No.7358は一(はじめ)、宮崎牛ラーメン。同社は宮崎の会社で宮崎辛麺や辛辛麺を扱うところだけど、あちらは製造が福岡の栗木商店なのに対して今回の品の製造は鹿児島のヒガシマル。
黒地に金文字でドーンと「宮崎牛」!重厚で威厳のあるパッケージデザインだね。だが手に取ってみると外装フィルムの安っぽい手触りや(液体無しで)粉末スープらしき軽さなど、見た目程には重厚じゃないな、ってのが分ってしまう。まあ実際のところはDAISOで買った税抜100円の製品であり、揚げ麺+粉末スープという価格相当の構成である。委託製造先にヒガシマルを選定したのは、DAISO向けに安く大量にという要件があったからかな?
食べてみて、中身の印象は重厚なパッケージデザインではなく、手で持ってみて感じる安っぽさの方に近い。力強い「宮崎牛」の文字から力強い牛肉味を期待すると、違う!これじゃあない、と思ってしまうかもしれない。まあ値段が値段なので諦めも納得もできるのだが。
良質な牛肉を添えたら美味しいだろうと思うのだが、下手をすると即席麺本体より高くなっちゃうだろうし、牛肉だけ単体で食べた方が幸せになれるかな。
面白い演出として、表面が滑らかな麺がスープのとろみと相まって、ぬめるような食感が実現されている。この製品に相応しいかどうかは微妙だが、目新しさは感じた。
麺は2mm強の細めで、表面は滑らか。これとスープのとろみが相まって、ぬめるような舌触りになっており、最初びっくりした。でも麺自体は昭和っぽさを感じる古風な揚げ麺で、素直ではあるが、コシとか重量感はあまり感じられない。
スープはドロッとした澱粉質の粘性がある(お湯の量が400mlと少なめなのは、とろみを強調させる意図が伺われる)。優しい醤油味で、牛肉の風味はあまり強くなく、むしろ魚介ダシの存在を意識する。辛い刺激はない。とろみがうま味や香りを覆い隠してしまうというか、単調さを胡麻化しているような印象を受けた。なので食べていて少し 間接的なもどかしさを感じてしまう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 514017 015538 |
会社名 | 一(はじめ) |
製品名 | 宮崎牛ラーメン (製造はヒガシマル) |
謳い文句 | おいしさ日本一宮崎牛 濃厚なコクの中に宮崎牛の旨味がつまった、深い味わいが麺にからむあとひくおいしさ |
調理方法 | ゆで2〜3分 |
質量 | Net82.5/麺70g |
熱量 | 361kcal (1511kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.1+4.3g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2mm強の細めでぬめるように滑らか、昭和っぽい古風な揚げ麺、コシや重量感は弱い |
汁・ソース | 澱粉質のとろみ、優しい醤油味、牛肉風味は弱く魚介ダシが目立つ、刺激はなく単調 |
具・その他 | 味や香りが間接的でもどかしい、パッケージの力強さに惹かれて買うと失望するかも |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2023/09/18 |
賞味期限 | 2023/11/08 |
入手方法 | 2023/06/02 Daiso |
税込購入価格 | 108 JPY |