No.7488は台湾の維力食品工業、媽媽麵 蒜香排骨風味。お母さんの麺という意味の製品名でにんにくポーク味。味は違うが媽媽麵を食べるのは24年ぶり。タイのNo.1ブランドMAMAも一部中華圏では漢字で媽媽を名乗っているが、商標の衝突はないのかな?
▲昔の媽媽麵(2000年)
維力の袋麺は今回の品を含め、作り方の説明で丼お湯入れ方式と鍋でゆでる方式の両方が書かれているものが多く、最近の試食では台湾で主流と思われる丼お湯入れ方式で作ってきたが、今回は敢えて鍋でゆでて作ってみた。食べ終わってから気付いたが、作り方説明では麺と一緒にスープと調味油を入れて煮込むよう指示があったのに、ゆで上がってから入れてしまったよ。しまった!
食べてみて、日本円換算で60円程度の安価な製品なのに、麺を茹でて作ったからか貧相さは全く感じなかった。というか台湾の袋麺を丼お湯入れで作ったほぼ全ての場合よりも、麺質は滑らかで好ましい。麺が良ければそれにつられてスープも良く感じられるのが不思議な現象。やはりラーメン、即席麺は総合藝術だねえ。
なお媽媽麵という製品名から子供向けの製品なのかもしれないと思っていたが、パッケージはまるで素っ気ないし、中身も特に子供に配慮したような形跡は全く認められなかった。
麺は幅2.5mmの扁平断面で、輪郭は明確。ゆでて作ったので表面は滑らかで、中も緻密だが、ボリューム感は弱い。あまりコシはなくちょっと頼りない食感で、ゆでて作る場合は指定の三分よりも早めに切り上げるのが良いだろう。
スープは濁りがある茶色で、醤油がベースのポーク味。ニンニクと炒めたネギや玉ねぎの香ばしさが強く出ている。辛い刺激はないが、うま味は十分に出ている。隙間がなく退屈しない味のスープである。ただ、強い味でやや単調さもあり、肉や野菜を入れたいところだ。
国名 | 台湾 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 710199 113882 |
会社名 | 維力食品工業 |
製品名 | 媽媽麵 蒜香排骨風味 |
謳い文句 | |
調理方法 | 丼お湯入れ3分/ゆで3分 |
質量 | 内容量80g |
熱量 | 379.8kcal (1,590kJ) |
Na | 1.758g |
付属品 | 粉末スープ、調味油 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅2.5mmの扁平、輪郭は明確、ゆでて作ったので滑らかで緻密、コシは弱く頼りない |
汁・ソース | 濁った茶色、醤油基調の豚肉味、ニンニクと炒めたネギ玉ねぎの香り、辛い刺激なし |
具・その他 | 充実した味だが単調で具を入れたい、安価な製品だが麺をゆでれば貧相さを感じない |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2024/04/03 |
賞味期限 | 2024/04/03 |
入手方法 | 2023/11/02 小北百貨 (Taiwan) |
税込購入価格 | 13 TWD (≒60 JPY) |