No.7433は台湾の臺灣菸酒(Taiwan Tobacco and Liquor)、台酒 麻辣酒香豚肉麵。袋に「玉山茅台」料理酒が付いていると書かれており、調べてみると台湾の国酒とされる高級品、マオタイ酒のことらしい。
▲臺灣菸酒TTLの玉山磁瓶茅台酒(Mau Tai)
500ml、53度、税込4,130円とか。
玉山茅台の中にも各種グレードがあり、上の写真の酒がそのまま使われている訳ではないだろうが、酒を造る会社が手掛ける即席麺、という強みを生かした製品だ。日本でもサントリーあたりが即席麺市場に参入し、山崎12年入りの味噌ラーメンとかを出してきたら楽しいだろうな、と夢想する。
ちなみに作る際にちょっと舐めてみたら、蒸留酒なのにきつい匂いがせず、包容力のあるまろやかな香りが口中に広がった。
食べてみて、引き締まった味の製品。これは唐辛子や花椒の刺激、シナモンや八角の香りに依るところが大きい。勿論玉山茅台の料理酒も全体の空気感を落ち着かせたり立体感を拡げる効果があり、大人の味という印象になっている。
あとこの製品にはレトルトの豚肉がついているのだが、同シリーズの他製品と違い脂身が無く赤身だけ。それも緻密な繊維を意識させるもので、豚肉の塊といってもブヨブヨしたゴムっぽい弾力感は無い。さらにサイコロ状の大根が入っているのもサッパリした味と歯応えを引き出している。食べ物とか料理に強い関心がある人向けの製品である。
麺は2mmの細い角断面で、輪郭はハッキリしており、そうめんを揚げたような舌触り。一本一本の存在感は弱く軽い食感で、束になってサラサラと流れるように食べられる。歯応えとかコシは気にしない、日本のラーメンとは違うジャンルの麺という感じである。
スープは濁りがあり、激辛ではないものの、結構辛い。甜麺醤や豆板醤系の調味料がベースになっている。うま味はかなり強い。八角やシナモン、花椒の香りが出ている。豚肉の匂いがする一方で、脂っぽさは控えめ。お酒の効果で、奥の深さを感じる。
レトルトの豚肉は赤身だけで、脂身は入っていない。角切りの大根が一緒に入っており、歯応えを含めサッパリした印象。
国名 | 台湾 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 710199 233453 |
会社名 | 臺灣菸酒TTL |
製品名 | 台酒 麻辣酒香豚肉麵 (製造は維力食品工業) |
謳い文句 | 内附調理包及玉山茅台料理酒佐料包 猪肉原産地(国):臺灣 |
調理方法 | 丼お湯入れ3分/ゆで3分 |
質量 | 内容量200g |
熱量 | 561kcal (2349kJ) |
Na | 3.076g |
付属品 | 粉末スープ、レトルト包(豚肉・大根)、調味油、調理酒 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2mmの細い角断面、輪郭は明確、そうめんを揚げたような感じ、歯応えやコシは弱い |
汁・ソース | 濁りあり、結構辛く旨味は強い、甜麺醤の味、八角や花椒の香り、酒が奥行きを出す |
具・その他 | 豚肉は赤身だけで脂っぽくない、角切りの大根がアクセント、引き締まった印象の品 |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2024/01/14 |
賞味期限 | 2024/01/26 |
入手方法 | 金興発生活百貨 (Taiwan) |
税込購入価格 | 55 TWD (≒256 JPY) |