No.6358はスペインのNestlé España SA、Maggi Fusian Pasta Oriental Pollo。チキン味で実際の製造はウクライナ。このFusianシリーズはいままで三回袋版の焼そばをを紹介してきたが、今回は初のカップ版。Nestléはスペイン以外のヨーロッパ各国でもこのFusianシリーズを展開しているが、仕向地によって品揃えや仕様は違うみたい。で、スペインのFusianは基本的にYakisoba(袋のみ)およびPastaの二種類に大別される。
Pasta系列を食べるのは今回が初めて。日本人の言語感覚からするとパスタと言うならスパゲッティやマカロニ等をソースに絡めて食べるものを連想したのだが。
しかし、作り方の説明を見てもお湯を切る工程は無く、開封して見ても麺は普通のカップラーメンで使うような油揚げ麺である。日本でいうところのカップパスタとは違うようだ。まあただお湯を入れる量は少なそう。
カップは透明な薄いフィルムを立体的に成型したものの外側に厚紙を貼った構造。紙の裏側には湯量の位置がクッキリと印刷してあってとても判りやすい。
食べてみて、やはり何の変哲も無い普通のカップラーメンであった。Pastaという名前に惑わされてはならない。麺は細い角断面で粘りに欠け硬め、武骨な食感である。だが経時変化に敏感で、食べていくうちにどんどん柔らかく、脆くなってゆく。ダラダラ食べない方がいいだろう。まあゆっくり食べることで徐々に変化してゆく食感を楽しむということもアリかもしれんが。
スープはミルキーなチキン味で穏やかな味。ただオリエンタルと称する割には東洋的な要素は無い。正直あまり深みが無く平板な味である。このFusianシリーズの特長として具に細かな乾燥野菜がたっぷり付いており、それはこのカップ版でも踏襲されている。しかし乾燥野菜が細かな粒子状になっており、食べると口の中がザラザラした、あまり嬉しくない状態になってしまう。なんだか如何にも野菜のクズというか端材を粉砕したような感じだ。
パスタという名には惑わされず、細かな野菜がたくさん入ったカップ麺だと思えばいいだろう。
国名 | スペイン |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 7 613034 917980 |
会社名 | Nestlé España SA |
製品名 | Maggi Fusian Pasta Oriental Pollo(製造はウクライナ) |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net61.5g |
熱量 | 267kcal (1117kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量2.7g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(人参・玉ねぎ・セロリ) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 細い角断面、硬めでゴワゴワした食感だが、経時変化で脆くなる、パスタではない |
汁・ソース | 少しミルキーなチキン味、穏やかだが東洋的要素は無い、深みはなく平板、刺激無し |
具・その他 | 大量の乾燥野菜は細かい粒で口の中がザラザラして邪魔に感じる、製品名に異議あり |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2018/11/30 |
賞味期限 | 2018/09/30 |
入手方法 | 2018/11/09 Okada様よりいただく |
税込購入価格 |