カテゴリー別アーカイブ: 20日本の袋麺

No.6848 エースコック (袋)ハノイのおもてなし 海鮮だしフォー

No.6848はエースコック、(袋)ハノイのおもてなし 海鮮だしフォー。麺はベトナム製。エースコックは1993年に進出したベトナムでの即席麺事業が大当たりし、同国のシェア断トツ一位の座を誇る。

ベトナムの即席麺は麺が小麦粉によるものと米粉のものが半々ぐらい(2012年にホーチミン市へ行った際の肌感覚)であり、その中でも幅広のフォーが多く見られる。当然ベトナムのエースコックでも多くのフォー製品を擁し、ここでの成功を日本へ還流させたのが今回の製品だ。凱旋帰国のようなものだね。エースコックに限らずベトナムの即席麺は進化が早いので状況視察に行かねばと思っていたのにこの時節柄そうもいかず、悔しいなあ。

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No.6846 東洋水産 マルちゃん正麺 中華そば

No.6846は東洋水産、マルちゃん正麺 中華そば。袋の正麺は2011年の発売で、従来北海道等の一部地域以外ではあまりパッとしなかったマルちゃんの袋麺を一気にメジャーな存在に引き上げた立役者である。

今回の中華そばは「もう一つの」醤油味として2019年に登場。普通の醤油味とどのように住み分けるのかがちょっと気になっていたが、なかなか遭遇する機会に恵まれず、やっと試食に漕ぎ着けた。

正麺の(普通の)醤油味を私は肯定的に評価しているが、スープにやや癖のある匂いがある。好みに合わない人も結構いるように感じていたので、この中華そばはその取りこぼしを拾う役目もあるのでは?と推測した。

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No.6844 藤原製麺 かに味ラーメン みそ味

No.6844は藤原製麺、かに味ラーメン みそ味。パッケージの調理例写真にはズワイガニの脚が二本ど~んと乗っており食欲を誘うのだが、これはもちろんイメージ画像であり具としてのかに肉は入っていない。

さらに一杯につきグルコサミンを350mg含有とのことで、関節の痛みに効きそうなアピールをしている。でもグルコサミンが多いのってかにの肉ではなく殻のはずだが?と思い裏面の原材料名を確認すると、ちゃんと「かに殻パウダー」なるものが含まれていた。「かに」を高級食材としてだけでなく健康食品としても訴求しているようだが、かえってどっちつかずのような印象を受けてしまったな。

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No.6840 ケンミン食品 復刻版ケンミン焼ビーフン

No.6840はケンミン食品、復刻版ケンミン焼ビーフン。ケンミンの語源は県民ではなく創業者の高村健民から来たもの。1950年にビーフンの製造を開始、1960年に味付け麺の「ケンミン焼ビーフン」を発売。細い米粉麺であるビーフンはアジアの各地で見ることができるものだが、「味付け」のビーフンは世界中でこのケンミン食品だけが作っているものらしい。チキンラーメンと同様に別添のスープは無く、水を入れて炒めるだけというのは確かに簡潔でわかりやすい。

今回の品は1960年発売の品の復刻版。現行の焼ビーフンがチキン味なのに対し、これは醤油と鰹・こんぶ味がベースであり、パッケージだけのなんちゃって復刻版とは違う。

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No.6831 小山製麺 海老塩わかめラーメン

No.6831は小山製麺、海老塩わかめラーメン。小山製麺は岩手県の会社で、うどんやそばの棒状乾燥麺や場所柄冷麺・じゃじゃ麺なども扱っている。今回の品は三陸産わかめを練り込んだ緑色の麺が特徴であり二食入り。

▲英文の作り方説明

パッケージ裏面の作り方説明には英文が併記されておりやや唐突な印象を受けるのだが、これは輸出も考慮している製品であるという意味だろう。おもて面左下には小さくAnimal Freeという言葉と共に畜肉(豚・牛・鶏)由来成分を使用していない旨の表示がある。イスラム圏でもヒンズー圏でも大丈夫ってことかな(但しHALAL表示は無い)。

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No.6807 五木食品 熱辛のラーメン 濃厚辛旨味噌とんこつ

No.6807は五木食品、熱辛のラーメン 濃厚辛旨味噌とんこつ。「熱辛の」を「ね(根)っからの」と読ませるらしい。

同社には似たような「熊本赤辛ラーメン」(No.4914で試食)という製品が存在しており、どのように棲み分けをしているのか?と疑問に思ったが、調べてみると赤辛はコチュジャンを、今回の熱辛は花椒や味噌を強調しているあたりが主な相違点のようだ。ゆで時間もあちらが3分でこちらが2分半という違いがある。

▲自社製造、自社開発!
(液体は他社製造の可能性有、とも読めるな)

スープの袋には同社製品でお馴染みの自信に溢れた「自社開発」「自社製造」の文字が記される。裏を返せば競合には他社へスープを委ねている製品が結構あるぞ、ということなのかな?

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No.6805 ツバサ いぶりがっこラーメン 醤油味

No.6805はツバサ、いぶりがっこラーメン 醤油味。ツバサは秋田県の会社で販売者、製造は同じ秋田県の八郎めん。いぶりがっこは秋田に伝わる大根の燻製とでもいえるもので、初めて食べた時はあたかもベーコンのような匂いにビックリしたよ。歯応えはたくあんみたいにコリコリしており、これだけでもお茶碗一杯は軽く喰えるほど飯が進むんだ。

今回の品はいぶりがっこを麺に練り込んであるとのことで、具として付いてくるわけではない。興味津々である一方で若干の不安もあった。わざとらしい燻蒸臭の香料だけが突出しているような安直な味造りだったらどうしよう?と。

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No.6795 イトメン 魚介と野菜のおだしらーめん あさりみそ味

No.6795はイトメン、魚介と野菜のおだしらーめん あさりみそ味。今年の2月に発売された製品でアサリのだしが特徴であり、姉妹品としてしょうゆ(いりこ)としお(かつお)がある。

パッケージのグラフィックはアッサリした脱力系であり、女性の昼食用途がターゲットなのかな、と推測する。一方で消化能力が衰えて脂っこさや刺激が辛くなってきたオッサン(私のことだ)だって、時には体へ与えるダメージが少ない即席麺を食べたいと思うことがあるよ。

コンビニに並ぶ派手な製品とは一線を画す、大人の味覚に耐える即席麺が欲しいなあとオッサンは日々思うのだ。今還暦近辺の人達なら幼少の頃から即席麺に慣れ親しんでいるのだし。

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No.6791 マルちゃん正麺 ソース焼そば

No.6791は東洋水産、マルちゃん正麺 ソース焼そば。袋の即席ノンフライ焼そばはとても珍しく、現在レギュラー製品として存在するのは(大手では)これしかないかも。少し前には日清ラ王の上海焼そばがあったが(No.6137で試食)短期間で消えちゃったし。

この製品、作り方が普通の揚げ麺の袋焼そばとは若干異なる。要約すると先ず油を引いて肉と野菜を炒め、水と液体ソースを加え沸騰したら麺を入れる。一分間隔で二度ひっくり返し、ほぐして水気がなくなったら出来上がり。麺よりも先にソースを入れる点に違和感があるよ。

▲五個パック外観

今回は五個パック品を購入。本品は出来栄えのバラつきが大きいと感じられたが、何度も試食を行えたのは幸い。

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No.6779 日清食品 日清のラーメン屋さん 札幌みそ

No.6779は日清食品、日清のラーメン屋さん 札幌みそ。このシリーズの乾麺袋版は1996年9月に登場。以降ずっと調理例写真をドーンと載せたパッケージデザインを踏襲してきたが、今年の6月にリニューアルを行い、個装袋はシンプルなイラストのみのデザインに変更された。(五個パックの外装袋には調理例写真が載っている)

▲新旧の札幌みそ(味)、新五個パック外装

リニューアル前のみそ(この頃は「味」が付く)をNo.6422で紹介しているのだが、デザイン的にはかなりの宗旨替えだといえよう。なおリニューアル後も北海道では従来通り「日清北海道のラーメン屋さん」という別仕立ての製品が用意される。東洋水産の袋麺も北海道や東北地域で細かなセグメント分けをしており、この辺の地域の嗜好は一筋縄ではいかないみたいだ。

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