No.7374は西山製麺、利尻らーめん味楽 利尻昆布だし焼き醤油味。前回の佐藤商店RFに続く利尻昆布醤油ラーメンだが、今回の西山製麺は札幌市にあるメジャーな会社。なお生麺版もあるので購入の際はご注意を。
利尻らーめん味楽は利尻島にある実在店。「最果ての行列店」「日本一行きづらいラーメン店」などといったマニアックな称号を得ており、さらに現在新横浜ラーメン博物館にも支店を出している。この夏私は利尻島へ行ったのだが、この店で食べようとするとそれだけでかなりの時間を喰ってしまいそうなので遠慮した(店舗のラーメンマニアではないので)。でも今回の品が好印象だったら次の機会には是非行きたくなるかも。
食べてみて、麺もスープもとてもしっかりしていて奥が深い味。前回紹介した佐藤商店RFの利尻昆布醤油ラーメンは利尻昆布に一本足で全集中したような内容だったのに対し、今回の品は頑丈な構造物を構成するいくつかの柱のうちの一つが利尻昆布である、という感じ。
製品名に焼き醤油味とある通り、醤油が超高温に晒されて焦げたようなビターな苦さ(同じ意味か)が大人の雰囲気を醸し出している。よくある安っぽい焦げ臭さの香料とは全然違うもの。
これからも私は利尻島へは何度でも行きたいと思っているので、次に行くときには是非実在店の利尻らーめん味楽で食べてみたいと思う。
麺は直径3mmの黄色い丸断面で、表面は滑らかで張りがある。七分ゆででもしっかりしたコシがあり、一方でモチモチ・ブヨブヨした弾力感は弱く、曖昧さがなく頼りになる食感。中華麺らしい匂いも出ている。元気で、活きの良い印象の麺である。
スープは濃い茶色で、少しトロッとした舌触り。かなり甘いが、醤油を焦がしたような苦みが出ていて、大人の味になっている。利尻昆布の香りが強く出ているが、決して突出しておらず、鶏ガラのうま味とバランスよく並立している。麺の湯切り不要だが、ゴモゴモした雑味があったりボヤけた感じにはなってない。
辛い刺激はなく脂っぽさもないが、濃くて強い味である。なので素で食べても退屈しないし、どんな具を入れてもスープが負けることはないだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 904113 136297 |
会社名 | 西山製麺 |
製品名 | 利尻らーっめん味楽 利尻昆布だし焼き醤油味 |
謳い文句 | 利尻昆布だし 最果ての行列店 |
調理方法 | ゆで7分 |
質量 | Net120/麺70g |
熱量 | 379kcal (1587kJ) |
Na | ~g(食塩相当量7.6g) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | φ3mmの黄色、滑らかで張りがある、コシがあるが弾力感は弱い、曖昧さがなく元気 |
汁・ソース | とろっとした濃茶色、強い昆布の甘み、醤油を焦がした苦味、鶏ガラダシも効いてる |
具・その他 | 刺激無し、濃くて強い味で具を選ばない、佐藤商店とは違い複数要素が並立している |
総合評価 | ★★★☆3.5 |
試食日 | 2023/10/11 |
賞味期限 | 2023/12/13 |
入手方法 | 2023/07/03 道の駅遠軽 森のオホーツク |
税込購入価格 | 376 JPY |