No.7445は台湾の維力食品工業、維力辣炸醬麵(123克重量包)。同社の看板製品である維力炸醬麵の大盛り(123g)&辛い仕様。丼お湯入れ方式で麺を湯戻しし、湯切りしてソースと絡める汁なし麺。戻し湯を使い飲用のスープを作るのはマルちゃんやきそば弁当式。
標準の維力炸醬麵は質量90gで、今回の品の123gは約37%もの増量となる。なおこの辣(辛い)版に質量90gの標準版は存在しない。
私は維力炸醬麵に親近感を持っており、たまに食べたくなる時がある。強くて単調な味だけど、いつも飽きる寸前の丁度いい頃に食べ終わる。だがこれが37%増量ともなると飽きるゾーンに突入するのでは?という心配がある。
食べてみて、やはり麺の量がかなり増えたなという実感がある。だが辛い刺激が食べる集中力を途切れさせないように作用して、飽きてくる寸前に食べ切った。上手く計算されている。もちろん飲用のスープも口内を一旦リセットする効果があり、再び立ち向かう勇気を与えてくれるのだ。
味の基本形は普通の維力炸醬麵と同じ大豆発酵系のもの。ここに橙色の粉を振りかけ辣化するのだが、作る前に粉を舐めてみてもあまり辛くない。試食においてもこの印象は変わらず、激辛には遥か遠く及ばないチョイ辛程度の刺激だった。これなら辛いものが苦手な人でもイケるかもしれない、間口の広い製品である。
なお大盛りの製品なので乾燥状態の麺も大きく、小ぶりな丼では麺が収まりきらない。大口径の器を用意すべし。
麺は幅3mm弱の薄い扁平形状。表面は粗く、気泡感がかなり強く、パサパサした軽い食感。でもこれらは汁なし麺なので、致命的な欠陥だとは思わない。湯切りをするので脂っぽい匂いも気にならない。量は台湾の即席麺としてはかなり多い。
ソースは大豆を発酵させた匂いがベースで、豚肉のうま味が加わり、若干の酸味も感じる。食べ慣れた維力炸醬麵の味。ここに大量の橙色の調味粉を入れるので、さぞ激辛なのだろうと身構えたが、大した刺激はなくピリ辛程度だった。
ソースには小さな豚肉の欠片が入っている。戻し湯で作るスープは落ち着いた味で、ソースの強い味に慣れた舌をリセットする。
国名 | 台湾 |
ジャンル | 袋汁なし麺 |
EANコード | 4 710199 114049 |
会社名 | 維力食品工業 |
製品名 | 維力辣炸醬麵(123克重量包) |
謳い文句 | |
調理方法 | 丼お湯入れ3分お湯切り |
質量 | 内容量123g |
熱量 | 562.3kcal (2354kJ) |
Na | 1.979g |
付属品 | 液体ソース、チリパウダー、粉末スープ(飲用) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 幅3mm弱の薄い扁平断面、表面は粗く気泡感がありバサバサした軽い食感、量は多い |
汁・ソース | 基本は普通の炸醤麺と同じ大豆が発酵した香り、ピリ辛程度の刺激が単調さから救う |
具・その他 | 細かな豚肉の欠片、戻し湯で作るスープは落ちついた味、大盛りだが退屈しなかった |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2024/02/01 |
賞味期限 | 2024/02/22 |
入手方法 | 2023/10/31 小北百貨 (Taiwan) |
税込購入価格 | 23 TWD (≒107 JPY) |