No.7422は明星食品、Myojo Ippei-chan Yomise-No Yakisoba。日本で製造した輸出仕様で、説明書きや付属の小袋類は英文化されている。台湾で購入した品なので繁体中文の説明書きシールが貼られていた。パッケージデザインは日本で売られる一平ちゃんとほぼ同じもの(少し前のバージョンかな?)で、主なターゲットは在留邦人なのだろうと推測する。
No.7415で台湾向け輸出版日清のどん兵衛を紹介したが、今回の品は輸出先を限定しないワールドワイド対応。栄養成分の表記は米国の流儀に準じている(これがそのまま通用する国も多い)。バーコードの書式もEANではなく北米向けのUPC。
食べてみて、目隠しをしても「これはきっと一平ちゃんだな」と判るであろう味。私は一平ちゃん夜店の焼そばを食べるのは三年ぶりであり、その後の細かなリニューアルのことは知らないが、麺もソースも一平ちゃんのDNAを承継する、一平ちゃんらしさに満ち溢れているもの。長い間日本を離れ望郷の念に涙を流す際、この一平ちゃん輸出仕様さえあれば寂しさも苦しみも乗り越えることができるはず。(ホントウか?)
一点気になったのは付属のからしマヨネーズで、日本で売られているものは開封のための切り込みが違う。そう、円弧状のカーブを描くマヨビーム噴射式ではないのだ!マヨネージの味自体は特に違和感が無かったが、パッケージの印刷を英文化しただけではない、なにか隠れた事情があるのだろう。特許か?規制か?想像が膨らむな。ちなみに輸出版マヨネーズの切り込みは日本では一般的なマジックカットで、実はこいつを採用する輸出品というのも初めて見る。
麺は2mm弱の角断面で、色は茶色がかっておりソースの混ぜ込みをアピールする。ベトつかずにサラッとした繊細な口当り。細いのでずっしりした重量感はないものの、意外に粘りと弾力感があり脆さは感じない。気泡感もなく、しっとりしている。
ソースは甘めで、液体らしく尖った部分が無く滑らかで、水分が多い印象。ソースっぽさを誇示する香りで、適度な酸味がある。各要素が皆同じ方向を向いている感じで力強いが、反面ちょっと単調でもある。じっくり味わうよりも、勢いをつけてガツガツ食べたくなる。
具はキャベツだけで、からしマヨネーズは香りと刺激のアクセントになっている。日本向けのマヨビームとは袋の切欠き部が異なる。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 0 11152 01246 9 (UPC) |
会社名 | 明星食品 |
製品名 | Myojo Ippei-chan Yomise-No Yakisoba (輸出仕様) |
謳い文句 | 明星一平夜店炒麵日式醬汁味速食麵 一平ちゃん 夜店の焼そば からしマヨネーズ付 |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | 内容量134g |
熱量 | 590kcal (2470kJ) |
Na | 1.830g |
付属品 | 液体ソース、キャベツ、ふりかけ(アオサ・紅生姜)、からしマヨネーズ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 2mm弱の茶色い角断面、ベトつかずサラッとした繊細な舌触り、粘りと弾力感がある |
汁・ソース | 甘めで尖った部分がなく滑らか、ソースを誇示する匂い、勢いがあり力強い反面単調 |
具・その他 | マヨの小袋以外は国内版との差が解らなかった、海外で日本が恋しくなった時に良い |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2023/12/23 |
賞味期限 | 2024/01/31 |
入手方法 | 2023/10/31 全聯福利中心 (Taiwan) |
税込購入価格 | 85 TWD (≒395 JPY) |