No.7611はインドネシアのIndofood、Indomie Mi Instan Rasa Ayam Bawang。汁ありのチキン玉ねぎ味ラーメン。日本の即席麺に例えるならば、サッポロ一番塩らーめん的な定番製品である。
さて、Indofood社はこのIndomieの他にも複数の即席麺ブランドを擁しており、次回Sarimi・次々回Supermiと合わせてブランド別のRasa Ayam Bawang対決を行なうこととする。そもそもこの三ブランドはそれぞれ違う会社が作っていたのだが、長い時間を経る中で徐々に統合してゆき、現在Indofood社の下に集結しているもの。即席麺に歴史あり、だね。
食べてみて、安心安定のチキン味塩ラーメン。一方で結構強烈な唐辛子の刺激があるので退屈な味ではない(辛さは調整可能)。とはいえ暑い国の製品なので鶏の香ばしさは日本の製品にはない癖がある(私は全然嫌じゃない)。玉ねぎの香りは鋭くはなく、じっくりと煮込んだような感じ。
Indofoodのブランド別対決を行なう上で、今回のIndomieが最もメジャーな製品であり基準となる。但し実売価格はどのブランドもみな似たようなもの(3,100IDR≒32円程度)で、明確な上下関係はない。それだけに難しい試食だった(むしろ明確に上質だとか安っぽい等の差異がある方が製品の特徴に言及しやすいので)。
麺は幅2.5mmの扁平断面で、輪郭は明確。適度に水分を吸って重量感があり、頼りなさは感じない。ただ噛み切り感は抑揚がなく単調で平板な印象。でも変な匂いもせず、古風な日本の袋麺程度の食感や品質感は持っている。
スープは濁りのある淡い茶色。基本的に日本の塩ラーメンに近い味だが、鶏肉を炙ったような香ばしい匂いと玉ねぎの香りがよく出ている。付属のチリパウダーを全部入れると明確な刺激があり、辛さが苦手な人は少しづつ入れてみるのがいいだろう。素朴なうま味だが退屈はしない。
辛さ以外に突出した部分はなく、どんな具を入れてもうまく合いそうだ。
国名 | インドネシア |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 0 89686 01001 5 (UPC) |
会社名 | Indofood |
製品名 | Indomie Mi Instan Rasa Ayam Bawang |
謳い文句 | Chicken Onion Flavour |
調理方法 | ゆで3分/電子レンジ5分 |
質量 | 内容量69g |
熱量 | 300kcal(1,256kJ) |
Na | 1.33g |
付属品 | 粉末スープ、調味油、チリパウダー |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2.5mmの扁平、輪郭は明確、重量感があり頼りなさは感じない、歯応えは抑揚がない |
汁・ソース | 濁った淡い茶色、日本の塩ラーメンに近い、鶏を炙った匂いと玉ねぎの香りが特徴的 |
具・その他 | 唐辛子を全部入れると結構辛い、インドネシアのラーメンの定番という安心感がある |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2024/10/15 |
賞味期限 | 2024/12/30 |
入手方法 | 2024/07/05 Grand Lucky (Indonesia) |
税込購入価格 | 3,100 IDR (≒32 JPY) |