カテゴリー別アーカイブ: 50海外のカップ麺

No.6601 Nissin Foods (México) Cup Noodles Sabor Pollo, Habanero y Limón

No.6601はメキシコの日清食品、Cup Noodles Sabor Pollo, Habanero y Limón。チキンとハバネロとレモン風味。海外のカップヌードルとしては珍しく別添でハバネロペーストの小袋が付いており、温度計を赤いアルコールが突き破っている絵が描いてある。

裏面には「Hecho en México」と書かれた鷲のマークが刷られており、本品がメキシコ製であることを示している。メキシコにおける即席麺シェアが圧倒的No.1のMaruchanは同国に生産拠点を持たず、全数米国から輸入しているのに対し、日清は現地生産まで行っているのに全然追い付けないというのが商売の難しさを感じさせる。

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No.6599 維力食品工業 (Taiwan) 一度贊 紅燒牛肉麵(オーストラリア向け)

No.6599は台湾の維力食品工業(Weilih Food Industrial)、Ichiban Delicious Instant Noodles。オーストラリア向けの輸出仕様であり、台湾オリジナルの製品名は「一度贊 紅燒牛肉麵」。なぜか日本語の「一番」が入っている。

オーストラリア向けのためかフタには「with Real Australian Roast Beef」と書かれており、これを見たオージー達は「俺たちの肉を使っているぜ!」と喜んで買い込むのだろう。あと「台湾製だけど最低20%はオーストラリアの材料を使っているよん」みたいな表示がある。海外の即席麺ではたまにこのような材料の国籍による比率表示を見掛ける。

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No.6596 楽 (France) Tanoshi Japon Saveur Poulet Teriyaki

No.6596はフランスのDistriborg、楽 Tanoshi Japon Saveur Nouilles Japonaises Poulet Teriyaki。フランスの会社がベトナムのVietnam Food Industries(Vifon)社に製造委託して作った日本食をテーマとするカップラーメン。去年の秋頃から本シリーズを順次採り上げてきて今回が五回目となり、この鶏肉(poulet)テリヤキ味が手持ちのラストである。(まだ他にスパイシーカレー味、牛鉄板焼き味があるらしい)

しかしまあ、ラーメンにテリヤキ味ねえ。焼鳥の匂いをイメージすればいいのだろうか?あるいはスープが甘く濃い醤油のタレみたいな味ということだろうか?

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No.6595 Maggi (Switzerland) Magic Asia Noodle Cup Curry

No.6595はスイスのNestlé、Maggi Magic Asia Noodle Cup Curry with Curry from 11 Spices。Nestléの本拠地であり、本製品のEANコード(バーコード数字)の国籍項がスイス(76)だったのでスイスの即席麺として分類したが、スイスのNestléのWebサイトでは製品情報を見つけられなかった。一方ドイツのNestléにはこの製品の詳細情報がバッチリ載っている。Nestléの即席麺事業はどのように国際分担をしているのかが本当に判りにくい。

十一種類のスパイスを使っていることを強調している。種類の多さを自慢するのは洋の東西を問わずどこも一緒だね。

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No.6592 Indomie (Egypt) Curry Flavour (Cup)

No.6592はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Curry Flavour (Cup)。No.6557でカップ版のビーフ味を紹介している。エジプトの料理には全然詳しくないけれど、カレー味の即席麺があるということは、この地でカレーという料理が一般の人達にとって十分認知されているということなのだろう。イギリスとの関係があった頃に持ち込まれたのかも?

カップの中には折り畳みのフォークが付いている。日本人の感覚からするとフォークなんかよりも具(今回の品にはネギしか入ってない)を充実させてくれ、と思うのだが、販売される国の事情によってコストを掛ける要素の優先順位が違うのかな。

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No.6590 Doria (Colombia) Macarrón con Queso Vaso

No.6590はコロンビアのProductos Alimenticios Doria、Doria Macarrón con Queso Vaso。マカロニとチーズである。同社はパスタや穀物やソース等を扱う会社で、Webサイトを見る限りカップに入ったソース付きパスタは今回紹介する一品のみ。なのでウチのサイトで同社の製品を扱うのはこれが最初で最後になってしまうような気がする。

一応コロンビアの自社工場で生産しているようで、他の国の企業にお任せで委託生産させたものではない。確かにカップの形状や構造は今までに見たことがないもの。作り方の説明書きなども他社製品の真似ではなくオリジナリティがある。

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No.6586 Cigala (Portugal) Banzai Noodle Sabor Galinha

No.6586はポルトガルのMundiarroz、Cigala Banzai Noodle Sabor Galinha。チキン味である。No.6547で姉妹品のCarne(牛肉)味を、うんと遡って2016年4月のNo.5752でフランス版のBanzai Noodleチキン味を紹介している。だが今回の品は粉末スープやかやくが既に入っているのにフランス版は別添えの小袋に入っていて、中身は別物のようだ。

上の写真がCigala Banzai Noodleの広告画像および動画。なんだか日本というより中華っぽい要素も含まれているが、遥か遠く地球の裏側にあるポルトガルの人が持つ、日本に対するイメージなんてこんなもんだろう。

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No.6581 日清食品 (China) 日清拉王 中华街担担面风味

No.6581は中国の日清食品、日清拉王 中华街担担面风味。現在ラ王は中国・香港・米国(日本からの輸入で袋麺のみ)でも販売されている。海外展開は中国が最も早く、当初は日本版と同様の八角形カップを使うなど豪華高級カップ麺として投入されたのだが、売れ行きが芳しくなかったのか路線を変更。日本のラーメンを妙に意識させる製品企画となり、安っぽい縦型カップ版が出たり今回の品は普通の丸型カップになったり、プレミアム感が随分と薄れてしまった気がする。

フタの背景右に描かれた絵は横浜の中華街であり、日本における中華料理を再現した製品らしい。でも日本人が海外に散在するリトルトーキョーの味を再現しました、と言われてもたぶん喜ばないよなあ。

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No.6578 PAMA (Thailand) Instant Kua Teow Tom Yum

No.6578はタイのPresident Rice Products、PAMA Instant Kua Teow Tom Yum。マレーシア向けの製品で、Kua Teow(クイティオ)は幅広の米粉麺。

米粉麺専業のPresident Rice Productsは基本的に親会社であるThai Presidnet Food社と同じ”MAMA”ブランドを使って製品展開をしているのだが、仕向地によってはMAMAの他にもPAPAやMamy、そして今回のPAMAという複数のブランドを使い分けている。う~ん、少しふざけているような名前にも感じられてしまうのだが、一応親の愛情を感じさせる味、という意味なのかな。

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No.6577 統一企業 (Taiwan) 滿漢大餐 麻辣鍋牛肉麵

No.6577は台湾の統一企業、滿漢大餐 麻辣鍋牛肉麵。英語表記はUni-President、Imperial Big Meal Super Hot Pot Beef Flavorとなり、レトルトの肉塊が付属する高級即席麺である。香港で購入したもので、買った時点での日本円換算価格は約257円だ。

▲初めて食べた滿漢大餐(1998年)

滿漢大餐は発売以来20年以上が経った製品で、高級即席麺として大きな成功を収めている。競合会社からは維力の一度贊や味丹の味味一品など類似製品も出現し、レトルトの肉塊付き高級即席麺は台湾独自のジャンルとして確立・認知されているのだ。日本でも偶にこの形態の製品が出ることはあるが、いつでもどこでも購入できる定番製品としては無い。

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