No.7724は横浜のオークラインターナショナル、金ブタラーメン。製造は福島の五十嵐製麺。今回の品と同じ日・同じ場所(横浜中華街)で姉妹品のパンダラーメンも一緒に購入し、No.7682で試食報告した。
▲パンダラーメン(No.7682、2025年4月)
パンダラーメンは黒い麺と白いスープによる視覚的インパクトが強烈な製品である反面味は凡庸で特に驚きもなく、私は「お子様連れか可愛いパッケージコレクター向けの製品」と結論付けた。要はあまり肯定的な評価ではなく、ウチで紹介するべき製品ではなかったなあ、と少し後悔したよ。
このため、今回の品も似たようなものだろうとの予測を立てて、正直言うとあまり気乗りがしなかった。先入観に支配されるのは良くないんだけれど。
食べてみて、おお!今回の製品はスープできちんと個性を出しているではないか。製品名通り豚肉の匂いが製品全体を支配する。これはこれで好き嫌いが別れそうでもあるが、具や薬味を入れることで癖をコントロールす面白みもあるし、この香りがたまらん❤️と感じる人は一定数存在するだろう。
豚肉一直線ともいえるこの味を実現できた要因は、製作の手順に麺を湯切りする工程を組み込んでいることだと思う。これにより麺から溶出する澱粉系の雑味を排し、ピュアな豚肉の香りが漂う素晴らしき世界を作り上げているのだ。
緊張感のないパッケージだが、少なくとも味は(パンダラーメンとは違って)論評に値する水準に達している。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 571334 133093 |
会社名 | オークラインターナショナル |
製品名 | 金ブタラーメン (製造は五十嵐製麺) |
謳い文句 | シオスープ&キイロメン |
調理方法 | ゆで4〜4.5分分離調理 |
質量 | 内容量125g/麺80g |
熱量 | 341kcal(1,432kJ) |
Na | 〜g(食塩相当量7.4g) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 要 |
麺 | 麺は黄色い2.5mmの角断面で、ふっくらして優しい舌触りです。ゆで4分だと適度な歯応えと重量感があり、しっかりした食感です。ただ、時間の経過によるダレが早めで、食べているうちにだんだん頼りなくなってきました。 |
汁・ソース | スープは澄んだ淡い茶色です。甘めで、豚肉の臭いがとても強く出ていますが、しつこさや嫌味はありません。麺の湯切りをすることもあり、雑味が少なくクリアな印象です。ただ塩味はかなり強く出ています。醤油の香りはしません。辛い刺激や尖った香りはなく、ポーク味に全振りしたようなスープです。その分ちょっと単調さも感じるので、薬味や具を入れて調整したいです。 |
具・その他 | 姉妹品のパンダラーメンが見た目のインパクトに拘り、味は二の次にしているように思えたのに対し、今回の金ブタラーメンは、味で個性を出している、と感じました |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2025/06/06 |
賞味期限 | 2025/08/18 |
入手方法 | 2025/03/14 横浜大世界マーケット |
税込購入価格 | 302 JPY |