No.7227はまるか食品、ペヤング 味の大関やきそば。No.7207で袋の汁ありラーメンの「味の大関 復刻版」を紹介している。味の大関はまだペヤング銘が無い1966年に袋の汁ありラーメンとして発売され同社発展の礎となったが、「ペヤング」ブランドのカップ麺が登場すると主役を譲ってひっそり引退。その後何度かカップラーメンとしての復刻版が出た。しかし私の知る限り味の大関を名乗る焼そばは今回の品が初めて。なので「復刻版」とは書かれていない。
▲昔のカップ版「味の大関 復刻版」(2001年、2009年)
「味の大関 復刻版」は発売後短期間で終売となったのに対し、今回の品は昨年10月の発売なのにまだ同社のサイトに製品情報が載っている。レギュラー商品化するのかな?
食べてみて、昭和の時代の中華そばを明確に連想させる焼そば。また如何にも安直な企画モノという感じの粗雑さを感じさせず、バランスが良くまとめられた製品である。変に目立つような味や香りの演出は無く、堅実とさえ表現できる普遍性があるものの、それでいて十分に個性的で面白い。
No.7207で紹介した袋の汁ありラーメン「味の大関 復刻版」と比べても、はるかに製品としての佇まいがビシッと明確なのだ。これなら醤油味の焼そばとしてレギュラー商品の座を確保しても不思議ではないと思う。
麺は幅2mmの細い角断面で、少し気泡感があるが、ベトつかずにサラッとした軽快な口当り。庶民的というか、いつものペヤングらしく揚げ物の香ばしさが漂い、安っぽいながらも食べていて心地良さを感じる。
ソースは食べた瞬間に中華そばを連想させる醤油味。昔ながらの澄んだ鶏ガラベースのラーメンスープを、上手く焼そばに仕立てたような感じ。濃厚な味ではないが、うま味はやや調味料的でかなり強い。植物性の脂っぽさがあり、辛い刺激はない。
具はナルトやコーン。欲を言えばこれに中華そばのようにほうれん草やメンマ、チャーシューがあればなあと思った。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 902885 008682 |
会社名 | まるか食品 |
製品名 | ペヤング 味の大関やきそば |
謳い文句 | <しょうゆ味> |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net110/麺90g |
熱量 | 543kcal (2273kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量3.0g) |
付属品 | 液体ソース、かやく(コーン・ねぎ・なると) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 幅2mmの細い角断面、気泡感はあるがベトつかずに軽快、いつもの庶民的なペヤング |
汁・ソース | 鶏ガラだしの中華そばを意識させる醤油味、濃厚ではないが旨味は強い、辛くはない |
具・その他 | 具はナルトやコーン、メンマや焼豚が欲しい、ラーメン風の焼そば、個性的で面白い |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2023/02/10 |
賞味期限 | 2023/03/31 |
入手方法 | 2022/10/19 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 138 JPY |