No.7407は東洋水産、マルちゃん 屋台十八番 しお。こいつを食べるのは19年ぶりだ。前回のダブルラーメンと同じ北海道限定販売品。この二品の中間的な位置にやはり北海道限定の「塩ラーメン」があるのだが、これは昨年試食しているので今回一連の試食からは割愛する。
▲マルちゃん北海道限定しお味袋揚げ麺軍団
ちなみによく似たデザインの東北・信越・中京・静岡版の
塩ラーメンには水色の★★★が無い
ダブルラーメンは一個当たりの税抜希望小売価格が92円なのに対し、今回の屋台十八番(塩ラーメンも同額)は136円と五割近くも高い。だが開封すると粉末スープの他に液体スープ、調味油が入っており、小袋三包のリッチな仕様(塩ラーメンは粉末スープとすりごま)で、我こそはマルちゃん北海道限定しお味袋揚げ麺軍団の頭である!とアピールしているかのようだ。
食べてみて、ダブルラーメンはレトロ趣味、塩ラーメンは平凡な日常の味とすると、この屋台十八番はちょっとお洒落な味という感じだね。後二者は完全に現役選手であるといえる。
違う例えをするならば、小学生・中学生・高校生といった感じか。付け加えるならば正麺が大学生でZUBAAAN!は社会人とか。なおこれは良い悪いの例えではない。歳を食う毎に汚れる箇所もあるのだ。
北海道に住んでいる人ならば経験的に認知しているのかもしれないが、道外の人間にとってはそれぞれがどのように違うのかキチンと判ってはいなかった。今回北海道でいろいろ買い込んで(しょうゆ・みそ味も含む)食べ比べを行い、おぼろげながらもマルちゃん北海道限定袋揚げ麺軍団の全貌が見えてきたよ。
似たような価格帯に袋の揚げ麺が三種類もあって、よく共倒れにならないなあと思っていたのだが、一通り食べた後でもその印象は変わらない。ハッキリ言ってダブルラーメンは絶滅危惧種であり、今後の存続は長くないかもしれない。なのでみんな北海道へ行ってダブルラーメンを買って食べよう!
麺は幅2.5mmの角断面で、ふっくらした口当り。粘りや弾力感があり、もっちりした舌触り。前回のダブルラーメンと比べて明らかに新しい世代の麺だという印象。昨今のノンフライ麺程ではないが、歯応えもしっかりしている。
スープは軽い濁りと薄い茶色っぽさがある。ダブルラーメンしおとは違い、明確な醤油の香りがする塩味である。味香りの要素が多く、また中華っぽい香りがして、積極的に味をコントロールしようとする意図が伺える。脂っぽさは程々で、辛い刺激はない。
結構強く主張する味なので、どんな具を入れても受け入れてくれるだろうと思う。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 901990 510226 (5p:510233) |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 屋台十八番 しお (北海道限定) |
謳い文句 | 北海道限定 北海道工場からお届けします |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | 内容量92g/麺80g |
熱量 | 403kcal (1687kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.1+3.7g) |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ、調味油 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2.5mmの角断面、ふっくらした口当り、粘りや弾力がありモッチリ、歯応えしっかり |
汁・ソース | 弱い濁りと淡い褐色、明確な醤油の香り、味香りの手数が多く中華風、辛い刺激なし |
具・その他 | 素っ気ないダブルラーメンに比べ美味しく見せようとする演出がある、まだまだ現役 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2023/12/03 |
賞味期限 | 2024/01/01 |
入手方法 | 2023/07/01 しめまる |
税込購入価格 | 100 JPY |