カテゴリー別アーカイブ: 20日本の袋麺

No.6795 イトメン 魚介と野菜のおだしらーめん あさりみそ味

No.6795はイトメン、魚介と野菜のおだしらーめん あさりみそ味。今年の2月に発売された製品でアサリのだしが特徴であり、姉妹品としてしょうゆ(いりこ)としお(かつお)がある。

パッケージのグラフィックはアッサリした脱力系であり、女性の昼食用途がターゲットなのかな、と推測する。一方で消化能力が衰えて脂っこさや刺激が辛くなってきたオッサン(私のことだ)だって、時には体へ与えるダメージが少ない即席麺を食べたいと思うことがあるよ。

コンビニに並ぶ派手な製品とは一線を画す、大人の味覚に耐える即席麺が欲しいなあとオッサンは日々思うのだ。今還暦近辺の人達なら幼少の頃から即席麺に慣れ親しんでいるのだし。

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No.6791 マルちゃん正麺 ソース焼そば

No.6791は東洋水産、マルちゃん正麺 ソース焼そば。袋の即席ノンフライ焼そばはとても珍しく、現在レギュラー製品として存在するのは(大手では)これしかないかも。少し前には日清ラ王の上海焼そばがあったが(No.6137で試食)短期間で消えちゃったし。

この製品、作り方が普通の揚げ麺の袋焼そばとは若干異なる。要約すると先ず油を引いて肉と野菜を炒め、水と液体ソースを加え沸騰したら麺を入れる。一分間隔で二度ひっくり返し、ほぐして水気がなくなったら出来上がり。麺よりも先にソースを入れる点に違和感があるよ。

▲五個パック外観

今回は五個パック品を購入。本品は出来栄えのバラつきが大きいと感じられたが、何度も試食を行えたのは幸い。

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No.6779 日清食品 日清のラーメン屋さん 札幌みそ

No.6779は日清食品、日清のラーメン屋さん 札幌みそ。このシリーズの乾麺袋版は1996年9月に登場。以降ずっと調理例写真をドーンと載せたパッケージデザインを踏襲してきたが、今年の6月にリニューアルを行い、個装袋はシンプルなイラストのみのデザインに変更された。(五個パックの外装袋には調理例写真が載っている)

▲新旧の札幌みそ(味)、新五個パック外装

リニューアル前のみそ(この頃は「味」が付く)をNo.6422で紹介しているのだが、デザイン的にはかなりの宗旨替えだといえよう。なおリニューアル後も北海道では従来通り「日清北海道のラーメン屋さん」という別仕立ての製品が用意される。東洋水産の袋麺も北海道や東北地域で細かなセグメント分けをしており、この辺の地域の嗜好は一筋縄ではいかないみたいだ。

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No.6775 西山製麺 すみれラーメン 乾麺 味噌味

No.6775は西山製麺、すみれラーメン 乾麺 味噌味。すみれは札幌を拠点とする実在の店。西山製麺はこの製品に関してはあくまで販売者で実際の製造は麺が藤原製麺、スープがデリカ、メンマが二ホンフードが担当するオール北海道チームである。藤原製麺とデリカのタッグはKALDIブランドの袋麺でもよく見掛けるものだね。

プライベートな話になるが私は八月の末に引越しを行い、今回が新しい家に於ける初めての試食記である。台所が従来よりも狭くなった上にカメラの位置が制約され、特に動画では見苦しい部分が多々あるが、この先随時改善してゆきたいと思うので長い目で見守ってやってください。といっても今回の家は仮住まいなのであまり長くは居ないんだけど。

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No.6729 イトメン All-In-One Ramen (タヒチ向け)

No.6729 イトメン、All-In-One Ramen 。タヒチ向け専用製品であり、ピンポイントにターゲットを絞った製品である。同名のカップ版をNo.6680、輸出版袋麺の新伊府麺をNo.6670で紹介している。

▲中規模スーパーにて

タヒチはフランス領ポリネシアという100以上の島からなる海外準県の一つであり、即席麺に関して特異な環境を持つ島である。フランス領ということで大型スーパーのCarrefourがドーンとありフランス籍を含む製品が並んでいて、さらにアジア・オセアニア・米国の製品がゴチャ混ぜに売られている。そうした中でイトメンは唯一の日本製即席麺として十分に強い存在感を示しているのだ。

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No.6721 マルタイ 袋・マルタイラーメン 60周年記念

No.6721はマルタイ、袋・マルタイラーメン 60周年記念。棒ラーメンでお馴染みのマルタイラーメンは1959年に登場し、60周年を迎えた2019年8月に今回の袋版(ノンフライ縮れ麺)が数量限定で発売された。五個パックだが個装袋の印刷は十二種類あったそうで、龍のデザインが違うらしい。今回の試食品はいただき物だが、上に「マルタイラーメン 未来へ!21XX」と書いてあり、超合金で出来たロボットみたいな龍が描かれている。

限定製品にしては気合が入ってるなあと思っていたら、図柄を無難なものに変え、レギュラー品として2020年2月に改めて発売された。でもいいのかな~?マルタイラーメンなんて重たい名前を付けちゃって、不味かったらブランドを毀損することになるから責任重大だよ。

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No.6670 イトメン 新伊府麺(タヒチ向け)

No.6670はイトメン、新伊府麺。英文の表記はNew Yee Fu Men。タヒチ向け専用製品で、日本では流通していないもの。

▲タヒチのスーパーにて

タヒチは即席麺に関して特異な場所である。南太平洋に位置するけれども仏領なのでフランス籍の製品が多い。そしてイトメンはタヒチ専売製品を複数有しており、新伊府麺は今回の品以外にも青袋のチキン味があり(未入手)、さらにAll-In-One Ramenという製品もある(袋とカップ、近日紹介予定)。一方で日本の会社なのに日本へは製品を出さず多分タヒチ専売の日華食品はNiklka Ramenを販売。NestléのMaggiは袋がフィジー製だがカップはマレーシア製等、とっても面白い。

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No.6645 日清ラ王 辛そば

No.6645は日清食品、日清ラ王 辛そば。2019年6月発売の夏季限定商品で、現在はもう入手不能。ウチは基本賞味期限順に試食を行っているのだが、怒涛の海外即席麺群の紹介が延々と続き、暑い時期に食べるべき製品の試食が冬になっちゃったよ。

プレスリリースには「辛くてすっぱいラーメン」と記されているけれど、袋版ラ王には現在「ご褒美ラ王 黒酢の酸辣湯麺」があるし、リニューアル前にはズバリ「酸辣湯麺」があった(No.6265で試食)。これらとの違いは何か?というと、パッケージに書かれた「柚子辣油仕立て」がミソとなるのだろう。

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No.6640 日清食品 出前一丁

No.6640は日清食品、出前一丁。日清食品は 1958年にチキンラーメンを発売して市場を席巻するも、競合がスープ別添で鍋で茹でる方式の製品を続々と送り出し、1966年にはサッポロ一番とチャルメラが登場して大ヒット、チキンラーメンは形勢不利となる。そんな状況下で日清食品が起死回生の一撃として1968年に送り出したのがごまラー油の付いた出前一丁である。

現在出前一丁を製造するのは日本の他に香港・シンガポール(製造は他国?)・ハンガリー(ドイツ日清)。ごま油の付いた麻油味は全地域にあるがシンガポール版のみ未試食で、現物には何度も遭遇しているものの五個パックのために購入を躊躇してきた。シンガポール版のみHALAL認証品で、豚肉由来材料を使わないため味が明確に違うだろうと推測しており、いつか必ず入手する!

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No.6634 日華食品 Nikka Ramen Chicken Flavour(タヒチ向け製品)

No.6634は日華食品、Nikka Ramen Chicken Flavour。タヒチ向け製品で製造は中国。今までカニ・エビ味を紹介してきて今回は鶏。他にポーク味も見掛けたが荷物が一杯だったので購入は断念。

Nikka Ramenはスーパーで遭遇するまでその存在を全く知らず、表記は英・仏文のみで日本語の社名すら判らない。帰ってから住所を頼りに調べたら「日華」であることが判明した。

この社名には聞き覚えがあった。東洋水産の創成期を題材とした高杉良の小説中におけるライバル企業名がこの「日華食品」であり、社長の安東福一氏は狡賢い卑怯者という設定。NHK朝ドラ「まんぷく」立花社長の善良な発明家という描写とは正反対で、モノの見方はいろいろだなあと感じさせられる。

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