No.6338は韓国のSamyang Foods(三養食品)、Mala Buldak Bokkeum Myun(麻辣プルダックポックンミョン)。ハングルで製品名を書くと마라 불닭볶음면となる。タイで購入したものだが表記は全てハングルで韓国国内向けの個体だ。タイ市場のプルダックには韓国国内向け仕様と英文輸出仕様が混在している(日本市場も混在しているみたい)。
タイの一般的な袋の即席麺が6.0Bであるところ、今回の品は55.0B(約187円)と10倍近い高価格だったが、どこのスーパーやコンビニでもこの値段で売られていたので、これで需要と供給のバランスが取れているということであり、強いプレミアムブランドを確立したのだといえる。その反面農心の辛ラーメンはすっかり影が薄くなっていた。
さて今回の品は麻辣ということで、唐辛子の辛さの他に花椒の痺れる刺激もあるのだろう。何となく味の予想は付きそうだ。まああとは辛さの度合いがどれぐらいかというのが楽しみ、いや恐怖でもある。
プルダックポックンミョンはどんどん味のバリエーションを追加しており、ウチでも過去
・No.5601 普通版(ただのプルダックポックンミョン)
・No.5904 チーズ
・No.5908 大盛りカップ
・No.6240 カルボ
・No.6283 カレー
を紹介してきて今回が6品目。ここまで来たなら全種類制覇をしてみたいと考えるのは人として自然な流れ(?)。当面の目標として据えることとしよう。あといくつあるんだろう?
食べてみて、多少の時間遅れを伴ってからグググっ・・・という感じで辛さが沸きあがってくる。いつものプルダックなら鉈で口の中を切られるような唐辛子の刺激だけなのだが、この製品は加えて舌に剣山をグイグイ押し付けられるような花椒の痺れがあって、なんだか混沌とした状況になってしまう。
痺れ成分のせいかどうか判らないが、普段のプルダックよりもうま味と甘みが薄いように感じられた。まあこれだけ刺激が強いと味わうもクソもないのだが。同様にかやくとして椎茸や肉もどきの大豆蛋白質が入っているけれど、もはやそれらの味や香りを楽しむ余裕は無い。そんな中、麺だけはしっかりしているので、これが精神的支柱となっているような感じである。
プルダックを食するのは過酷なスポーツのようでもある。汗まみれ・涙や鼻水まみれになりながら食べ切った瞬間、疲労困憊して地面に伏して倒れ込みたくなってしまう。なので食べるに当たっては事前の体調管理、食べた後に予定を入れないなど周到な準備が必要である。時には完食直前で引き返す勇気も持たねばならない。
国名 | 韓国 |
ジャンル | 袋汁なし麺 |
EANコード | 8 801073 113619 |
会社名 | 三養食品 |
製品名 | 麻辣プルダックポックンミョン |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで5分お湯切り |
質量 | Net135g |
熱量 | 510kcal (2135kJ) |
Na | 1.17g |
付属品 | 粉末スープ、かやく(椎茸・大豆蛋白質・人参) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 太い角断面で骨太な食感、激辛ソースに負けないだけのしっかりした存在感がある |
汁・ソース | 激辛+花椒の痺れる辛さ、ナイフを舌に当てるような緊張感、甘さと旨味は控えめ |
具・その他 | かやくを味わう余裕も無い、突き抜けた製品、運動後みたいに食べた後に疲れが出る |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2018/10/20 |
賞味期限 | 2018/11/01 |
入手方法 | 2018/04/25 Seven-Eleven(Thailand) |
税込購入価格 | 55.0 THB |