No.7642 明星 青春という名のラーメン 胸さわぎでかミート しょうゆ味

No.7642は明星食品、明星 青春という名のラーメン 胸さわぎでかミート しょうゆ味。この製品はかつて1984年10月に発売され、風変りな名前とグラフィック、CMで話題になったもの。一点集中型の具が特徴だが、麺やスープは平凡だった。今回は麺がノンフライ一分戻しになっているのが昔とは異なる点。

▲現有の古いフタ三枚
(他にも食べたが当時は全てを保管する習慣がなかった)
右端(最も古い)のみベロの形状が異なるが、
これは販売時期の違いによるもの
1985年辺りが同社のトリプルリップへの移行期
(どんぶり型も同様)
JASマークが妙に威張っている
JANコードは8桁短縮形、気合が入っている証?

当初は胸騒ぎチャーシュー・純情コーン・誘惑ベジタブルの三種類、以降努力もち、その後知的なタコイカ・勝手にミートボール・翔んでるナゲット・燃えろハンバーグと種類を続々追加(&廃止)してきたが、86年7月を最期に新製品の追加は停止。なのに2024年に新しいのが出るとは思っていなかったよ。おじさんホイホイかな?

食べてみて、食べる人の体に負担をかけない優しい製品。脂っ気は少なくカロリーも控えめでアッサリ、具はブヨブヨ柔らかい。味付けはそれなりに元気なフリをしているが、底力や瞬発力には欠けるもの。

なのでやっぱりおじさん向けだね。遥か昔に青春を経たアラ還の賞味期限切れクソジジイが「斉藤由貴が『胸さわぎください』と呟くのが良かったなあ・・」などと懐かしがって全種類買い込むことを、誰も非難することなど出来ない。

多分この製品の企画書にはターゲットとして(1984年の初出時にはなかった)シニア層が含まれているものだと推測する。ということで、リバイバル製品ではあるものの、当時とはそのココロが大きく異なっていると結論付ける。(←これは良い悪いの問題ではない)

一方で現在青春真っ只中のティーンズにとっては麺の量も力感も物足りないだろうと思われる。自分が高校生の頃にはおやつや夜食でもっと脂っぽくて重たい即席麺を毎日ガツガツ食べていた。あと、税抜希望小売価格236円というのは少し割高に感じるな。(今回は118円で買ったので損した気にはならなかったけど)

麺は3mm弱の幅広だが、幅方向の中央がえぐれた薄い扁平。一分戻しのノンフライ麺だが、十分にしなやかで粘りと潤いがある。ただ重量感は乏しく、単独ではなく、束になって存在を主張する感じである。意外に量的な物足りなさは感じなかった。

スープは濁った茶色で、僅かなとろみがあり、胡椒の刺激がよく出ている。ポークのうま味が強く、隙間を感じさせない味である。しかし脂っ気がなく、平板で力感に欠ける。醤油の香りに昭和っぽい雰囲気が漂う。

ブヨブヨした柔らかな弾力感がある豚肉+大豆蛋白質の塊は、長辺が15mm以上あるものが8個ほど入っており、とても有難味が強い。ネギも大きくて香りも豊か。

国名 日本
ジャンル カップラーメン
EANコード 4 902881 457934
会社名 明星食品
製品名 明星 青春という名のラーメン 胸さわぎでかミート しょうゆ味
謳い文句 青春は早い! WOW! 熱湯1分 ノンフライ麺 WOW! でか具材
調理方法 熱湯1分
質量 内容量60g/麺47g
熱量 236kcal(988kJ)
Na(麺具+汁) 〜g(食塩相当量1.4+2.8g)
付属品 なし。粉末スープ、かやく(豚肉入り大豆たん白質加工品・ねぎ)は混込済
ノンフライ麺
湯切り 不要
3mm弱の幅広で中央が凹み薄い、一分戻しだが十分にしなやかで潤う、重量感はない
汁・ソース 濁った茶色の昭和風醤油味、豚の旨味が強い、胡椒の刺激、脂分はなく力感に欠ける
具・その他 ぶよぶよした肉&蛋白質の具は大きく数も多く有難味大、若者には物足りなく爺向け
総合評価 ★★2
試食日 2024/11/29
賞味期限 2025/03/13
入手方法 2024/10/01 クリエイトSD
税込購入価格 127 JPY

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