No.8005は日清食品、冷しカップヌードル 鶏塩レモン味。7月の発売以来大きな話題となっている製品。ウチは単なる話題性だけでは滅多に試食として取り上げないのだが、麺の湯戻しにお湯を使わないという点に近未来を感じ、即席麺の歴史の分岐点になる可能性があると思い紹介する。
今回の品は「冷水専用」ということで、推奨する水温が5〜10℃と結構低く、夏の水道水ではこの範囲を大きく逸脱する。しかし丁度良い温度範囲を20℃とかに上方移動させることは多分容易であろうから、携帯食とか非常食への展開が期待できる。本製品が世界を善い方向へと導くのでは?と即席麺愛好家がワクワクする気持ちになる製品である。
食べてみて、これなら軽い食事として十分にイケる!と思った。麺はとても薄くてザラつく舌触りで、これはもちろん熱湯で麺を戻す普通のカップ麺とは大きく異なるものだが、柔軟性にムラはなくきちんと統制が取れている印象。私の価値観では嫌だという気持ちは起きず、余裕で許容範囲内に収まる。
そして揚げ麺らしい香ばしい匂いが仄かに漂ってくるのが即席麺らしさを意識させてくれて嬉しい。下手にノンフライ麺にしないのが良かったと思う。
今回の製品のキモは・喫食に熱エネルギーを必要とせず・我慢を強いられない程度の質感を有し・現実的なコストで大量生産でき・保存性の高い食べ物、が実現できたことにある。私の愛する即席麺が今後様々な問題を解決する可能性を示してくれたことが素直に嬉しく誇らしい。日本の支援物資として水で作るカップ麺が紛争地域の居住区にバラ撒かれるシーンを空想した。(機械設計者だった私はカップに水を同梱するための構造を真剣に考えてしまったよ)
純粋なカップ麺の味としての評価は★2.5点だが、将来性や意気に感じて総合評価には★0.5を加点する。
| 国名 | 日本 |
| ジャンル | カップラーメン |
| EANコード | 4 902105 295489 |
| 会社名 | 日清食品 |
| 製品名 | 冷しカップヌードル 鶏塩レモン味 |
| 謳い文句 | 熱湯禁止 冷蔵庫で冷やした冷水専用(5℃~10℃推奨) 史上初!※冷水5分! ※カップヌードル史上初 |
| 調理方法 | 冷水5分 |
| 質量 | 内容量59g/麺45g |
| 熱量 | 278kcal (1,168kJ) |
| たんぱく質 | 7.3g |
| 脂質 | 12.6g |
| 炭水化物 | 33.8g |
| Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.6+2.6g) |
| 付属品 | なし。粉末スープ、かやく(味付鶏肉・味付卵・ねぎ・赤ピーマン)は混込済 |
| ノンフライ麺 | × |
| 湯切り | 不要 |
| 麺 | 麺は幅2.5mmのとても薄い扁平で、表面はザラついていて、輪郭は明確です。錦糸卵のような舌触りでヒラヒラした食感ですが、適度な粘りがあり、脆さやひ弱さは感じません。水を入れて5分の時点では少しゴワゴワ感がありましたが、食べる時にはほぼ気にならなかったです。一応は揚げ物の香ばしさが感じられます。これをカップ麺の麺として否定することはないと思います。 |
| 汁・ソース | スープは透明度が少し残る淡い茶色で、レモンっぽい酸味と香りが出ています。鶏のうま味が潤沢に出ています。全体的にまろやかな口当たりで、少し混ぜ物が多い印象です。でもスパイスの刺激で退屈さは感じません。また油っぽさはありません。 |
| 具・その他 | 鶏肉は大きくて、粘りや弾力感もあり、麺とは違う歯応えがあって有難味を感じます。どのような製品なのか食べるまで皆目見当が付きませんでしたが、結構まともで存在価値は十分にあると思います。加熱の必要がなく保存性が良い食べ物として、今後様々な展開が期待できそうです。 |
| 総合評価 | ★★★3 |
| 試食日 | 2026/09/09 |
| 賞味期限 | 2026/12/13 |
| 入手方法 | 2026/07/29 相鉄ローゼン |
| 税込購入価格 | 269 JPY |



