No.7589はヤマダイ、ニュータッチ凄拉麺 極太麺と彩り野菜たっぷり濃厚塩味タンメン 。茨城同盟による(?)カスミ専売品。税抜価格は228円。
凄拉麺の紹介は今回がラスト。今まで醤油(No.7549)・油そば(7559)・味噌(7579)と食べてきて、凄麺と同等の質感を備えているものの、際立つ個性を与えずに匿名的な性質であるとともに、絶対に凄麺の領域を侵さないよう調律されている、という印象を持った。なので今回の塩味タンメンも同様であろう。
一方、今回の品は製品名で極太麺を売りにしている。凄麺の塩味で太麺なのは冬の塩らーめん系ぐらいで大半は細麺であるように記憶する。少しは個性を発揮しているのかな?
食べてみて、確かな充足感が得られた。塩らーめんといっても決して繊細さを強調するものではない。太い麺はもちろんスープも重厚で十分な力強さがある。とはいってもギトギトの脂っぽさや派手な香りに依存している訳ではない。
結局今まで食べた三種類の凄拉麺と同様の性質を持っていた。価格に対して十分なクオリティ、派手な飛び道具的な要素は無く、凄麺よりは没個性、といったところか。
四種類の凄拉麺をまとめて評価するならば、積極的に勧められるのは今回の塩味タンメンと濃厚味噌ラーメン。気負わず自由奔放に振る舞っているような印象を持った。一方でコク醤油ラーメンとコク醤油ダレの油そばは凄麺に遠慮して少し萎縮しているように感じられてしまい、もどかしさを感じてしまったな。もちろん悪くはないんだけど。
麺は幅4mmで厚みもあり、重量感がとても大きな舌触り。輪郭はやや曖昧だが、密度が高い感じで粘りもあり、しっかりした歯応えがある。塩味のスープには細い麺を合わせることが多い中、極太の麺というのは新鮮な印象がある。
スープは濁った淡い茶色で、野菜を煮込んだ強い甘さとニンニク臭がある。醤油っぽさは殆どなく、辛い刺激もない。しかし味香りの要素が多く、同じ方向性のうまみで覆い尽くされたような、隙間のない印象がある。華やかさには欠ける。
具の野菜は豊富。キャベツは多く、キクラゲは歯応えに寄与する。原材料名には書いてないが、ニンニクの芽が入っていた。(←記載項目にある「フライドガーリック」がこれに相当するのかもしれない)
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 903088 015392 |
会社名 | ヤマダイ |
製品名 | ニュータッチ凄拉麺 極太麺と彩り野菜たっぷり濃厚塩味タンメン (カスミ専売品) |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | 内容量117g/麺65g |
熱量 | 380kcal(1,591kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.4+5.0g) |
付属品 | 液体スープ、かやく1(キャベツ)、かやく2(コーン・キクラゲ・フライドガーリック・ニンジン・ニラ) |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅4mmで厚い、重量感が大、輪郭はやや曖昧、緻密で粘りもある、塩味に太麺が新鮮 |
汁・ソース | 濁った茶色、野菜を煮込んだ甘さとニンニク臭、辛さなし、高密度の味、華に欠ける |
具・その他 | キャベツは大量、キクラゲとニンニクの芽が効果的、凄麺相当の質感、開放感がある |
総合評価 | ★★★☆3.5 |
試食日 | 2024/09/09 |
賞味期限 | 2024/10/22 |
入手方法 | 2024/06/29 happachanよりいただく |
税込購入価格 | (246 JPY) |