No.6334は韓国の農心、Mr. Bibim Korean Spicy Chicken Flavour。この製品には説明書きがハングル表示の韓国国内向け版もあるのだが、今回の品は英語・マレー語・タイ語が併記された輸出仕様。中国では拌拌先生という製品名で出ている様子。仕向け地に応じて味を作り分けているかどうかは不明だが、どうも総質量が126gのもの(今回のはこれ)と116gのバージョンがあるみたいなんだよね。
辛い汁なし麺ということから製品の成り立ちとしては、打倒!必殺!三養食品プルダックポックンミョン(炒め麺)!としての使命を課されているように感じるな。
Mr. Bibimという名称はMr. Beanの引っ掛けかな?という気もするのだが、短期間で製品の認知度を上げるための方策としては有効であろう。でももしそうだとしたら、それを農心がやっちゃうというところに現状に対する危機感のようなものを感じられる。
今回の品はタイで購入したもので価格は33.0B(約112円)。一方競合となる三養食品プルダックポックンミョンは45.0~55.0Bで販売されていたのでこの二者の上下関係を見て取れるようだ。ましてプルダックはコンビニ・スーパーのどこでも売られていたのにこのMr. Bibimは限られたスーパーでしか見ることができなかった。
韓国の即席麺としては珍しく茹で時間が2分半と短く、ひと目で判るほど麺が細い。この辺にも従来品や競合品とは違うもの、差別化できるものを作らないといかんという意図があるように思われる。
食べてみて、前述の通り麺は韓国製品らしからぬ細さでちょっと意外性はあるものの、麺質自体は小麦粉以外の澱粉類の添加が多そうなもっちり・しっかりした食感。若干のちぢれはあるものの、丸断面であることからスパゲッティに近いとも感じた。
最初に一口食べて、第一印象はかなり甘いなあと感じたが、五秒ぐらい経ってから怒涛の辛さが沸き上がってきた。辛さの耐性が低い人だと手を出してはいけないレベル。うま味は強く、味や香りもいろいろ感じられるのだが、如何せん辛さが全てを覆い尽くしてしまい、なんだかよく判らない状況。同様にふりかけが付いていてもその効用が有耶無耶に感じられた。
麺の違いから三養食品プルダックポックンミョンと比べて若干の軽快感はあるものの、辛さは同程度。強烈な辛さと甘さをどう感じるかで好みが分かれるだろう。
国名 | 韓国 |
ジャンル | 袋汁なし麺 |
EANコード | 0 31146 03903 6 |
会社名 | 農心 |
製品名 | Mr.Bibim Korean Spicy Chicken Flavour |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで2.5分お湯切り |
質量 | Net126g |
熱量 | 520kcal (2177kJ) |
Na | 1.15g |
付属品 | 液体ソース、ふりかけ(ズッキーニ・ほうれん草・ニンニク) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 韓国の即席麺としては例外的に細い、もちもち食感だが澱粉添加が多そう、パスタ風 |
汁・ソース | とても甘く、少し遅れてから怒涛の辛さが襲う、うま味は強く味や香りの要素は多い |
具・その他 | 辛すぎてふりかけの効能が感じられない、辛さと甘さが過剰で、食べる人を選ぶ製品 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2018/10/15 |
賞味期限 | 2018/11/15 |
入手方法 | 2018/04/26 Bic C(Thailand) |
税込購入価格 | 33.0 THB |