No.7435 日清食品 (Hong Kong) 出前一丁 北海道味噌豚骨湯味

No.7435は香港の日清食品H.K.、出前一丁 北海道味噌豚骨湯味。香港の出前一丁はとても多彩な製品を揃えており、揚げ麺の他に棒状麺やマカロニまである。今回の製品は揚げ麺で日本當地系列(ご当地シリーズ)に属するもの。

台湾で買った品だが、パッと見て「あれ?」と違和感が生じた。中国語では豚のことを「猪」と表記するので、豚骨ではなく猪骨ではないのか?

▲香港国内仕様の北海道味噌「猪」骨湯味
日清食品H.K.のサイトより拝借
台湾輸出版とは細部がいろいろ異なるね
小さなローマ字は「Tonkotsu Flavour」になっている
EANコードは香港版と台湾版で同一

帰国した後に調べたら、日清は香港で同じ製品を「猪骨」として売っていた。今回購入した品は台湾の代理店(正暉Falken)が輸入したもので、印刷も台湾仕様に置き換わり、製品名を「豚骨」に替えたようだ。台湾では「豚」の方が日本を想起させて有利という判断かな?

食べてみて、日本人が全く違和感を持たずに済む味噌豚骨スープであり、とても味香りが充実していて好ましい内容だと思った。更にラー油の刺激と香りは出前一丁ファミリーとしてのアイデンティティをしっかりと継承している。

そして麺も出前一丁クオリティを保っており文句ない。のだが、この味噌豚骨スープとのマッチングは今一つで、正直言って負けている。醤油や塩味だったらこの麺でいいんだろうけど。手間やコストは掛かるけど、もう少ししっかりした麺にして欲しいな。

麺は2mmの細い角断面で、表面には張りがある。適度なふくよかさがあり、脆さは無く、質感は日本の出前一丁と同様に良い。但しやや重量感や存在感に欠け、醤油や塩味ならともかく、みそ味のスープに対しては少し弱い印象を受けた。

スープは開放的な雰囲気で、若干ミルキーさも感じる味噌味。獣臭さこそないが豚骨味が効いている。心地良いピリ辛で、ラー油っぽい刺激は出前一丁の伝統を引き継いでもいる。うま味は十分で、隙間の無い、退屈しない味である。

存在感の強いスープなので、どんな具を入れても受け容れてくれるくれるだろう。

国名 香港
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 4 897878 800018
会社名 日清食品H.K,
製品名 出前一丁 北海道味噌豚骨湯味 (台湾輸出仕様)
謳い文句 香港製造
調理方法 ゆで3分
質量 内容量100g
熱量 436kcal (1825kJ)
Na 1.550g
付属品 液体スープ、粉末スープ
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
2mmの細い角断面、表面に張りがある、適度なふくよかさ、日本の出前一丁と同水準
汁・ソース 開放的なみそ味、ミルキーさがある豚骨、獣臭さ無し、ラー油の辛さ、隙間のない味
具・その他 具を選ばない懐の広さ、日本人にも全然違和感のない味だが、スープに対し麺が弱い
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2024/01/17
賞味期限 2024/03/29
入手方法 2023/11/01 勝立生活百貨 (Taiwan)
税込購入価格 27 TWD (≒126 JPY)