No.7341 ケイブ間宮堂 間宮堂帆立ラーメン 塩

No.7341はケイブ間宮堂、間宮堂帆立ラーメン 塩。同社は北海道稚内市の会社で、今回の品は利尻島で購入したもの。間宮堂(まみやどう)は宗谷岬にある日本最北端の実在ラーメン屋なのだが、残念ながら私はここで食べた経験がない。本製品の製造はホクメンフーズ。

税込価格は650円!と即席麺にしては突出した高額製品。しかしレトルトの大きな帆立が入っていることと少量生産の観光土産的な性格を含め、値段が高いのはある程度理解する。パッケージも他に類事例を見ない独自の造りで、マチ付きの大きな袋を手に取れば、ズッシリした重量感とともに巨大な帆立の存在が手のひらにじんわりと伝わってくる。

食べてみて、具のふくよかな帆立はもちろん、鍋で大量の帆立をじっくり煮込んだその煮汁を、たった今お玉で汲んで丼に注いだような、ライブ感に溢れる匂いが即席麺の領域を超える体験をもたらす。たまに・家で・ちょっと贅沢をしたい時にいいだろう。

帆立を支える麺とスープについても、派手さはないが堅実で、重心の低さを感じるしっかりしたもの。ただし帆立抜きでも上質のラーメンとして通用するかと問われれば、武骨な麺と甘めのスープのネガティブな面が露呈して難しいようにも思える。主役と、それを引き立てる脇役とがうまくバランスしている製品である。

麺は幅3mmで角は丸められており優しい舌触り。ゆで五分でも硬めで重量感がある。少しボソボソした食感と歯応えだが、安っぽさは感じない。飾りっ気がなく、素朴な力強さがある。中華麺っぽい香りも出ている。

スープは透明感がある淡い色。ホタテを煮込んだ臨場感のある匂いと磯の香りがとても強く出ており、この製品の魅力になっている。全体的に甘めの味付けで、辛い刺激はない。ラードが入っており、力強さと潤いを与えている。うま味は強いが自然で、わざとらしさは感じない。

レトルトの帆立は長辺が6cmぐらいで、厚みも十分にある。ふくよかで香りも良く、とても有難味がある。煮詰めすぎたようなレトルトっぽい匂いが全然しないのも良い。煮汁からもいいダシが出ている。

国名 日本
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 4 580720 772648
会社名 ケイブ間宮堂
製品名 間宮堂帆立ラーメン 塩 (加工所:ホクメンフーズ)
謳い文句 おおつぶ帆立入 日本最北端宗谷岬の行列店
調理方法 ゆで5〜5.5分分離調理
質量 Net175/麺80/具50g
熱量 398.5kcal (1668kJ)
Na ~g(食塩相当量7.0g)
付属品 液体スープ、レトルト具(ほたて)
ノンフライ麺
湯切り
幅3mmで角は丸く優しい舌触り、硬めで重量感がある歯応え、飾りっ気がなく力強い
汁・ソース 透明で淡色、帆立の臨場感ある匂いと磯の香り、甘く辛い刺激なし、ラードの力強さ
具・その他 長辺6cmの帆立は肉厚でふくよか、煮汁もいい匂いで有難味が大、高価格を納得する
総合評価 ★★★☆3.5
試食日 2023/08/25
賞味期限 2023/10/17
入手方法 2023/07/06 ケイブ
税込購入価格 650 JPY