No.7325 日清食品 北のどん兵衛 鴨だしそば(北海道限定)

▲左が北のどん兵衛、右は日清のどん兵衛(北海道除く全国版)
調理例写真は同じものだが、切り出し方が違う
北海道の地図には利尻・礼文・北方領土もしっかり含まれる

No.7325は日清食品、北のどん兵衛 鴨だしそば。北海道限定。

日清食品と東洋水産の和風麺は味を地域によって何通りかに分けていることが良く知られているが、それはあくまでメジャー製品であるきつねうどん&たぬきそばの話。それ以外の製品について東洋水産はほぼ全国一律なのに対し、日清のどん兵衛は北のどん兵衛(2009年10月発足)と称して北海道限定品を持っている。それが今回の鴨だしそばであり、他にカレーうどん・きつねそば・天ぷらうどん(かき揚げ天ぷらうどんではない)がある。北海道に関しては日清の方が対応が手厚いね。

▲上が北のどん兵衛、▼下は日清のどん兵衛(全国版)
JASマークの認証番号は共にNo.192
カップは同形状

北海道版と(北海道を除く)全国版を続けて食べてみて、その差は意外に大きいと感じた。端的に言って北海道版は甘めで昆布だしが潤沢で柔らかい口当たり、東版は醤油と塩の存在感が強くて力強い。特徴的な鴨油の匂いは共通する。あと(量を除く)麺と具は違いが判らなかった。私個人の好みは僅差で北海道版かな。

但し他にもスペック的に意外な差が存在する。内容量が全国版は105g(麺72g)に対し北海道版は94g(66g)。麺の量は気付くかどうかのスレスレの違いだと思うが、食前に知っていたためか、通常よりも満腹感が僅かに足りないように感じた。これに伴って必要なお湯の量が全国版は370ml、北海道版は410mlという差もある。当然エネルギーや食塩相当量も違っている。

というわけで、北海道に行ったら北のどん兵衛を買って帰ろう!

▲上が日清のどん兵衛(全国版)
液体つゆ(黄緑):No.321、かやく:No.188
▼下は北のどん兵衛
液体つゆ(ピンク):No.273、かやく:No.053
分類上はかやくも別物だね
つゆの小袋切断面は全国版がギザギザ、北海道版は一直線
(マジックカットだからギザは要らない筈)
北海道版のみどん兵衛のロゴ入り

麺は幅2.5mmで薄く、ボリューム感に乏しい。輪郭は明確で、表面はべとつかずにサラッとした舌触り。縮れは弱く、サラサラと軽快に食べられる。続けて食べた全国版の鴨だしそばとの違いは判らなかった。

スープは甘めで、まろやかな口当たり。昆布のうま味と香りが強く出ている。比較すると全国版は醤油濃度が濃く、ハッキリした味になっている。どちらも鴨の油の匂いが力強い印象で、辛い刺激はない。

具は鴨の肉団子風大豆蛋白質が三~四個、大きなネギと揚げ玉で、全国版との差は判らなかった。

国名 日本
ジャンル カップそば
EANコード 4 902105 247631
会社名 日清食品
製品名 北のどん兵衛 鴨だしそば (北海道限定)
謳い文句 旨味たっぷり鶏つくね
調理方法 熱湯3分
質量 Net94/麺66g
熱量 370kcal (1549kJ)
Na(麺具+汁) ~g(食塩相当量1.5+4.0g)
付属品 液体スープ、かやく(鶏つくね・ねぎ・揚げ玉)
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
幅2.5mmで薄く量感に欠ける、弱縮れで輪郭明快、サラッとした食感、全国版と酷似
汁・ソース 甘く昆布だしが強く柔らかな口当たり、全国版は醤油濃度が濃く塩分きつめで強い味
具・その他 鴨油の匂いや具は全国版と酷似、スープの差は意外と大きい、あと僅かに麺が少ない
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2023/07/28
賞味期限 2023/10/06
入手方法 2023/07/01 フクハラ
税込購入価格 160 JPY