▲パッケージ中央にある「ピリ辛焼きそば」は
透明テープを貼り付けたもので、元からの印刷ではない
No.7498はインドネシアのKarunia Alam Segar、Wingsfood Mi Sedaap Mi Goreng Perisa Asli。同社は巨大なコングロマリットであるWingscorpの事業会社の一つであり、2003年より即席麺事業に参入した。それまで同国の即席麺市場を牛耳ってきたIndofood社を急激に追い上げ、野次馬的な見方をするならインドネシアの即席麺を面白くした立役者といえよう。
Perisa Asliはオリジナル味という意味で、汁なし麺のミーゴレンとしては最もベーシックな味。No.7478で姉妹品のAyam Krispi(クリスピーチキン味)を紹介している。
食べてみて、適度に南国風の異国情緒さを感じさせてくれる一方で、日本人にも十分に受け入れられそうな製品である。
麺の質感は日本のラーメンや焼そばと比べて何ら遜色なく、甘めのソースはお好み焼きやソース焼そばを愛する日本人との相性が良さそうだ。ふりかけのフライドオニオンは香ばしさと歯応えが心地良い。そしてこれらの要素がとても良くバランスしている。
Indofood社のIndomieミーゴレンも軽やかで私の好きな製品だが、重厚な手応えが得られるという点でより日本人との相性が良いのはこのSedaapだろうと思う。
麺は幅2mm強の角断面で、ふくよかでボリューム感に富むので、測った寸法よりも太く感じる。しっとりした粘りがあって緻密。麺の原材料名には書かれていないが、タピオカ澱粉の添加がありそうな食感。競合のインドゥミーが軽快なのに対し、こちらは重厚。
ソースは甘くて香ばしい醤油だれのような匂いに、チリソースによる心地良い辛さが出ている。インドゥミーと比べるとコッテリして強い味だが、変な癖が無くバランスが取れた味になっている。うま味は強く、退屈しない味。パッケージの写真通り、半熟の目玉焼きが似合いそうな味である。
フライドオニオンは大量で、香ばしいのと同時にサクサク・コリコリした軽快な歯応えが心地良く、この製品の大きな魅力になっている。
国名 | インドネシア |
ジャンル | 袋ミーゴレン |
EANコード | 8 998866 200301 |
会社名 | Karunia Alam Segar |
製品名 | Wingsfood Mi Sedaap Mi Goreng Perisa Asli |
謳い文句 | Jelas Terasa Sedapnya Favourite, Bawang Goreng Rangup KRIUK KRIUK |
調理方法 | ゆで3分お湯切り |
質量 | 内容量90g/麺65g |
熱量 | 420kcal (1,758kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.97g) |
付属品 | 液体ソース、粉末ソース、調味油、チリソース、フライドオニオン |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 2mmの角断面、ふくよかで量感大、しっとりした粘りがあり緻密、重厚とすら感じる |
汁・ソース | 甘く香ばしい醤油ダレ似のソース、心地良い辛さ、強い味だがバランス良く退屈せず |
具・その他 | 揚げ玉ねぎは香ばしさと歯応えで貢献度大、適度に南国的で日本人にも受けそうな味 |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2024/04/17 |
賞味期限 | 2024/05/08 |
入手方法 | 2024/02/21 やまか |
税込購入価格 | 108 JPY |