No.7345はNissin Foods Thailand、Thai Signature Stir Fried Spicy Lobster with Kapi & Dried Chili。辛口エビ焼そば。タイ語だとไทย ซิกเนเจอร์ รสกุ้งมังกรผัดกะปิพริกแห้งとなる。タイの日清食品がパッケージを日本語化して生産した製品。
焼そばといっても麺をゆでた後に湯切りを行なうので実際には焼かない。スプーン一杯分を残して湯切りしろ、というのは三養ブルダック以降世界中に蔓延している作り方だが、残す量の調節が難しいので私は苦手。今回も水分過多でベチャベチャになっちゃったよ。
食べてみて、香りと刺激が心地良く、適度な異国情緒も感じられて好ましい一品。東南アジア製品としては麺の質感も良い。
だがしかし・ところが・けれども量が少なすぎる(内容量67g/麺52g)のが日本人にとって最大の欠点。食べ始めて「おっ、結構イケる!さあこれから箸を持つ手と顎の咀嚼をターボで高速回転だ!」と加速体制に入る手前で食べ終わってしまうのだ。
タイの人は一日に三食ではなく、少ない量を五回ぐらいに分けて食べる場合も多いとのこと。そのせいかタイの即席麺は汁ありの袋麺で内容量が60g程度の小ぶりなものが多い。その点で今回の製品も立派なタイ仕様であり、中身に関しては下手な日本向けのローカライズをしていないことの表れだと思う。
大食いを自認する人は一度に二食分作ることを強くお勧めする。
麺は太さ3mmで、角は丸められており、内側から膨れたようなふくよかな舌触り。重量感もあり、しっかりした存在感がある。コシはあまり強くなく、歯応えも鈍め。タイ製品では珍しく(丼お湯入れ方式ではなく)鍋てゆでる作り方のため癖のある油臭さがない。ただ最大の難点は麺の質量が52gしかないことで、あっという間に食べ切ってしまう。
ソースはピリ辛程度の刺激があり、甘めで、海老の深みのある香ばしさが出ている。あと柑橘類を濃縮したような、チクリと刺さるような酸味があって奥行き感の演出に効果的。魚醤っぽい香りも感じる。うま味は十分に強く、全体的に隙のない、充実感のある味。
強い味のソースなので、海老でも肉ても野菜でも入れる具は選ばないし、具なしでも全然寂しくない。
国名 | タイ |
ジャンル | 袋汁なし麺 |
EANコード | 8 852528 005034 |
会社名 | Nissin Foods Thailand |
製品名 | Thai Signature Stir Fried Spicy Lobster with Kapi & Dried Chili (Dry Type) |
謳い文句 | 辛口エビ焼そば タイの海老醤”カピ”使用 |
調理方法 | ゆで4分お湯切り |
質量 | Net67/麺52g |
熱量 | 308kcal (1290kJ) |
Na | ~g(食塩相当量3.2g) |
付属品 | ペースト状スープ、粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 幅3mmでふくよかな舌触り、重量感もある、コシは弱く鈍い歯応え、量が少なすぎる |
汁・ソース | 甘めでピリ辛、海老の深みのある香ばしさ、柑橘類を濃縮した酸味、充実感のある味 |
具・その他 | 強い味なので具を選ばず、素で食べてもいい、大食いの人は一度に二個食べるのが良 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2023/08/31 |
賞味期限 | 2024/01/13 |
入手方法 | 2023/07/12 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 149 JPY |