No.7363はつらら、たらばがに味北海道ラーメン みそ味。製造は同じ敷地内のみなみかわ製麺。前回紹介した毛がに味の姉妹品であり同門対決だね。他に醤油味もある。
たらばがには一般的にカニの仲間として扱われているが、学術的にカニではなくヤドカリの仲間であり、毛がにやずわいがに等とは全然別の種なのだそうだ。まあ食べて美味しければ私にとってどうでもいいことでもあるが。
▲アサヒ食品工業のたらばがに風味ラーメン(1999年)
前々回に紹介したアサヒ食品工業にも、毛がにの他にたらばがに風味の製品があるのだが、古くは24年前、その後も何度か醤油味を食べたことがあったので今回の購入は見送った。当時の試食記を読み返すとたらばがにの香りが強く出ていた、とある。
食べてみて、カニ鍋の残り汁の匂いが漂う。そして麺を食べ終えた後のスープにご飯を入れて雑炊にしたくなる衝動に駆られる。この感覚は前回の毛がに味ラーメンの時には殆ど無かったものであり、同門対決でも違う決め技、必殺技を持っているんだなあ。
麺およびスープの土台は毛がに味と同じだと思われるが、今回のたらばがに味にだけごま粒が入っており、唐辛子の刺激もある。明るく平和で楽園のような毛がに味に対し、たらばがに味は少し起伏があるドラマチックな印象。どちらが好きかと問われれば、今回のたらばがに味と答える。観光土産的な製品だが、雑炊への拡張性を評価し、家に常備しておいてもいいなと思った。
麺は幅2.5mmで、角がなめられた、エッジを感じない舌触り。前回食べた同社の毛がに味ラーメンと同じような食感で、やはりゆで時間は早めに切り上げた方が良さそうだ。今回の品はタラバガニの粉末入りだそうだが、よく判らなかった。
スープは少しざらつきを感じる、甘めで開放的な味噌味で、基本的な骨格は毛がに味ラーメンとよく似ている。しかし毛がにの香りの代わりにタラバガニを使ったカニ鍋の残り汁みたいな匂いが強く出ている。またこちらにだけ胡麻粒が入っていて、僅かな刺激もある。麺を全部食べた後にご飯や卵を入れて煮込み、雑炊を作りたくなる。そのためには野菜や薬味を入れたいところ。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 976472 002506 |
会社名 | つらら |
製品名 | たらばがに味北海道ラーメン みそ味 (製造はみなみかわ製麺) |
謳い文句 | <かに味乾燥麺><具材付きではありません> |
調理方法 | ゆで5.5〜6分分離調理 |
質量 | Net135/麺90g |
熱量 | 389.7kcal (1632kJ) |
Na | ~g(食塩相当量6.9g) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 幅2.5mmで角が舐めてある、7362毛がにの麺と同じドライな食感、ゆで時間短めが良 |
汁・ソース | ザラつきのある甘めで明るい味噌味、かに鍋の残り汁の匂い、僅かな刺激、ゴマ入り |
具・その他 | 麺を食べ終えた後にご飯を入れて雑炊にしたくなる、そのためには野菜を入れたい |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2023/09/27 |
賞味期限 | 2023/11/03 |
入手方法 | 2023/07/04 道の駅マリーンアイランド岡島(枝幸) |
税込購入価格 | 320 JPY |