No.7079はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 徳島ラーメン醤油とんこつ味。昨年の初夏にスーパーで何度か遭遇し、次に来た際に買おうと思っていたその直後、私の周辺からサーっとブツが引いてしまって購入不能となってしまった。即席麺あるある話ではあるものの、海よりも深く反省。一期一会精神を深く胸に刻んだものである。
▲すだちくん各種ポーズ(徳島県のサイトから拝借)
なお今回の製品にすだちは不使用
ところが年明け頃から再び出回るようになる。神が与えしこのリトライのチャンス、決して無駄には致しません。パッケージの右上には徳島県マスコットの「すだちくん」が私を呼んでいる。このキャラクターは承認申請を行なえば無償で製品に表示できるのね。(予備知識無しで見たらすだちには見えないかも)
食べてみて、とても真面目かつ丁寧に作られた製品だと思った。後述する卵黄ソース以外は食す人の真正面を向いた正攻法で構築されていて、ハッタリや誤魔化しが少なく誠実さを感じるもの。
別添で卵黄ソースが付いており、生卵を落としたような雰囲気を手軽に再現できるのは良いのだが、どうしても生卵のリアルな質感には敵わない。手元に生卵がある場合はそれを使った方が断然良いと思うし、卵黄ソースは使わない方がいい。とすると無駄になってしまうのでちょっとモッタイナイ精神が込み上げてくる。
麺は細めの角断面で、輪郭は明確。密度が高く小麦粉がみっちり詰まっている感じで存在感がある。ただ意外に香りや歯応えは抑制的で淡々としており、強く自己主張をしたり情緒に訴えるような麺ではない。
スープは濁り感がある薄めの茶色で、安い豚肉を醤油でじっくりと甘辛く煮込んだような匂いがする。豚骨臭はほとんどしない。液体スープの濃縮度が低く、喉越しがとても自然。結構塩辛く(塩分相当量9.1g)油も多めで、体には悪そうなのだがついついスープをゴクゴクと飲んでしまいたい!という衝動に駆られる。
卵黄ソースは玉子の黄身っぽくコッテリした舌触りだが結構強い味も付いている。だがどうしても作り物臭っぽさが伴っていて、出来るならば本物の生卵を入れたいところ。四角い肉は小さくて薄いがしっとりして柔らかく、香りも良いので結構リアルである。メンマは筋っぽいが歯応えがいいアクセントになっている。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 903088 015477 |
会社名 | ヤマダイ |
製品名 | ニュータッチ凄麺 徳島ラーメン醤油とんこつ味 |
謳い文句 | 醤油ダレが効いた濃厚なスープ スープがまろやかに 卵黄ソース付き 徳島県マスコット「すだちくん」※本品にすだちは使用しておりません。 |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net124/麺60g |
熱量 | 378kcal (1583kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.3+6.8g) |
付属品 | 液体スープ、卵黄ソース、かやく(味付豚肉・メンマ・ねぎ) |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めの角断面で輪郭は明確、密度が高く存在感大、香りや歯応えでの自己主張は弱い |
汁・ソース | 濁り感あり、安豚肉を甘辛く煮込んだ匂い、豚骨臭は弱い、喉越し自然で結構塩辛い |
具・その他 | 卵黄ソースは効果的だが生の卵には負ける、小さな肉はリアル、真面目で丁寧な製品 |
総合評価 | ★★★☆3.5 |
試食日 | 2022/05/02 |
賞味期限 | 2022/07/10 |
入手方法 | 2022/02/08 食品館あおば |
税込購入価格 | 214 JPY |