No.7189 ヤマダイ ニュータッチ 懐かしの野菜タンメン

No.7189はヤマダイ、ニュータッチ 懐かしの野菜タンメン。夏に買った製品だがその直後にリニューアルされ、現在は「懐かしのキャベツタンメン」という製品名に変わっている。フタの下にある「チキンと野菜の旨味が効いた!」というコピーは新旧で共通しており、リニューアル後は具の人参が消えた代りに内容量は79→80gに微増、まあ大きな変化は無いだろう。

▲懐かしの野菜タンメン(2003年版)
デザインもあまり変わっていないなあ

ウチの記録にある最古の野菜タンメンは2003年のもの。本製品がニュータッチヌードル発売当初(樹脂製フタの凹部に透明フォークが組み込まれたやつ)の塩味から延々と遡る系譜であると考えれば半世紀の歴史がある訳で、そう易々と味を変える訳にはいかんだろうしなあ。

食べてみて、気軽で簡便な食べ物であることに徹している製品。中途半端に生のラーメンに近付けるつもりなどは毛頭なさそうで潔い。胸を張って「俺は、生まれも育ちもスナックめんだぁ」と啖呵を切っているようでもある。
即席めん類品質表示基準という法令で、2000年まではカップ麺のことを袋麺と区別するためにスナックめんと呼んでいた。上の文章は古風なカップ麺、という意味でこの語を用いた。

ここにはノンフライ麺の緻密さも、液体スープの上品さも、プリプリした肉も無い。あるのは気泡感のある揚げ麺に、粉末スープの平板な味に、日向臭い野菜だけ。

でもそれで何が悪い?食べて笑顔になれるなら、それでいいじゃないか。ストレスで眉間にシワを寄せて食べる高級即席麺よりもこっちの方が美味しいぞ!と問われているような気がした。
夜空を見上げながら希望を感じたい人へ。(って抽象的かな?)
微かな希望を感じたからこの手の製品では珍しく★2.5点。

麺は幅2mmの細めで、角は丸められていて優しい舌触り。輪郭はやや曖昧で気泡感が結構強く軽い食感。コシとか重量感はない。あまり深く考えずに、ササっと食べるような麺である。

スープは淡い色で若干の透明感が残る。後入れの粉末スープだがとろみはない。甘みと野菜の香りが強い塩味で、白胡椒の刺激が強いので退屈さは感じない。僅かに生姜の香りがする。

具のキャベツは量が多い。ニラが意外に効果的でもっとたくさん欲しい。胡麻は粒が数えられる程度しか入っていない。

国名 日本
ジャンル カップラーメン
EANコード 4 903088 003450
会社名 ヤマダイ
製品名 ニュータッチ 懐かしの野菜タンメン
謳い文句 すっきりした塩味 チキンと野菜の旨味が効いた!
調理方法 熱湯3分
質量 Net79/麺65g
熱量 357kcal (1495kJ)
Na(麺具+汁) ~g(食塩相当量1.8+3.8g)
付属品 粉末スープ、かやく(キャベツ・コーン・ニンジン・ニラ)
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
幅2mmで細く優しい舌触り、輪郭は曖昧で気泡感が結構ある、コシや重量感に欠ける
汁・ソース 少し濁った淡い色、後入れだがとろみなし、甘みと野菜の香りが強い、白胡椒の刺激
具・その他 キャベツは大量、ニラが意外に効果的、飾らず気軽で簡便な食品であることに徹する
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2022/12/11
賞味期限 2022/12/27
入手方法 2022/07/11 クリエイトSD
税込購入価格 95 JPY