No.7371 藤原製麺 北海道ラーメン かに三昧 みそ味

No.7371は藤原製麺、北海道ラーメン かに三昧 みそ味。ここ暫くのあいだ北海道のかに味みそラーメンを集中して紹介してきたが、トリとなる今回はメジャーな藤原製麺の製品とする(もう一方の雄たる菊水には現在かに味ラーメンが存在しない)。

とはいってもウチで紹介した七製品が全てではなく、まだまだたくさんの製品が存在する。今年の初夏に車で北海道へ行ったのだが、各地の道の駅を周っているうちにさまざまな種類のかに味の味噌ラーメンが気になりだして、それ以降は意識して購入するようにしてきた。そしていざ食べてみるとみんな違うのが面白い!出かけた際は何かテーマを決めて買い物をすると、楽しみが倍増するねえ。

食べてみて、バランスが良くまとまっている堅実な製品。今まで紹介してきたかに味みそラーメンを例えるならば家内制手工業というか、ややこなれていないアマチュアっぽさがあり、それはそれで魅力だったりするのに対し、今回の藤原製麺は世慣れして経験豊富なプロの仕事という感じ。全て計算され尽くされている。

このジャンルの製品としては比較的安価(税込227円で購入)だが、北海道のかに味みそラーメンに期待するものは大抵備わっている。そしてメジャーブランドならではの安心感も付いてくる。ローカルでマイナーな製品に付随する「ハズレを引くかもしれない」という不安がないのだ。

いろいろな北海道のかに味みそラーメンを食べた総論としては、わざとらしくかにの香料を強烈にプンプン漂わすような製品は一つもなかったのが喜ばしい。逆にもうちょっとかにっぽい演出をしてもいいのに、せっかく土産で買っても有難味に欠けるなあと思うものはいくつかあった。

あと使っているのがかにの身か、(甲羅に入っている)かにみそかは物によって違い、両方使っているものもある。どちらか一方を目的とするならば、面倒臭いけど原材料名で確認するのが確実だね。

麺は2mm強で、角は感じられず、表面は滑らか。適度なコシとしなやかさを両立しており、中華麺らしい匂いも良く出ている。最近北海道ローカルのかに風味ラーメンを続けて食べてきたが、やはり藤原製麺の麺はこなれた感じがするなあと思った。

スープは濁り感がある味噌味で、少し甘めで、何のかにかはよく分からないが、身の匂いとかにみその香ばしさの両方がほのかに感じられる。でも過剰なわざとらしさはなく自然。うま味は潤沢に出ており塩分も強めだが、動物性の脂っ気は少なく辛い刺激もない。

決して派手な自己主張をしないスープなので、あまり強い味の具は入れない方がいいだろう。

国名 日本
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 4 976651 085221
会社名 藤原製麺
製品名 北海道ラーメン かに三昧 みそ味
謳い文句 生麺じっくり二日乾燥製法 この手間が、この麺のおいしさの秘訣です。●イラストは味をイメージしたもので、毛がには使用しておりません。
調理方法 ゆで4.5分
質量 Net107/麺70g
熱量 350kcal (1465kJ)
Na ~g(食塩相当量6.7g)
付属品 液体スープ
ノンフライ麺
湯切り 不要
幅2mm強で角は鋭くなく表面は滑らか、コシとしなやかさが両立、香り良し安心品質
汁・ソース 濁り感がある味噌味、少し甘めでほのかにかにの身とみその香り、旨味と塩分が強い
具・その他 脂っ気や辛い刺激は弱い、ブランドから来る信頼感を、決して裏切らない堅実な製品
総合評価 ★★★3
試食日 2023/10/07
賞味期限 2024/01/06
入手方法 2023/07/04 稚内副港市場
税込購入価格 227 JPY