No.7391はお茶のふじ、十勝帯広らーめん 帆立醤油味。帯広の会社で社名通りお茶っ葉や茶道具、乾物やお菓子を扱うところ。なのでラーメンは同じ帯広の十勝ナチュラルフーズという会社に製造委託している。姉妹品にはしじみ醤油・海老味噌・鮭味噌・かに塩・あさり塩味があり、六種類のワイドバリエーションを展開する。
食べる前にデータをチェックしていたら、一食当たりの食塩相当量が20.9gという数値に視線がロックオンされた。ええ~っ?これ多すぎない?普通の即席麺なら5~7g、多くて10g程度だよ。厚労省が出す一日当たりの摂取目安は成人男性で7.5g、スープを全部飲み干したらヤバいじゃん!あるいは印刷の誤植か?
▲一食あたりの食塩相当量 20.9g
食べてみて、確かに塩分がとても濃いぃ印象。食塩相当量が20.9gという値は伊達じゃあない※。でも醤油の味も負けじと強く出ており濃さを張り合っているような状況で、不思議なバランスを保っている。なので常日頃から塩分控えめを心掛けている人の場合、スープを薄く作る手がある。
※実際は麺に含まれる塩分の一部が湯切りで流出するので、製品一食分を食べた際に20.9g相当の塩分を摂取するわけではないと思う。
一方で帆立のうま味や香りは表面的で、じっくりコトコト煮出したような感じではない。なのでスープを薄く作った場合、帆立が遥か遠くに去ってしまうジレンマに悩むことになる。
麺の質感は良好。だがこの製品は二食入であり、二食分が一つの袋にまとめて入っている。これは一食分を作る時に半分に分ける必要があり手間が掛かる。一食毎に結束するか、袋を分けて欲しかったなあ。
麺は2.5mmの角断面で、縮れはない。表面は滑らかで、重量感がある。粘りがありしなやかで、歯応えはしっかりしている。二食分の麺がひとまとめになっていて、一食分を作る時は半分に分ける必要があり、一食毎に分けて欲しい。
スープは透明感がある濃い茶色で、とても塩辛い。一食当たりの塩分相当量が20.9gと表示してあるのは最初誤植かと思ったが、食べてみて妥当な数値だと感じた。醤油濃度も強く、攻撃的な味である。ホタテの香りは表面的で、じっくりと煮出した感じではない。ポークベースでラードの力感があり、昆布っぽいうま味も出ている。辛い刺激はない。
塩分の強さゆえ食べこなしの難しい製品だと思う。つけ麺にして食べるのもアリかもしれない。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 977824 500404 |
会社名 | お茶のふじ |
製品名 | 十勝帯広らーめん 帆立醤油味 (製造は十勝ナチュラルフーズ) |
謳い文句 | 乾麺なのに生ラーメンのおいしさ。コクと旨味のましたオリジナルスープ。帆立醤油味との相性の良さも抜群です。北海道産小麦使用 |
調理方法 | ゆで4分分離調理 |
質量 | 内容量135/麺90g |
熱量 | 474kcal (1985kJ) |
Na | ~g(食塩相当量20.9g) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | ○(棒状麺) |
湯切り | 要 |
麺 | 2.5mmの角断面、縮れなし、表面は滑らかで粘りと重量感がある、歯応えはしっかり |
汁・ソース | 透明感がある濃い茶色、とても塩辛い、醤油濃度も強く攻撃的、帆立の香りは表面的 |
具・その他 | 豚ベースで昆布だしも出ている、辛い刺激なし、塩分が強すぎて食べこなしが難しい |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2023/11/09 |
賞味期限 | 2024/03/30 |
入手方法 | 2023/07/03 オホーツクガリンコタワー |
税込購入価格 | 540 JPY / 2p |