここにもっとしっかりした麺があればなあ」と想うことしきりであった。

しかし!2022年11月にノンフライ麺を使う滿漢大餐Goldが登場!早く食べたい、ということで昨年末の訪台に於ける本製品の購入は最優先事項であった。なお価格は89TWDの約414円、日本でも滅多に無いような高額即席麺。

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No.7446 統一企業 (Taiwan) 統一麵 小時光麵館 青蔬椒麻麵

No.7446は台湾の統一企業、統一麵 小時光麵館 青蔬椒麻麵。小時光麵館は台湾では珍しいノンフライ(非油炸)カップ麺の製品群。No.7431で姉妹品の花椒擔擔麵(汁あり)を紹介しているが、今回の品は湯切りを行なう汁なし麺。製品名の青蔬は青菜、椒は花椒、麻は胡麻のこと。

湯切りを行なう汁なし麺なのに、パッケージに湯切りのためのメカニズムは何もない。日本のカップ焼そばが世界に誇る二層シート剥がし方式は望むべくもないが、箸先で穴開け等の安直な方法があるだろうに、何もない。台湾のYouTuberによる本製品の紹介動画を見ると、皆フタの開口部を箸で押さえて湯切りしているため、私もこれに倣うこととした。

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No.7441 統一企業 (Taiwan) 阿Q 生猛海鮮風味 桶麵

No.7441は台湾の統一企業、阿Q 生猛海鮮風味 桶麵。阿Qといえば阿Q正伝、魯迅の小説だね。また特に台湾では「Q」という文字が「もちもちした弾力がある食感」という意味で使われるので、ダブルミーニングとして制定したブランドなのだろう。昔(30年ぐらい前)は袋版だけだったのが後にカップ版(桶麵)も登場し、現在では袋版が消滅してカップ版のみとなっている。

▲袋版の阿Q(1997年)
この頃はまだ写真撮影が下手クソでシワだらけだ

阿Qには五種類の味が用意されているのだが、今回シーフード味を選んだのは「生猛」という単語に心を奪われたから。猛々しく生きる:なんだかエビやカニが飛び跳ね上がって襲ってきそうではないか。中国語のニュアンスはきっと違うのだろうと思うが。

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No.7436 統一企業 (Taiwan) 拉麵道 日式味噌風味

No.7436は台湾の統一企業、拉麵道 日式味噌風味。拉麵道は日本のラーメンを強く意識した製品群で、味噌味の他に豚骨味、カップ版の他に袋版もある。

ちなみに前回香港の日清食品が製造する出前一丁で、台湾向けの仕様のみとんこつ味を「猪骨」でなく「豚骨」と表記する謎について言及したが、今回の品も「豚骨」である。台湾でも豚のことを一般的に「猪」と書くのだが、日本との関連を強調する場合は「豚」になるのでは?と推測している。

▲七味唐辛子包が入っている筈なのだが・・・

今回の品、説明書きによると七味唐辛子包が付いている筈なのに入っていなかった。台湾のYouTuberによる製品紹介動画を観るとしっかり入っている。製造不良品に当たっちゃったよ~(泣)

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No.7431 統一企業 (Taiwan) 統一麵 小時光麵館 花椒擔擔風味湯麵

No.7431は台湾の統一企業、統一麵 小時光麵館 花椒擔擔風味湯麵。擔擔は日本の漢字で担担のこと。台湾では珍しいノンフライのカップ麺で、小袋が五包も付属するゴージャスな製品。

台湾では以前から各社ともノンフライの即席麺を持っているが、あまり目立たない小規模生産品ばかりだった(特にカップは)。しかし今回訪台して統一がこの小時光麵館と高級品の滿漢大餐でノンフライ攻勢を仕掛けてきたのを目の当たりにして、こいつは結構本気だ!と理解した。ノンフライ麺の製造設備は揚げ麺とは乾燥工程が異なり多額の設備投資が必要だが、大企業が製品に付加価値を付けて低価格競争から抜け出すには、これが必然の選択なのだろうと思う。

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No.7425 統一企業 (Taiwan) 來一客 川辣牛肉風味

No.7425は台湾の統一企業、來一客 川辣牛肉風味。川は四川、辣は辛いという意味。小ぶりのカップ麺だが内容量は67gあり、日本の安価な縦型カップ麺と同等以上。40g近辺のミニカップとは用途が違う。來一客は台湾の定番製品で六種類の味があり、コンビニやスーパーの即席麺売場で大きなエリアを占有している。

▲このイラストは一体何を意味するのか?

カップ側面には結構大きな面積を使ってほのぼのしたイラストが描かれており、これは本製品によって実現したい世界である、という作り手からのメッセージだと捉えた。当たりは柔らかいが、パッケージデザインとして結構踏み込んでいるなあと思う。こんな大きなイラストを載せるに当たっては多くの議論があった筈。

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No.7424 味丹企業 (Taiwan) 味味A 紅燒牛肉湯麵

No.7424は台湾の味丹企業、味味A 紅燒牛肉湯麵。「新品上市」と書かれているので発売ホヤホヤの新製品なのだろう。台湾では珍しい大口径で薄いカップ。日清U.F.O.みたいな形だが、あくまで汁ありのラーメンである。

フタの中央下に「食尚玩家 Super Taste」と書かれており、これは台湾のテレビ局TVBSによるバラエティ番組で、FB等ネットメディアと連携しながらグルメや旅行情報を紹介するもの。番組中で一万食のグルメと五千食のラーメンを食べた食のプロが、初めて即席麺をお勧め料理として挙げた製品、というものらしい(私の拙い訳なので違っていたらゴメン)。まあ番組とのコラボ製品ということのようだ。

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No.7417 味丹企業 (Taiwan) 味味A 排骨鷄湯麵 超値碗

No.7417は台湾の味丹企業、味味A 排骨鷄湯麵 超値碗。豚のスペアリブ風味と鷄ダシのブレンドといったところ。味味Aの排骨鷄湯麵は袋麺のロングセラー製品で、カップ版も存在し、今回の「超値碗」はそのカップ版のお値打ち品(廉価版)である。

▲袋版の排骨鷄湯麵(2015年)

製品の固有情報はフタに集約して、カップ側面の印刷は汎用品。内容量が普通版の90gに対して75gと少なめ。かやくも少ないかもしれない(未確認)。価格は普通版が25TWD程度に対して今回の超値碗は19TWDで購入した(約116円に対して88円)。台湾のカップ麺としては最安クラスの製品である。まあ位置付けとしてはペヤングに対するペヨングのようなものかな?

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