No.6362はハンガリーのUnilever Magyarország、Knorr Noodles Golden Chicken。いままで欧州のUnilever/Knorr製品はドイツ・スペイン・チェコ・ポルトガル・オランダ等いろいろな国で販売されているものを紹介してきたが、ハンガリー版は今回の品が初めてとなる。六か国語併記の国際商品。
欧州の即席麺は生産コストの安い国で集中生産して各国にばら撒くのが普通で、今回の品は原産国が記載されていないのでどこで作られているのは判らない。ハンガリーには日清とThai President Foods(MAMAブランド)の工場があるのを知っているが、Unileverは聞いたことがないなあ。
普通の即席麺だとパッケージの表面に美味そうな写真が載っており「調理例写真」や「調理参考」みたいな意味の言葉が添えられているものだが、この製品は写真ではなくイラストだしわざわざ「イラスト」という言葉が六か国語で添えられている。そんなの見りゃ判るんだけど。
しっかし折角イラストにするならもっと美味しそうに描けばいいのになあ。丼の中から麺がにょきにょき生えて、こっちへ襲ってきそうな印象を受けるよ。どうも欧州の一部地域では製品に付いてくる具以外を調理例写真に載せてはいけない規制があるようで、この品もイラストながら丼の中は麺とスープとネギだけしか入っておらず、これも美味しそうに見えない大きな要因だと思う。小さく鶏の丸焼きの絵が丼の外に添えられている。
食べてみて、丼お湯入れ調理ということもあって麺は硬めで気泡感があり粗い印象。時間の経過には敏感で、食べていてどんどん脆くなっていく。色は白くてラーメンらしい香りは全くせず、細うどんのようでもある。どこの国向けの製品かは問わず、Knorrの即席麺はみな似たような印象だな。
スープはGoldenと称するだけあって透明感のある琥珀色。セロリの香りが結構強い。辛い刺激や尖った部分は無く穏やか。うま味はやや人工的だが控えめなので問題なし。
日本の即席麺と比べると、何とも不愛想で不器用な印象を受ける製品なのだが、この味に慣れてくると、偶に無性に食べたくなる時もある。
国名 | ハンガリー |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 8 712100 882579 |
会社名 | Unilever Magyarország |
製品名 | Knorr Noodles Golden Chicken |
謳い文句 | |
調理方法 | 丼お湯入れ3〜5分 |
質量 | Net57g |
熱量 | 366kcal (1368kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量3.88g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | |
汁なし麺 | × |
麺 | 中太の角断面、気泡感があり硬めで無骨な印象、経時変化に敏感でどんどん脆くなる |
汁・ソース | 透明の琥珀色、セロリの香りが結構強い、辛い刺激は無く、旨味は人工的だが控えめ |
具・その他 | 穏やかな味、麺がうどんみたいな印象でコンソメスープにうどんを入れたような感じ |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2018/12/05 |
賞味期限 | 2019/01/31 |
入手方法 | 2018/06/08 Ueda特派員様よりいただく |
税込購入価格 |