カテゴリー別アーカイブ: 50海外のカップ麺

No.7224 Asia Food Technology (Vietnam) Cung Đình Kool Mì Trộn Trứng Muối

No.7224はベトナムのAsia Food Technology(Afotec)、Cung Đình Kool Mì Trộn Trứng Muối。塩卵風味焼そば。同社は近年急成長している即席麺メーカで、日本でも袋麺とカップ麺の看板商品をチラホラと見掛けるようになってきた。今回の品は独自の湯切り機構を備えた四角いカップの汁なし麺。樹脂部品の点数が多く、結構コストが掛かっていそう。海外モノはいろいろな湯切りのやり方が乱立していて、接する度に楽しめる。

塩卵(Salted Egg)は東南アジアで人気のアヒルの卵を塩漬けにした食材で、以前からタイ等ではこの味による即席麺が販売されている。

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No.7219 Masan Consumer (Vietnam) Mì Ly Omachi Xốt Bò Hầm

No.7219はベトナムのMasan Consumer、Mì Ly Omachi Xốt Bò Hầm。ビーフシチュー風味。カップのOmachiには同じ味でもNo.7203で紹介した巨大な(45g)ソーセージ付きのデラックス版と今回の品であるソーセージ無しのスタンダード版が存在し、購入した店ではそれぞれ価格が16,500VND対9,200VND、約42円の差額がソーセージ代ということになる。

最近ベトナムの製品を紹介することが多いのだが、パッケージにメーカを問わず「Mới」という単語が頻出することに気付いただろうか?今回の品もブランド名の真上に陣取っているが、これは「新しい」という意味である。

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No.7214 YesMom (Vietnam) Mì Tôm Chua Cay

No.7214はベトナムのThiên Hương Food、YesMom Mì Tôm Chua Cay。辛い海老味。同社は1972年から即席麺の生産を開始した、ベトナムの老舗企業。湯気の立った赤い鍋の中に「Vì Hương」又は「味香麺」と書かれたマークの付いた製品は日本にも入ってきている。

今回の品はパッケージ写真にあるようにソーセージ付。No.7203で紹介したOmachiにも付いていたが、あれはソーセージが45gと大きな反面16,500VNDと高額だったのに対し、今回の品は実測17gと小さな代わりに8,500VNDと半額に近い。はいお母さん、という名前からして子供向けの製品のようだ。

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No.7203 Omachi (Vietnam) Sườn Hầm Ngũ Quả

No.7203はベトナムのMasan Consumer、Mì Ly Omachi Sườn Hầm Ngũ Quả。豚バラ肉のシチュー風味。パッケージの写真で強調されるように、45gもあるリアルなソーセージが付いているのが特徴。同国のカップ麺としては高額な16,500VND(約93円)で購入。ソーセージなしの廉価版(9,200VND)も存在する。

ソーセージ()付きのカップ麺は中国製品で何度か食べたことがあるが、ベトナム製では初めて。小さなカップの中には液体および粉末スープ・ソーセージ・乾燥野菜のかやく、更に折り畳みフォークまでがギッシリと詰まっており、おもちゃ箱を開けるようなワクワク感があった。
乾燥モノは含まない)

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No.7164 Kailo Brand (France) Instant Noodles Spicy Beef Flavour

No.7164はフランスのCentral Asia Pacific Limited、Kailo Brand Instant Noodles Spicy Beef Flavour。仏語ではMarque Kailo Nouilles Instantanées Saveur Bœuf Pimenthé、中国語では家楽牌桶面 香辣牛肉面となる。

カップの形状や色使いはまるで康師傅みたいな一目で判る中華風デザインであり、カップにもProduct of Chinaと明記されている。だが製造業者名の記載が無く、ウチのルールとしてEANコードの国籍項を製品国籍とするためフランスのカップ麺扱いとした。複雑だな~。(ちなみにスウェーデンで売られていた品の頂き物)

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No.7142 A-One (Vietnam) Mì Thịt Xào Pork Flavor

No.7142はベトナムのSaigon Ve Wong、A-One Mì Thịt Xào。同社は台湾の味王(Ve Wong)が親会社。製品名を直訳すると焼肉麺となり、パッケージにはPork Flavorとの表記もある。

縦型カップの構造は国や企業によって大きく異なり、観察すると面白い。今回の品は内側に薄い樹脂シート成型の器があり、その外側を厚紙で覆ったもので、海外では散見されるが日本には無いタイプ。逆に日本ではよく見る全部紙のカップは海外では稀で、油を含む高温のスープを長時間漏れることなく蓄えるためには技術的に高いハードルがあるのだろうと推測する。不良率が限りなくゼロに近くないといかんからね。

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No.7078 Биофуд (Россия / Russia) Биг Ланч Дагшан Лапша с Куриным Вкусом и Овощами По-Корейски

No.7078はロシアのБиофуд、Биг Ланч Дагшан 、Лапша с Куриным Вкусом и Овощами По-Корейски。英語にすると会社名がBiofood、Big Lunch Dagshan(大具山)、Chicken Flavored Noodles with Korean Vegetables、という感じかな?Koreanが指すのが野菜なのか味全体なのかは判らない。

ペヤングみたいな容器だが焼そばではなく汁ありのラーメンで、これはロシアでメジャーなДоширак(ドシラック)に似せたもので、表記はロシア語の他カザフスタンとウズベキスタン語が併記される。

この地域の即席麺パッケージで漢字が書かれているのが珍しい。大具山・Dagshan(ダーシャム)で検索すると、バングラに近いインドの山が該当したが、漢字がこの場所を指しているとは考え難い。もしかして「大」きな「具」を意味しているのかな?更に味は韓国風ということで、製品のイメージが取っ散らかっている印象を受けた。

(なお今の時期にロシアの話題を出すことに若干の逡巡があったものの、政治や軍事と食文化は切り離して扱うべきことだと考え計画通りに試食を行った。まだチャイコフスキーやショスタコーヴィチの音楽を聴きたいし。)

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No.7063 今麦郎日清 (China) МАСТЕР КАН Лапша с Говядиной и Острым Соусом

No.7063は中国の今麦郎日清、МАСТЕР КАН Лапша с Говядиной и Острым Соусом。和訳するとカン先生のビーフ&ホットソース麺てな感じ。トロリーろばくん(さん)がキルギス共和国で購入したもので、説明書きはロシア語と(たぶん)キルギス語の併記。

そもそも今麦郎は日清食品との提携を2015年で解消したはずなのに、何故社名が今麦郎日清なのかが謎。輸出事業は関係が継続しているのかな?

そしてМАСТЕР КАН(Master Kan)という製品名も謎。業界で世界一の規模を誇る中国の康師傅は英語表記がMaster Kong、まるで誤読や勘違いを誘っているようだ。謎多き製品。

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No.7053 Доширак (Россия / Russia) Вкус Курицы

No.7053はロシアのДоширак、Вкус Курицы。英語表記だとDoshirak、Chicken Flavour。ドシラックは元々韓国語のお弁当、도시락が語源。韓国ヤクルトが今回の品でもある長方形容器のカップ麺を旧ソ連へ輸出して大ヒット、後にこの名が現地法人の社名にもなった。

今回の試食計画は二月の頭に確定していた。その後ロシアのウクライナ侵攻が始まり扱いをどうするか躊躇したが、食文化と政治は別物だと考え予定通り敢行。ただYouTube動画に関しては海外からの視聴が過半数を占めており、価値観の違う人にロシア製品を扱うことによる誤解を与えないようウクライナ支持のメッセージを追加した。こうした舵取りは微妙で難しい。

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No.7048 Big Bon (Қазақстан/Kazakhstan) Tien Shan Wok Лапша с Соусом со Вкусом Говядины

No.7048はカザフスタンのМаревен Фуд Тянь-Шань、Big Bon Tien Shan Wok Лапша с Соусом со Вкусом Говядины。英語表記だとMareven Foods Tian Shan、Big Bon Tian Shan Wok Noodles with Beef Flavored Sauceという感じか?海外のカップ麺としてはとても珍しい、湯切りを必要とする汁なし麺。

▲突起を指で引き上げ湯切り口を開ける

海外モノの汁なしカップ麺は湯切りの機構が様々あって面白い。今回の品は成型PSシート製のフタに開閉可能な穴が付いており、ここから湯を排出するのだが、開口面積が小さくて湯切りに長い時間を要する。やっぱ日本のカップ焼そばで主流の二層シート剥がし方式が世界で一番洗練されていると思うなあ。

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