No.7220は福島の五十嵐製麺、平打ちちぢれ極太麺 喜多方こってり醤油味。三食パックで税込583円で購入。同社のサイトにはこの製品の情報が載っていないようだが、捜し方が悪いのかな?
というかネットを捜すとサイトに載っていない製品がゾロゾロと出てくるわ、更に輸出向け(確認しただけで21か国!)の製品もあるわで、小規模ながら結構いろいろな活動をしていそうな会社である。
同社の製品は随分前に何度か食べているが、正直言って仰々しい割には麺とスープが違う方向を見ているような、或いはきちんと融和できていないような歯痒い印象を持っていた。今回の試食で昔の印象が覆っていると良いのだが。
食べてみて、麺とスープがスクラムを組んで、一つの目標へ向け蒸気機関車のように力強く突き進んでいくような印象。これは、かつて経験した五十嵐製麺とは全く異なる姿である。少々押しが強すぎて繊細な味わいに欠けたり、食べていて疲れやすい味だという側面もあるが、製品としてのアピール力、人を納得させる力は格段に向上しているといえよう。
その一方で、(私が持っている)喜多方ラーメンのイメージとは少し離れてしまったかな?という気もする。これは今回の製品がふてぶてしいほどにコッテリした醤油豚骨であることも関係しているかもしれない。姉妹品に「喜多方あっさり醤油味」もあるようなので、見つけたら買ってみよう。
麺は幅4mmの太い扁平形状で、輪郭はやや曖昧で穏やかな舌触り。隙間なく小麦粉が詰まったような、ズッシリとした重量感がある。時間による伸びも少なく、最後までしっかりしてしぶとい歯応えを保つ。ラーメンらしい香りもきちんと出ている。
スープは濁り感がある茶色で、素直な醤油味ではない。魚介や豚骨っぽいダシがブレンドされている、隙間のない味である。辛い刺激などの尖った部分もない。湯切りを行わないためか若干の雑味というか騒がしさが感じられ、抜けるようなクリアさはない。
塩分がかなり強く脂っ気もあるが、体には良くなさそうだという罪悪感を持ちつつちびちびとスープを舐めてしまうよ。麺とスープの双方が強く主張しているので、具はこの二者を妨げないものがいいだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 967448 006130 |
会社名 | 五十嵐製麺 |
製品名 | 平打ちちぢれ極太麺 喜多方こってり醤油味 (3人前) |
謳い文句 | 2日間低温熟成させた |
調理方法 | ゆで5分 |
質量 | Net121.5/麺80g |
熱量 | 409kcal (1712kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量6.7g) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅4mmの太い扁平、輪郭派やや曖昧、ズッシリした重量感、伸びも少ない、香り良し |
汁・ソース | 濁った茶色、魚介や豚骨ダシの隙間がない醤油味、刺激無し、塩分強く脂っ気もある |
具・その他 | 麺とスープの双方が強く主張する、昔の同社製品とは違い麺とスープが融和している |
総合評価 | ★★★☆3.5 |
試食日 | 2023/01/31 |
賞味期限 | 2023/03/20 |
入手方法 | 2022/10/17 ネクスコ東日本リテイル磐越自動車道阿武隈高原SA上り線 |
税込購入価格 | 583 JPY /3p |