No.7389はホクメンフーズ、稚内ラーメン まろやか醤油。稚内市の会社。稚内近辺の店舗をまわると同社の製品がよく置かれており、そしてやたらと種類が多いことに気付く。
同社製品のパッケージは全て透明な袋で、製品説明は中に入った紙の印刷物一枚でまかなっている。なるほどこの方式ならば印刷されたフィルムを製品別に用意することもなく、初期投資を抑え多品種少量生産を展開できることができるのだなあと納得した。見た目が簡素で、いかにも最果ての地のラーメンという雰囲気が出ている。
なおNo.7341の間宮堂帆立ラーメンの製造も同社である。これは印刷されたフィルムによるパッケージなので、やればできるんだろうけど。
食べてみて、素っ気ない造りのパッケージに対して中身は結構重厚で、朴訥ながらも手厚いおもてなしに富んだ味の製品である。気軽な気分で食べると意外な手強さに圧倒されるかもしれない。まろやか醤油と銘打っており、確かに尖った部分は角を丸めてあるけれど、安らかとか穏やかという印象はない。
小細工は少なく、ストレートな塩辛さと色々なダシ成分が舌先を直撃するような印象。真冬の稚内を走る機関車とか輸送船を彷彿させる味だ(って見たことないけど)。
麺は直径3mmの丸断面で、口当たりが穏やかだが、重量感は結構ある。弾力感は弱めで、プリプリという感じではない。麺の表面と中心とで硬さの差が少ない感じで、歯応えは単調。麺同士の分離は良く、ベトつきはない。香りは地味。
スープは濁りがある茶色で、僅かに細かい豚の背脂が浮いている。煮干しの香りが強く出ており、豚骨だしがベースになる。昆布のだしも出ているがそれほど強くはなく、甘さも控えめ。僅かに渋みすら感じる大人の味。辛い刺激はない。
隙間のない味で塩分もかなり強いので、何か野菜を入れたい。どんな具を入れてもスープが負けることはないだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 977014 512392 |
会社名 | ホクメンフーズ |
製品名 | 稚内ラーメン まろやか醤油 (二食入) |
謳い文句 | 北海道 日本最北端 宗谷の澄んだ海水を乾かした「塩」を使った風味豊かなスープです。北の味覚をお楽しみください。 |
調理方法 | ゆで5〜5.5分分離調理 |
質量 | Net122/麺80g |
熱量 | 861kcal (3604kJ) |
Na | ~g(食塩相当量27.9g) |
付属品 | ゆで5〜5.5分分離調理 |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 要 |
麺 | 3mmの丸断面で優しい口当り、重量感大、弾力感は弱めで歯応えは単調、香りは地味 |
汁・ソース | 濁りがある茶色に豚の背脂が浮く、塩分が強い、煮干しと昆布の香りが強い豚骨だし |
具・その他 | 甘さ控えめで辛い刺激無し、強い味で具を選ばない、外観は素っ気ないが中身は濃厚 |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2023/11/06 |
賞味期限 | 2023/12/19 |
入手方法 | 2023/07/04 稚内副港市場 |
税込購入価格 | 517 JPY / 2p |